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パク・ユチョン記者会見から見えてくる日本活動という特別感

先週、パク・ユチョンさんが正式に日本での活動を再開するという記者会見の動画を拝見しました。
このニュースは、あちこちのメディアに取り上げられ、かなりメディア戦略を行ったのだということを感じさせるものでした。
それは、少し前から、韓流スターに対する様々なアンケート(歌が上手い、とか演技が上手いとか…etc.)の記事を見かけるようになり、さらに彼が歌っている動画がかなり定期的に上がって来ていたことからも、彼が日本活動というものに意識的に動いていることが伺えたと思います。
その流れの中での記者会見でしたから、それほどの唐突感はなかったと感じます。
但し、今までの様々な出来事の記憶が人々の中から消えたわけでもなく、活動再開に対する賛否両論が巻き起こることも十分、想定内だったと言えるでしょう。

おりしも、ジェジュンとジュンスのJXコラボによるライブが発表され、今後、活発にデモンストレーションが行われていくでしょうから、これで東方神起を脱退した3人全てが、日本という市場に戻って来たことになります。

現在、多くのK-POPアイドルグループが日本での公演活動を行っていますが、彼らの活動と東方神起の日本活動には大きな違いがあったことは確かで、未だに当時の東方神起を超えるほど日本で活動したK-POPグループが見当たらないことから、分裂後も多くの日本ファンが現存しており、今回の彼の活動再開も十分に可能であるという判断がメディア戦略に表れていたのではないかと感じます。

今回の記者会見を拝見しながら、現在の日本の業界やJ-POPの現状も踏まえて、感じたことを記事にしました。
但し、私はユチョンさんのファンではありませんから、彼がどのように今まで過ごして来たのか、活動して来たのか、ということも断片的に表向きのメディアに出されている情報しか知り得ません。
以前、記事を出した時に、「有料で販売するなら、もっと情報を調べるべき」と文句を言われたことがありますが、ユチョンさんに限らず、ファンの方の情報量には到底、私達評論家は及ばないということは、分かりきっていることですし、裏に隠されている事情などというものを知り得る機会はありません。また、その情報が正しいのか間違っているのか、という判断をする資料も持ち合わせていない、ということを最初に話しておきます。
その上で、一般的に業界から見て、今回の日本復帰がどのように感じるのか、また、今後、彼が乗り越えていかなくてはならないだろう様々なことや、日本ファン特有と言われるファン気質などについての所感を記事にしました。

溺愛のファンの方には、記事をお勧めしません。
彼が今後、日本の業界で仕事していく為に乗り越えていかなくてはならない一般的なことや、客観的に業界の人間がK-POPというものをどのように捉えているのか、ということなどを知りたい、知った上で彼の活動を支えていきたいと考える方だけにお勧めします。

日本の業界は非常に厳しいです。
ですが、韓国と違って、長く活動を続けられるのも日本ならではの特色と言えます。
そういう業界的な事情も合わせて、記事にしました。
無益な批判を避ける為にも、無料公開部分はありません。


独特の日本ファン文化

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