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ひさのメモ①研究法の基本~研究計画:リサーチ・クエスチョンと研究デザインの関係~

著者が大学院生として「研究」を学び始め,これまでの研究活動(学会発表,論文執筆)や研究法に関する講義,講演などの経験を通して,個人用に蓄えてきた資料をまとめたものである(通称「ひさのメモ」).

したがって,私と同様,人の「健康」を支援するメディカル・ヘルスケア領域の専門職の人達を対象として,「研究法」に関する初歩的・基本的な「知識」をまとめた閻魔帳のようなものと思ってもらえればありがたい.

ここのメモには,研究法の基本中の基本的なこと「研究計画:リサーチ・クエスチョンと研究デザインの関係」について以下のことをまとめている.

1.臨床と研究の接点
2.エビデンスに基づいた実践
3.エビデンスと研究デザイン
4.研究法の基礎:研究の定義,目的,分野
5.研究行程(研究を行う手順・手続き)
6.研究に必要なツール
(1)共通するツール
(2)量的研究に必要なツール
(3)質的研究に必要なツール
7.リサーチ・クエスチョンとは
8.リサーチ・クエスチョンの種類
(1)タイプⅠのリサーチ・クエスチョン
(2)タイプⅡのリサーチ・クエスチョン
9.疑問のもと・疑問を創り出すコツ
10.研究デザインの分類
(1)量的研究
(2)質的研究
11.リサーチ・クエスチョンと研究デザインの関係
12.疫学研究デザインの分類
(1)介入研究(臨床試験)
(2)観察研究
(3)メタアナリシス,システマティックレビュー
13.研究デザインの選択

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