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実は聞きたいことがあるんですが。。。

先日約2年ぶりにお客様先を訪問しミーティングを行いました。

スーツ+ドレスシューズ+ビジネスカバンのスタイルも久しぶりです。


事前にミーティングの趣旨と主題をEmailでご案内していたので、主催者である私はミーティング開始1時間ぐらい前までに準備を済ませました。


部屋に通して頂き名刺交換を終えていざミーティング開始です。

自分のPCをプロジェクタに接続したりiPhoneでテザリングをセットしたり紙の資料を配布したりと、部屋に入ってからやることが多いですね。


事前に案内済の趣旨と主題を参加者全員に再度説明しようとすると、お客様から"聞きたいことがあるのでその話からでよいですよね?"と。

その場の空気から"いやこのミーティングの趣旨と主題はこうだから先ずそこから話したいのですが"とは言えずに"はいそうしましょう"と。


英語でUpfront Contractというフレーズがありますよね。

日本語にすると"前提条件"や"基本契約"にあたるのでしょうか。

何らかの会合を開催する前に関係者間で合意すべき内容のことですね。


先日のミーティングはUpfront Contractもへったくれもありません。

会ったら最後、事前に聞かされていないお客様が話したいことを聴いてなるべくその場で回答する場でした。

質問の内容は断片的で、背景に何があるかの説明は基本省略です。

良くある話ですが。


High Context Cultureな人種はこれまでの経験や暗黙知を重視する傾向が強いと言われています。

ミーティングもZoomよりは実際に会う

言葉に出さなくても理解できる内情を理解した内輪だけで

これは良いこととか悪いことの話ではありません。


私は筋金入りのマイペース野郎でリモートワークになってだいぶ助かっていた人かもしれません。

ミーティングは全部Zoomで事前に趣旨と主題を決めて、ミーティングが始まってもその趣旨と主題が記載されたメモを画面共有しておけば良いので。

ミーティング開始後に、"いやちょっとまってください、実はこの件を聞きたいのですが。。。"なんてUpfront Contract違反なことを言う人は皆無です。

マイペース野郎に雑談は一切不要で空いた時間で読書やブログ執筆等好きなこと仕放題です。


でもこのスタイルに長らく強いストレスを感じている人も多いようです。

ここ約2年間見聞きしてきたメディアなどから何となく感じてはいましたが。


自分の都合最優先では社会は成り立たないですね。

かつ今までと同じことしていても同じ結果にしかならないですよね。

バランスなのかなぁ。

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