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鏡のなかの言葉(定期購読)

映画監督松井久子が編集長となり、生き方、暮し、アート、映画、表現等について4人のプロが書くコラムと、映画づくり、ライティング、YOGA等のワークショップ、そして編集長がお勧めする… もっと読む
1.映画監督松井久子と読者との双方向コミュニティに参加できる。2.ワークショップ(書くこと、映画を… もっと詳しく
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#生き方

松井久子のNoteマガジン「鏡のなかの言葉」

ごあいさつ桜が散り、紫陽花が咲くのを待つ間、樹々の葉はウイルスの脅威などなんのその季節のめぐり通りに耀いています。 そんな5月21日。特別な誕生日を迎えました。 あの人と逢いたい、でも逢えない…。 Stay Homeで、そんな淋しさのなかにいたとき、かつて映画をつくるたびに全国の皆さんと繋がっていた、あの懐かしい頃を思い出していました。 『折り梅』のときは約480人、『レオニー』のときは約4700人の人びとが  私の映画に関心を寄せてくださって、寄付を頂いたり前売りチケ

自分史コラム 「本当の自分」に出会えてますか?(書評レビューあり)

「自分らしさ」という深い問いみなさん「自分」についてどれくらい分かっていますか? そしてその自分をどれくらい信頼していますか? また、その自分は、他者との関係においてもうまくやれていますか? 私はかなり長い間、こんなことを考え続けてきた自覚がありますが、特に最近は仕事柄もあり、さらに学びたい思いが強くなっています。 私はこれまでいろんな趣味や仕事にトライしましたが、長いあいだ「自分が本当の自分らしく生きれていないんじゃないか」という思いが強く、いつも今ひとつちょっと不安で

自分史という視点の楽しみ方03

今年も梅雨前線が猛威を奮って熊本などに大きな被害が出ました。 被災された方々に、心よりお見舞い申し上げつつ、そうした方々が今回のことを自分史として残すことが、これからの生活を新たに考えるきっかけになり、多くの方々が未然に災害を防ぐ教えとして残ってほしいと願うばかりです。 さて、前回は「自分史とはなんぞや?」というテーマで書かせていただき、そのポイントは「自分の人生を客観的に捉える視点と、その軌跡の作品性」であるとお伝えしました。 そこで今日は「自分史ってどんなところがいいん

「自分史という視点」の楽しみ方 柳澤史樹

みなさんはじめまして。 自分史活用アドバイザーの柳澤史樹(やなぎさわふみき)と申します。 今回、松井監督からのお声がけをいただき、私のライフワークである「自分史」をテーマにコーナーを持たせていただくことになりました。 どうぞよろしくお願い致します。 自分史という言葉は、歴史学者の色川大吉先生が1975年に出版された「ある昭和史 -自分史の試み」という著書に初登場し、以後シニアの方々を中心に大きな広がりをみせて現在に至ります。 そのため自分史は「人生の終末期に人生を振り