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最初に読んでほしい、三浦尚子の自己紹介note

(2024.04.13 追記と修正しました)

はじめまして、こんにちは。
陸前高田でわかめ生産者をしている三浦尚子(みうらひさこ)と申します。
いろんな人から「ひーさん」や「ひさこさん」と呼ばれることが多いです。

このnoteでは私自身の性格やどんな価値観を持っているのか、普段行っている仕事についてをざっくりとですが書いていきますので、読んでくださるとうれしいです。



プロフィール


三浦 尚子(みうら ひさこ)
わかめ生産者 / 編集者
1991年生まれ。神奈川県出身。岩手県陸前高田市在住。玉川大学文学部比較文化学科卒。
大学卒業時に陸前高田市で約1ヶ月間の漁業アルバイトを経験した後、2014年5月に同市に移住。マルテン水産で牡蠣やわかめの養殖作業に携わり、2020年にわかめ生産者として独立。
"ura"の屋号でわかめ養殖のほか、ライフスタイルブランド"ura"を立ち上げ、一次産業の廃棄物からアップサイクルしたプロダクト開発、販売をしている。

大学卒業後すぐに陸前高田に移住して、気付けば10年になりました。
この10年で、生粋の文化部女子は海の民に。

広田湾漁業協同組合の正組合員になって、2020年の秋からわかめの生産者になりました。非常にゆっくりではありますが、生産者への道を歩んでいます。
(わかめ養殖をはじめるにあたっての経緯などの詳細は、こちらのnoteにまとまっているので一読いただけるとうれしいです。)

わかめ生産者になるにあたり、"ura"という屋号をつけました。「生産者 / 編集者」として、すこしずつ進んでいこうと思います。


私自身の性格について


まずは私自身がどんな性格なのかについてざっくりと。こちらを読んでいただけるとうれしいです。

・内向的
・HSPのため、相手の感情への察し力と共感度が高くて非常にビビリ
・全くの初対面は人見知りする (共通の友人がいる場合は大丈夫です)
・図太さはあるものの、かなり繊細でもある
・リスク回避能力が高くて慎重派
・慎重だけど、大胆さも持っている
・かなり忍耐力がある
・どちらかといえば職人タイプ
・目の前の相手の話を聞く / 話すということを大切にしている
・山羊座O型
・情緒的なもの、自然の風景を好む
・好奇心旺盛
・スイッチのオンとオフが激しいため、外はガンガン動いて家ではひたすらごろごろしている
・怒りの感情に敏感
・私自身に関する経理や労務、仕事の連絡の返信など、バックオフィス系業務が非常に苦手
・プライベートでも連絡の返信は遅いです
・プライベートではいつもお菓子を持ち歩いている
・朝の海が好き

HSPのビビリについて、こちらのnoteを読んでいただけるとありがたいです。



大事にしている価値観


三浦尚子自身として、また"ura"として大事にしている価値観としては以下のことです。主に8つのことを大事にしています。

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性別や居場所、前例の有無、良い / 悪いとか関係なく、私はいろんな視点やひとりひとりが持つ多様な価値観を尊重したいです。
(次の項目で書いている私の屋号ロゴには、そういった価値観や私自身がありたい生き方を込めています。)

上記に記載した価値観を軸に仕事をしていきますので、私自身の価値観に共感いただけた方と一緒にお仕事させていただけたら大変うれしい気持ちです。


私がありたい生き方と、uraとしての方向性


2020年に開業するにあたり"ura"という屋号をつけました。
そして、盛岡拠点でアートディレクター兼グラフィックデザイナーをしている友達、"grams design office" の山内稜平くんにuraのロゴ制作をお願いして、私の仕事場である海や風の流れを感じられる、しなやかさのある素敵なデザインのロゴができました。

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(Art Direction / Design : 山内 稜平 )

”ura"という屋号のロゴに込めた意味は、「流れる水のように生きる」ということ。

私自身がどう生きたいのかを思ったときに、思い浮かべたのは海や川などを流れる「水」でした。私はするする流れる水のように、柔軟でありたいのです。

水はそのときの環境によって、姿を変えることができるもの。
液体や固体、気体、熱湯、冷水と姿を変え、するするとやさしい流れであれば人を癒し、濁流のような強い流れは物事を破壊する力も持つ。流れが滞れば濁るけど、流れ続けていれば純水のようにきれいなのが水です。

価値観についてのところでも書きましたが、私が大切にしたいことは、ひとつの視点だけにとらわれず柔軟で、フラットに生きることです。
私自身がどうありたいか、大切にしたい価値観をこのロゴ制作時に考えたことで、私自身のありたい軸や方向性が定まったなと思っています。

この考えから発展して、2021年の冬の間、"ura"として今後どういうビジョンを持って歩いていこうかを考えました。

2021年5月の段階としては、「自然との関わり方に多様性を生み、持続可能な自然と人との共生が叶う社会へ」というビジョンを持って歩いていこうと思います。

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ちょっと長いので、一言でざっくり省略すると「自然との共生に多様性を」です。(短くていいかもですね)

自然や生き物と対峙する仕事を通して思うのは、天候や気温、海水温の変化、自然環境の変化は暮らしや仕事などに直接影響してくるということ。一次産業は特に自然災害や気温などコントロール不可能なリスクがある職業なので、すごく気になっていることです。

また、海は海だけでなく、山や川や空も、周りにいる生き物も、実はすべてが繋がってめぐっているもの。自然の中に人はいて、いろんなもののめぐりの中でそれぞれ生きているもの。
人は人、自然は自然、という感じで別々に切り離すことはできないし、実は自然の中に人がいるんだよなということを感じながら日々を過ごしています。

なのでuraとして、自然との共生や循環についてを考えるきっかけとなる仕事をすこしずつつくっていきたいなと考えています。


"育てること "と”伝えること"

私の仕事の主軸は、"育てること "と”伝えること"です。

まず"育てる"部分についてですが、生産者としての立場になり、2020年の秋から実際にわかめ養殖をはじめました。

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(Photo 飯塚 麻美)


まだまだ技術的に未熟ではありますが、私が学生の頃からずっとお世話になっているマルテン水産の方々の応援の声や、私と一緒に作業をしてくださる方々のサポートをいただきながら進めています。

2020年の独立後、若者移住者の新規参入故の課題がありました。
資金不足、漁業資材や作業場所などの問題や漁場の空き状況、作業サポートの人手不足など、実際に養殖をはじめてみてから気付いた課題も多かったです。(この課題点は今もですね、、)

また、現場作業以外のスケジュール調整や進行管理、経理や労務などの事務的作業なども含めて考えていくことが多く、ひとりではできないことも多いということを実感しました。

「生産者」というプレイヤーがひとりいたら、その方の周りを支えるサポート役が必要だということをあらためて気付かされています。
私自身が生産者として立つことで、一次産業の新規参入者は軌道に乗るまで迷いや不安がとても多いなと感じました。(どの仕事でも立ち上げは大変ですよね、、)

2023年以降からは少しずつ私自身の作業の形が見えてきていることもあり、初年度のことを考えると少しずつ進めやすくはなってきましたが、まだまだ毎年ひたすら模索ではあります。
引き続きサポートしてくださる方々の応援とお力を励みに養殖作業を続けていきます。

また、"伝える"という部分についてですが、編集者としての立場として、いままで地元で「当たり前」とされていた物事や作り手の思いを紡ぎ直して、視点をずらして伝えられたらと思っています。

「編集」と一言でいうとなんとなく文章の編集がイメージしやすいかもですが、私が考える編集はもっと広義的な意味で捉えています。

文章にまつわる部分の編集だけでなく、人と人、人と自然、いままで残っていたもののつながり。そこにまつわる縁のコミュニケーションを編んで、ひとつの循環としてめぐらせること。
コミュニケーションの流れを編む編集者、という感じです。

また、養殖とは別の事業としてやりたいこととしては商品開発やメディア、食にまつわるリアルイベントなど。まだまだ願望の域を出ていないし、時間はかかるかもしれませんが、やりたいことをひとつひとつ形にしていきます。

2022年から海の仕事と並行して、「自然の循環」を軸としたブランドをはじめました。

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"ura"では、漁業や農業、林業などの一次産業の生産者時点で出てくる生産廃棄を日用品に変化させることで、作り手や、自然と人とが寄り添った暮らしになることを目指しています。

製品の第一弾としては、わかめの捨てる部分からアップサイクルしたシャンプーとコンディショナーをつくりました。

ブランドの情報や製品についてなどは、ura noteやInstagramを更新しますので、ときどき覗きにきていただけたらうれしいです。



ありがたいことにura shampooとura conditionerについて取材やメディア掲載をいただきました。(引き続きお待ちしております!)

・:読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20220717-OYTNT50142/
・20220724:ovo オーヴォ(パート1)
https://ovo.kyodo.co.jp/column/a-1785835
・20220728:ovo オーヴォ(パート2)
https://ovo.kyodo.co.jp/column/a-1787146
・20221101発売:エリアアイ『岩手女子による、岩手女子のための本いわて女子目線』
https://iwatejoshimesen.8586shouten.com/
・20230124:J-WAVEラジオ [JUST A LITTLE LOVIN’]
https://www.j-wave.co.jp/original/littlelovin/
・20230310:観光庁:持続可能な観光に係る取組 ノウハウ集(p47)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001601594.pdf
・20230701発売:エリアアイ


私にできること

私自身が養殖業以外で、個人の仕事としてできることは下記になります。

わかめの養殖作業外の6〜10月までの限られた期間となりますが、もしも私にご依頼いただけそうなことがありましたら、私のnoteのお問い合わせまでご連絡いただけますとうれしいです。

毎回相談ベースとなりますが、そういった形でも大丈夫そうであれば幸いです。

・スケジュール調整と進行管理
・ライティング
・写真編集
・資料作成
・情報整理
・移住経験や普段の漁業の仕事のお話しすること(キャリア教育)
・一次産業内での黙々とひとつのことを続ける作業


お願いしたいことリスト

ひとつひとつの物事に集中できる環境をつくっていこうと考えています。

特に養殖をするためのロープ作成をする予定の9月後半、わかめの海上作業をはじめる11〜12月、わかめの最盛期で出荷作業やロープ回収を行う3月中旬〜5月中旬くらい、1年間の中でこの4ヶ月間半の間は養殖作業のことだけに集中させていただきます。

それにともなって、2024年内のお願いしたいことや、やらないことを決めました。主に取材やお話しをするお仕事、打ち合わせについてです。

わかめの養殖作業期間にあたる期間は本業に集中させていただきたいので、大変申し訳ないのですが、下記の期間内でご連絡いただけますと幸いです。

① お話しをするお仕事について:
1~2月前半・5月後半~9月中旬までの期間内でご依頼いただけると幸いです。
② 取材について :
1〜2月前半・5月後半〜10月までの期間内でご依頼いただけると幸いです。

オンラインなどの打ち合わせ等:
海の作業をしているため、平日の日中での打ち合わせは難しいことが多いです。できれば、17:30~20:00の時間帯まででお願いできますと幸いです。

私へのお仕事や取材等のご依頼をご検討されている方、打ち合わせ等に関してなどは上記の形でお願いできますと幸いです。



掲載メディア


移住の経緯ややっていきたいことについては、こちらの記事にまとめてくださっています。大変お手数をおかけしますが、取材等をご検討されていらっしゃる方は下記に添付いたしました記事等をお読みいただけるとスムーズかと思いますので、一度お読みいただいてからご連絡いただけると幸いです。


「移住」+「漁業」+「女子」という組み合わせは需要があるみたいです。なので、「移住漁業女子」として、日々ゆるりと生活しています。


掲載メディア実績など

●2018.8.31 高田暮らし

● 2019.4.15  くらしてん

○ 『新・ゆとり論』

○ オレンジページ2020年4/2号内 ”えがおのストーリー”

● 2020.11.07 東海新報

● 『GENIC 2021年1月号 100人の旅という表現』


○ 陸前高田市漁業就業者育成協議会 パンフレット

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○ 2021.04.05発売 『ソトコト5月号 : 新・地域の編集術』

○ 2023.3月発行 岩手県商工労働観光部 定住推進・雇用労働部 『& iwate』



主に使うSNSたち


Twitter上ではときどきつぶやいていて、いま主に生息していて海や作業中の写真を載せているのはInstagramになります。

○ Twitter


○ Instagram


○ note


プロボノとして関わらせていただいているところ 


暮らしにまつわるWebメディア :  「くらしてん」

2019年に取材をいただいたご縁で、年に数回程度ですがmtgに参加させていただいています。

いろんな地域の、いろんな人たちのなにげない暮らし。
「その人のくらしを、くらしてみる」をコンセプトに、実際にさまざまな暮らしを体験できるようなWebメディアです。

社会学的アプローチをしているところもあり、運営をしているloca design labの加藤さんたちの視点が毎回おもしろいなと感じていて、良き経験をさせていただいています。

余白を大事にしていることもあり、ゆっくりとした時間帯に見ていただけるとうれしいです〜!



マツダファーム

2023年から、陸前高田市内でいちごの生産をメインで行なっているマツダファームさんのお手伝いをときどきしています。

陸前高田市内でいちごを生産されている方は減ってきているそうなのですが、13年前に陸前高田にUターンをして20代で新規で農家をはじめて、専業農家として農業を続けている若手農家さんです。
苗の仮植や定植のお手伝いなど、人手の必要な部分での作業をしました。

普段はいちごの作業をされているのですが、私のわかめ作業のサポートをしてくださっていて、私の作業とご自身の作業をいったりきたりしてくださっています。


通年で携わっているお仕事について

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①生食用殻付き牡蠣の養殖

普段は陸前高田市小友町にあるマルテン水産で働いています。
私が1年間通して携わっているのは牡蠣の養殖で、牡蠣生産者の千田晃さんと佐々木眞さんご兄弟の元で3年物の殻付き牡蠣を養殖しています。

全国的に見ても、"3年"という年月をかけて牡蠣を育てている生産者はごく稀で、陸前高田市内でいうと私が普段いる小友町の殻付き牡蠣の漁師さんたち3人のみらしいです。  

牡蠣は食べてくださるみなさんが思っている以上に手作業で行う工程が多く、より良い牡蠣を育てるための手間ひまがたくさんかかっています。  

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(Photo by 池田こーき)

陸前高田の牡蠣は、量より質

他産地に比べると生産量自体は多くないので、各市場と飲食店さまへの発送がメインとなっています。
個人さまへの牡蠣発送については、以下の広田湾漁協サイトからのご購入やふるさと納税でお選びいただけると幸いです。



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②わかめの養殖

わかめについては、ご兄弟の父である千田勝治さんがわかめ生産者として養殖をしています。わかめの担当なので、私の指導漁業者にあたる人です。

秋頃から養殖するためのロープづくりをして、海での作業がはじまります。
大体11月後半頃からわかめ種を仕込み、3月の中旬頃から成長したわかめの刈り取りがスタート。
わかめは単年養殖なので、仕込みから最終出荷までは約5ヶ月間ほど。3年かける牡蠣と比べると、非常に短い期間で行う作業になります。  


私自身が養殖している生わかめに関しては、沖での刈り取りを終えて漁協に出荷を終えたら私の作業は終了となります。
なので、もしも私の方の作業が早く終わった場合は途中から勝治さんのわかめ作業に合流する形です。

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(Photo by 池田こーき)

こんな感じで職場では牡蠣とわかめ養殖に関わる全ての工程に携わって、海でも陸でもオールマイティーに動いています。

(販売やお問い合わせに関しては、販売/発送担当の佐々木眞さんと直接ご連絡いただきたいので、私にご連絡をくださいましたらお繋ぎいたします。)



番外編な話


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朝の海が好き

私がはじめて船に乗って、海に出たのはわかめの刈り取り作業。
春とはいえ、5時に出航だったのでまだ真っ暗でした。

はじめてのわかめ、船、海の上。
そして、はじめて見た海の上での朝陽。

なにもかもはじめての出来事の中、朝陽は日々の不安さを取り除いてくれたように感じました。
そして、空と水面にうつるグラデーション。すべてが素晴らしかった。

話は変わるのですが、私はいまの仕事をする前から早起きが得意で、コンビニの早朝アルバイトを8年くらい続けていました。(高1〜大卒まで)

5時半頃に家を出て、バイト先までは約10分。朝の時間帯に漕ぐ自転車が好きでした。

出発すると、夏はもうカンカン照りで暑くて汗が出るし、昼間のようにめちゃくちゃ明るい。
冬はまだまだ夜のようで、冷たい空気が口からすーっと体に入ってきて染み渡ります。
春秋は薄暗い中に、グラデーションになった夜明けの空を見ながら自転車を漕ぐのが好きでした。

思い返すと、学生の頃の私にとって、早朝の10分が季節の流れを1番感じられる大事な時間だったのです。その習慣があったからこそ、それがいまのライフスタイルに繋がってきたのかもしれません。

とはいえ、毎日朝が早いわけではないけれど。笑
夜明け頃のグラデーションになった朝の海は私にとってセラピーです。
それについてのnoteはこちら。

これからも季節の流れを感じながら、海のちかくにいようと思います。



なにかありましたら、お気軽にDMいただけたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。














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