高橋飛翔

ナイルの社長をやってます。DX・マーケティングに関するコンサルティングを中心としたホリ…

高橋飛翔

ナイルの社長をやってます。DX・マーケティングに関するコンサルティングを中心としたホリゾンタルDX事業、オンライン主体のマイカーサブスク関連事業を展開する自動車産業DX事業を展開。以前のブログは https://hisho-tk.com からどうぞ。

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  • 高橋飛翔ブログ

    「デジタル革命で社会を良くする事業家集団」ナイルの社長、高橋飛翔のブログです。主に経営や組織論についてアウトプットしています。

  • 高橋飛翔のMaaSミライ研究所

    MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく研究マガジンです。

最近の記事

経営を一極集中から多極分散へ。超速の経営制度「N-GEARS(エヌギアス)」

昨日、この8ヶ月の間に選任した執行役員たちを対外的に発表しました。1年前には2人だった執行役員が9名へと増加し、ナイル経営チームも常勤取締役を含めて総勢14名の体制となりました。 経営組織として「そんなに人数が必要なのか」という意見もあるかと思います。実際、単一プロダクトで投資対象を絞って短期にグロースさせていくスタートアップでは取締役CXOなど5人以内の常勤経営陣でチーム構築をするのが一般的でしょう。 ですが、ナイルはすでに複数の事業領域で事業を展開しており、社員数も2

    • 「移動貧困社会と高齢者の免許返納問題」楠田悦子×高橋飛翔対談

      MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。 今回は、自動車事故や免許返納問題などで揺れる高齢者ドライバーの現状課題に鋭く切り込んだ『移動貧困社会からの脱却 免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット』(時事通信社)を2020年12月10日に上梓されたモビリティジャーナリストの楠田悦子さんと、超高齢社会におけるモビリティの在り方について語り合いました。 移動貧困社

      • 「人の運転する車がアトラクション化する未来はすぐそこに」人工知能研究センター 野田五十樹×高橋飛翔対談【後編】

        産業技術総合研究所 人工知能研究センター 総括研究主幹博士(工学)で株式会社未来シェア取締役の野田五十樹さんと、自動配車システム「Smart Access Vehicle System(SAVS)」が作るオンデマンド交通の未来をテーマにした対談の後編です。SAVSの誕生秘話や実用の様子についてお話を伺った前回に引き続き、今回はSAVSの課題や、SAVSによって広がるオンデマンド交通の未来図についてです。 AIがはじき出す最適は、人の満足度を満たすことができるのか? 高橋飛翔

        • 「自動配車システムSAVSが導く、これからのモビリティ社会」人工知能研究センター 野田五十樹×高橋飛翔対談【前編】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。 今回は、産業技術総合研究所 人工知能研究センターを訪ね、株式会社未来シェアとともに手掛けるオンデマンド交通の自動配車システム「Smart Access Vehicle System(SAVS:サブス)」について、産業技術総合研究所 人工知能研究センター 総括研究主幹博士(工学)で株式会社未来シェア取締役の野田五十樹さんにお話を伺

        経営を一極集中から多極分散へ。超速の経営制度「N-GEARS(エヌギアス)」

        • 「移動貧困社会と高齢者の免許返納問題」楠田悦子×高橋飛翔対談

        • 「人の運転する車がアトラクション化する未来はすぐそこに」人工知能研究センター 野田五十樹×高橋飛翔対談【後編】

        • 「自動配車システムSAVSが導く、これからのモビリティ社会」人工知能研究センター 野田五十樹×高橋飛翔対談【前編】

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        記事

          「MaaSアプリ開発を支える立役者に聞く、未来のジャパンスタンダードなMaaSとは?」 株式会社ヴァル研究所 菊池宗史×高橋飛翔 対談【後編】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。前編に引き続き、株式会社ヴァル研究所 菊池代表に「MaaSの最適な経路検索について」をテーマにお話を伺いました。※この対談は2019年に行われたものです。 求められるのは予定どおりの正確性よりもリアルタイムの情報 高橋:前編に引き続き、世界と日本の違いについて伺っていければと思うのですが、ナビアプリの観点からみると、経路検索アプ

          「MaaSアプリ開発を支える立役者に聞く、未来のジャパンスタンダードなMaaSとは?」 株式会社ヴァル研究所 菊池宗史×高橋飛翔 対談【後編】

          「MaaSアプリ開発を支える立役者に聞く、検索すらいらない未来のベストルートとは?」 株式会社ヴァル研究所 菊池宗史×高橋飛翔 対談【前編】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。今回は、経路検索システム「駅すぱあと」をはじめ、移動に関するサービスを展開している株式会社ヴァル研究所 菊池代表のもとを訪れ、「MaaSの最適な経路検索について」をテーマにお話を伺いました。※この対談は2019年に行われたものです。 進化のキーワードは「パーソナライズ」と「リアルタイム」 高橋飛翔(以下、高橋):本日はよろしくお

          「MaaSアプリ開発を支える立役者に聞く、検索すらいらない未来のベストルートとは?」 株式会社ヴァル研究所 菊池宗史×高橋飛翔 対談【前編】

          「ライドシェア2.0を日本で進めるためには規制緩和が必要」Roots Mobility Japan 安永修章×高橋飛翔 対談【後編】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。前編に引き続き、Roots Mobility Japan安永代表に「日本におけるライドシェア2.0の展開」をテーマにお話をお伺いしました。 新しい法案をつくるのではなく既存の法案に規制緩和を 高橋:(前編でも)お話しされていた規制と業界の問題は確かにあるとは思うのですが、ライドシェアを含めたモビリティ革命を進めていく上で、日本に

          「ライドシェア2.0を日本で進めるためには規制緩和が必要」Roots Mobility Japan 安永修章×高橋飛翔 対談【後編】

          「世界と日本の懸け橋と考えるライドシェア2.0」Roots Mobility Japan安永修章×高橋飛翔 対談【前編】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。今回は、外資系モビリティ企業に日本仕様のアプリサービスについてのアドバイスや日本企業にMaaSのアドバイスなどを行っているRoots Mobility Japan安永代表から「日本におけるライドシェア2.0の展開」についてお話を伺いました。 公共交通機関サービスの一環として進化している 高橋飛翔(以下、高橋):本日はよろしくお願

          「世界と日本の懸け橋と考えるライドシェア2.0」Roots Mobility Japan安永修章×高橋飛翔 対談【前編】

          がん社会におけるモビリティのニーズと可能性 ~「CancerX summit 2020」での登壇を終えて~

          去る2月2日(日)に東京ミッドタウン日比谷で開催された、がんを取り巻く社会課題を共有・解決していくカンファレンスイベント「CancerX Summit 2020」に登壇し、がん社会におけるモビリティの可能性について話してきました。今回はそのイベントのレポートをお送りします。 がんに動揺しない世界を目指して 毎年2月4日は「ワールドキャンサーデー」として、世界中でがんのためにできることを考え、行動する日とされています。これは2000年2月4日にパリで開催された「がんサミット」

          がん社会におけるモビリティのニーズと可能性 ~「CancerX summit 2020」での登壇を終えて~

          未来の移動サービスをひと足先に体験!北海道・上士幌町でのMaaS実証実験、視察レポート【後編】

          2019年10月にMaaSミライ研究所のメンバーが参加した北海道・上士幌町で行われた「生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクト」の視察レポートの後編です。上士幌町役場 企画財政課の梶達(かじ・とおる)さんと、MaaS Tech Japanの日高洋祐(ひだか・ようすけ)社長に、今回のプロジェクトの成果と課題についてお聞きしました。 前編「未来の移動サービスをひと足先に体験!北海道・上士幌町でのMaaS実証実験、視察レポート」をご覧になる方はこちら エコシステムの形成が日本版M

          未来の移動サービスをひと足先に体験!北海道・上士幌町でのMaaS実証実験、視察レポート【後編】

          ナイル社長の年頭所感

          新年明けましておめでとうございます。 正月は実家にて数日のんびりとしつつも、4日からはバリバリと一日中仕事をしておりました。誰もいないオフィスの方が仕事に集中できるのは不思議ですね。 2019年を振り返ると、ナイルにとっては非常に良い年だったと思います。4月に15億円の資金調達を実施させていただき、これに伴い事業的にも組織的にもアクセルを大きく踏み込んだ一年となりました。 組織について陣容が大きく拡大し、従業員数は180名にまで増えました。 採用プロセスを2016年に

          ナイル社長の年頭所感

          未来の移動サービスをひと足先に体験!北海道・上士幌町でのMaaS実証実験、視察レポート【前編】

          大雪山国立公園の東山麓に位置し、豊かな自然の広がる北海道は上士幌町。観光客が多く訪れる一方で、移動手段の少なさや、移動の担い手不足など課題を多く抱えています。全世代がいきいきと暮らす「生涯活躍のまち」を実現するためには、どのような移動サービスが必要なのでしょうか? 今回、MaaSミライ研究所のメンバーに2019年10月に上士幌町で行われた「生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクト」の視察に行ってもらいました。前編では、自律走行バスを使った移動販売や、モビリティのレンタルなど

          未来の移動サービスをひと足先に体験!北海道・上士幌町でのMaaS実証実験、視察レポート【前編】

          「過疎地には、人が住んでいるだけで公共的価値がある」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.3】

          東京大学生産技術研究所の大口敬教授と「自動運転時代のモビリティデザイン」をテーマにした対談の最終回です。今回は、日本の地方都市の構造が似通ってしまう理由や、大口教授が期待するベンチャー企業の動きについてお話を伺いました。 日本の地方都市は、なぜどこも同じような構造なのか? 高橋:素朴な疑問なのですが、日本の地方都市は、なぜどこも同じような構造なのでしょうか?幹線道路が走り、大型ショッピングセンターが沿道にポツポツ建っていて…というのがデフォルトになっていますよね。 大口:

          「過疎地には、人が住んでいるだけで公共的価値がある」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.3】

          「人間にとって幸せなモビリティデザインとは?」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.2】

          東京大学生産技術研究所の大口敬教授と「自動運転時代のモビリティデザイン」をテーマにした対談の第2回目です。前回は、自動運転技術の進歩と次世代のモビリティ社会の関係などについてお話を伺いました。今回は現状のAIの課題や、渋滞が起こるしくみ、人間にとって理想的なモビリティデザインについてです。 「人間のゆらぎ」に対応できるAIはまだ完成していない 高橋飛翔(以下、高橋):以前、女流棋聖の吉原由香里先生から「囲碁の世界では、すでにAIが圧勝している」という話を聞きました。柯潔(カ

          「人間にとって幸せなモビリティデザインとは?」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.2】

          「東大教授と考える自動運転の未来」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.1】

          MaaS(Mobility as a Service)をはじめとするモビリティ革命について、さまざまな観点から検討していく「MaaSミライ研究所」。今回は、東京大学生産技術研究所で交通工学に関わる研究をする大口敬教授のもとを訪れ、「自動運転時代のモビリティデザイン」をテーマにお話を伺いました。 ITSの推進によって快適なモビリティ社会を目指す 高橋飛翔(以下、高橋):本日はよろしくお願いいたします。はじめに、大口先生の研究領域について教えてください。 大口敬教授(以下、大

          「東大教授と考える自動運転の未来」東京大学生産技術研究所 大口敬教授×高橋飛翔対談【Vol.1】

          「MaaSは地方の移動課題を解決する」MaaS Tech Japan 日高洋祐×高橋飛翔対談【後編】

          株式会社MaaS Tech Japanの日高洋祐社長と「MaaSの今と未来」をテーマにした対談の後編です。今回はMaaSの社会的インパクトについて意見交換をし、さらに、モビリティビジネスを通してどのような社会課題の解決に取り組んでみたいかについても語りあうことができました。 ベンチャーにとって、今がモビリティ領域に食い込む絶好のチャンス 高橋飛翔(以下、高橋):前回、MaaSの未来について話しましたが、自動車産業の未来にも話を広げていきたいと思います。 ちなみに私は10年後

          「MaaSは地方の移動課題を解決する」MaaS Tech Japan 日高洋祐×高橋飛翔対談【後編】