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テキスト書きアプリをJeditからBearへ移行する理由

(6 min read)

ブログ用などテキスト書き・編集作業のためのアプリを、JeditからBearへ完全移行させることを考えていて、すでにかなり移行が進んでいます。理由はiPhoneやiPadでもストレスなく快適に作業したい 〜〜 この一点、これのみです。

Jeditには本当にすばらしいテキスト・エディタなんですけどMac用しかなくモバイル・アプリが存在しないんですね。それでも方法を見つけていままでなんとかシンクロさせながらどうにかやってはきましたが…。

モバイル・ディヴァイスでもの書きするには、大きな障壁が二つありました。(1)ソフトウェア・キーボードでは満足に入力できない 。(2)充実した優秀なテキスト・エディタがモバイル用には、特にMac、iPad、iPhoneの三者でシンクロさせながら使えるものが、あまりない。

しかしこれらもすでに解決しつつあります。

現状、Macというかパソコンは(オフィスなどでの事務作業を除き)すでに一部の限られた人のためのものになりつつあり、ネットなんかはもはやだれもパソコンでやっていないかもしれませんし、そのほかほぼすべてのデジタル作業をモバイル・ディヴァイスで完結できるようになっています。現実、世界のたくさんのみんながそうしているはず。

ぼくなんかも世代的にはMacパソコンから使いはじめた人間ですけれども、これからもずっと使い続けるとは思いますけれども、iPhoneやiPad(特にテキスト書き・編集のときはiPadが便利)へと環境がだいぶ移行しつつあります。

ネットで調べものをしたりSNSで遊んだり写真を写して整理をしたり音楽を聴いたりなどなど、ほぼすべてのことがモバイルでできるし、そっちのほうが便利ですし、現実にそうなりつつあるいま、テキストを書くとき「だけ」MacでJeditを使う、というのは、非効率的なんですね。テキスト書き以外の作業ともシームレスにつながりません。

事実、ぼくにとってMacでしかできない作業はテキスト書きだけだったんですけど、だからそうしていたんですけれど、もう最近はモバイルでものを考え書くようにしたいし、そうなりつつあります。iPad、特にiPad Proなんか、専用の物理的キーボード(Magic Keyboardなど)につなげれば、もはやこれがモバイルだと意識すらさせません。一台の小さな、そして完璧なMac以上なのです。でありながらしかし取り外せばそれはモバイルなんです。

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ぼくはもう、そういうテキストの書きかたをしたいんです。Mac、iPad、iPhoneの三つでシームレスにシンクロさせながら、いつでもどこででも、思いついたときにすっと快適に書きたい。基本的にはMacで書くにしても。

さらにモバイルでも充実した優秀なテキスト・エディタがいくつも登場してきています。その代表二つがBearとUlyssesでしょう。BearもUlyssesもMac、iPad、iPhoneの全ディヴァイスでシームレスに自動シンクロさせながら使えるんですね。しかもテキスト・アプリとして優秀で便利ですし、充実していて不足ありません。メモ、ノートだけでなく、本格的な長文もストレスなく書けます。

テキスト・エディタとしてはUlyssesのほうが高機能なのかもしれませんが、買い切り型ではなくサブスクリプション型で、しかも年間5400円という金額。これはちょっと払えないですね、毎年毎年5400円はですね。すでに愛用しているBearもサブスク型ですけど、年額1500円ですから、現実的です。それにBearはとにかくUIが美麗で、使っていて快感なんですね。シンプルな使い勝手もベスト。

Bearを知り、サブスクリプションをはじめてBear Proへ移行したのは三年ほど前のこと。メモ、ノート・アプリとして便利に使ってきましたが、すこし前から長文書きもふくめ、ほとんどすべての執筆活動をこれで行うようになっています。iPadやiPhoneも多用しながら。

1995年の初登場以来25年間ずっとJedit系を愛用し続けてきた身としては、ちょっと後ろ髪を引かれる思いなんですけれども、べつにJeditとの縁が切れちゃうわけじゃありません。メイン・エディタでなくなるだけで。でも時代はいまやネット&モバイル時代。それでディヴァイス間をシンクロさせながら全作業をシームレスにこなせなかったら、取り残されていってしまうかもなと思います。

ぼくにとってテキスト書きは「日常」なんですよ。

(written 2020.8.25)


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