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「名言との対話」7月27日、塩田丸男「人間くささが決め手になるのが21世紀だ」

塩田 丸男(しおだ まるお 1924年7月27日 - )は、日本の作家・評論家。

1山口県下関市生まれ。國學院大學中退。読売新聞記者、文化放送ニュースキャスター、テレビ朝日ニュース解説者などを経て、執筆活動に入り、作家・評論家となった。

サラリーマンをテーマにしたエッセイやテレビ出演で人気になった。プロ級のトランプ手品など、趣味は多方面にわたる。

代表作は「臆病者の空」(第89回直木賞候補作)、「天からやってきた猫」(新潮社刊、NHK銀河テレビ小説原作)など。1992年(平成4年)、日本ジャーナリスト大賞受賞。小説、エッセイなどに食をテーマとした諸作品があり、グルメとしても知られる。

サラリーマンをテーマにしたエッセイやテレビ出演で人気になった。プロ級のトランプ手品など、趣味は多方面にわたる。小説、エッセイなどに食をテーマとした諸作品があり、グルメとしても知られる。

代表作は「臆病者の空」(第89回直木賞候補作)、「天からやってきた猫」(新潮社刊、NHK銀河テレビ小説原作)など。1992年に日本ジャーナリスト大賞受賞。

塩田には名言やことわざに関する著書が多い。

『朝礼のネタ365日―賢者の名言・名句でつづる 内容・人物・日付でひける不朽のキーワード』 (NKビジネス)。塩田丸男・鈴木健二監修『人を動かす 名言名句大事典』(世界文化社)。

『思わずニヤリ。チョット知的なことわざ学』(技術評論社には、「病気をしたことのない奴とは友達になるな」(ロシア)、「美人というも皮一重」(日本)などがある。

塩田丸男『人間大好き、雑談大好き』(リクルート出版)を読んだ。1989年の刊行だ。雑談に役立つエピソードや小話が満載で、楽しめる。

O氏(大宅壮一)「「うん、それは問題点が3つあるんだ」。某国の首相「嘘には3つある。よい嘘と悪い嘘。それに数字だ」。岡本綾子「こういうふうに年をとっていくのかな」。運転手「人間、頭を使う商売をしなくちゃいけませんなァ」。伊庭貞剛「事業の進歩発達を阻害するには老人の跋扈以上のものはないからね」。A君「歴史のある会社ではでは、終身どころか、歴代雇用なんだよ」。川柳「あな嬉し隣の家が夜逃げする」。「消耗はショウコウと読むのが正しい」。「共食信仰」。「総領の甚六」。陳舜臣「やや逆境」。塚本忠「花筵往生際の話など」。山川静夫「明日は東南(トンナン)の風」。大庭哲夫「ゼンニッコウ」。「裁判沙汰」「ネオン街」「お灸をすえる」地球の裏側」「勤賀新年」「パ・セ両リーグ」「朝毎読」「慶早戦」「三越下」「猫犬病院」「女と男のティーチイン」「父校」、、、、、。

それでは、塩田本人は何と言っているのか。

「仕事はなんでんもそうだが、ほんとうに好きでやっているのとそうでないのとでは、出来ばえが天と地ほど違う」。「すぐれた人物には感化力がおのずから備わっている」。「ちゃんと性根をすえて見ているのと、そうでないのとでは大きな違いがある」。「逆風の鷹」。、、、、、

この本の趣旨は「いい友達になれるかどうかは、いい雑談ができるかどうかにかかっている」ということであり、「人間くささが決め手になるのが21世紀だ」から、「人間大好き、雑談大好きーーーこれを21世紀をらくらくと生きるためのモットーとしたい」が読者への提言だ。

塩田丸男は本日で97歳となるから、100年近く生きて、21世紀を20年以上見ていることになる。人間研究に今もいそしんでいるだろうか。

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