大げさに言うのならば、これもまた青春 〜 「シェリー」 尾崎豊

呼びかけるシェリーとは、すがる対象、つまりは神のような存在でしょう。

若かりし時代の悩み、若き日の悩みは、大人から見たら、何言ってんだ？と、なりがちです。

が、まだ若く、これから人生の艱難辛苦を経験する人間にとっては、また人生経験が少ない分、それはそれなりに大きな悩みであり。

俺は真実へと歩いているか

尾崎豊「シェリー」より抜粋

と言う問いが、この曲の後半に出てきます。何が真実か、何を真実と認識しているか？

それは、自分が生きる目的は何か、何のために生きるか、がわからないと、たどり着くことができない問い。

大人になっても、ただ日々を過ごすだけでは、わかり得ないその事を知っていくには。それには、もがきながら探し続けるしか無いのだろう。

尾崎豊もまた、我々と同様にもがき続けていたのでしょう。

大げさに言うのならば、これもまた青春。

きっとそう言うものなんだろう。