「成績を上げる」の大前提。

昨日、ふと畳に座ろうとした際に、ギックリ!!!腰を痛めました ひーさんです。

さて、今回は『成績を上げるの大前提』ということで、巷には色々な方法論や色々な書籍でかかれていますが、全ては以下の2点に集約されます。一度お子さんに、学生の方は自分に当てはめてみてください。

①「成績を上げること」と「学力をあげること」は別なので、まず区別して考えること。

②「成績を上げる」には、【問題分析→自己分析→弱点の徹底補強】の3点を抑えればOK。

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さて、解説していきます。

まず①「成績を上げること」と「学力を上げること」は別である、ということ。

よく保護者の方とお話ししていると、この「成績」と「学力」を混同しておられる方が多くおられます。ここを混同すると、目的がボヤけてくるので、日頃やるべきこと、子どもに対するフィードバックが変わってボヤけてしまい、より子どものやる気は削がれます。ここをしっかりと抑えましょう。

「成績」と言われるとき、きっと想像されるのは学校のテストや模試の結果のはずです。つまりこれは「得点能力」のことになります。まずはっきりしておきたいことは、「学力」と「得点能力」は全くの別物である、ということです。

「学力」は「学ぶ力」つまり、知的好奇心から来る興味関心意欲、学んだときの理解力、吸収力、それ利用して発展させる応用力を総合していいます。学校の「通知表」に当たります。この力は授業をしたことがある人であれば、すぐわかるはずです。(ちゃんと子どもの方を向いて授業している人に限ります。)授業をしていると、すぐに理解できたり、「じゃああれもそういうこと?」のように自分の知っていることに結び付けて納得できる子がいます。学問を学ぶ素地ができていると言っても過言ではありません。インプットの能力と言ってもいいです。この力を養うのはなかなか時間がかかります。(これについて話し始めると一晩夜通しで語り合えますので、また別の章にします。)

それに対して、「得点能力」はいかに制限時間の中で問題を正確に解けるかという処理能力、アウトプット能力になります。決まりきったことを決まり切った方法で処理する能力。これ、皆さん多くの方が会社でやることではありませんか?だから、入試として課されてきたわけですね。(過去形であることに注目してくださいね)

この二つを混同してものごとを話している人は意外と(塾業界の中でも)多いです。

でも、読んでくださった方の多くは、「当然じゃん」と思われるはずです。意外とこういうとこに落とし穴があったりするんですよね。

子どもはこういう落とし穴=矛盾に敏感です。口に出してわざわざ言うことは少ないです。まして男の子であればほぼ出しません。女の子はお話しする人が多いですが、男の子もぽけーとしているようで頭の中はしっかり動いています。矛盾が重なると、理解の許容範囲を余裕で超えていくので、やる気が削がれます。皆さんも全く意味のないこと、理不尽なことをやれと言われても、やる気が出ませんよね。同じことなのです。

よって、子どもに接する大人側がまず理解しておかなければならないことは、今から子どもに伝えたいことが、「学力」にフォーカスしたものなのか、「得点能力」についてフォーカスしたものなのかを知っておくことです。

長くなっちゃいましたので、②と「学力」の話はまた次回。

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