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思ったことを、きちんと言葉にして伝えるということ 【11/22〜11/27】


こんばんは〜。
今週はわかめ作業や牡蠣作業のいったりきたり。本格的にロープを張りはじめて、今日からわかめ種の仕込みもはじまりました。

種まきの間は挟み込みをした細い紐を施設ロープに巻き終わるまでは陸に戻れないんだけど、ここにきて寒くなったのでしっかり防寒して備えねばとなっています。

種まきはじまる直前に新しい長靴と足用カイロ、普通の貼るカイロを準備できたので、これでがんばろ〜。


11月22日

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今日から本格的に、海上にわかめの養殖施設を張る作業へ。
ロープを張る前に、設置場所の番号が書いてある玉に目印となる大きな浮き玉をつける作業からスタート。私と勝治さんの分の両方なので、例年の倍ちかくの量…。ほんと申し訳なさよ。

海に浮かんでる浮きを取ってロープで固定しようとしたら、晃さんの「やべ」という声に素早く反応。テンパリと神経が尖りすぎたがゆえに、思わず大声で怒鳴りながら晃さんに伝える私。

私から大声で怒り声を発することって早々ないんだけど、海の上ってなにかあったら事故とか死のリスクがあるから自動的に人格変わる気がする。

ちょっとして落ち着いてから、そのときの私の様子を思い出した晃さんが大笑いしてて、それを見てつられて笑ってしまった。
できる限り冷静にはいたいけど、そうはいかないよね。


11月23日

Mr.cheesecakeの田村さんのnoteを読んだんだけど、これはほんとに同感だった。

「見て覚える」には限界がある。
何年とずっと近くにいて相手のことをわかってたり、コミュニケーションを結構取っていて関係性が築けていたら見て覚えるスタイルでももしかしたら定着できる可能性はあるかもしれないけど。

最近私自身の作業を通して、ちゃんと理解できてなかったことが見えてきて、見て覚えるだけだとなんだかんだ伝わりきってないことのほうが多いなと感じてる。

時間をかけずにもっと速く正確に覚えるとなると、言葉で伝えることは絶対に必須。
晃さんと後輩くんたちのやりとりを見ているとほんとにそう。

いまの晃さんは最大限言葉で丁寧に伝えようとするけど、私がくる前は教えることが全然なかったそう。ここ2年くらいで私以外にも教えることが増えてきたから、じわじわ言葉にするようになった感じがする。

いまは丁寧に言葉で教えてるけど、最初はそんなことなかったんだから仕方ないのかもな。

とりあえず、お互いに思ったことや気になったことをコミュニケーションを取っていかないとなんだかんだ難しいよなあ。後輩くんたちに教えてるときに一緒に聞けるのは、私的にありがたいことだなと思うけどね。


11月24日

最近じわじわと牡蠣の出荷量が増えてきたような気がする。
市場の出荷量もだし、年末がちかくなってきてふるさと納税や個人発送も増えてきた。

今年の状況的に年末頃がどうなるのかあんまり読めてないけど、忙しすぎるとあっという間に時間が過ぎていっちゃうから、わかめ作業が終わったらすこしスローペースで過ごせたらいいなあって思う。

年末年始はどう過ごそうかなあ。
いつも長めの休みになった途端に体調を崩して前半は寝込んだりするので、あんまり無理をし過ぎないようにすこし余白を多めな12月を過ごしたい。

先週、生産者との縁が強い友達と食とデザインの話をしていたのだけど、食とデザインって実は共通性があるよなあと思った。

どんなに手間ひまかけた最高級の食材でも、素材を最大限に引き出してくれる料理人の存在がいてくれて、はじめて食べる人たちに素材の良さが思いっきり伝わると思っていて。食の生産者にとって、料理人や飲食店さんはとても大事な存在なんだけど。
デザイナーと料理人は、職種は違うけど根本は同じところにいるなと思う。

デザイナーも料理人も、素材の良さを最大限に引き出して、見る人や食べる人と素材をつくる人たちを繋ぐ役割をしてくれるところは共通点あるよね。

ここに書いたものの、あんまりちゃんと考えがまとまってないけど。手間ひまかけて育ったわかめや牡蠣のような食材にしろ、私にまつわることやプロダクトにしろ、素材を最大限に引き出してくれる人がいることって大事だよなと思った。


11月25日

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広田町の人から船外機を買ったので、朝にその人の家に挨拶に行って、ボスたちとの待ち合わせ場所の漁港へ。
勝治さんと末っ子の息子の悟さんと一緒に、買った船をうちの漁港まで輸送した。

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元船のエンジニアだった悟さんにエンジン周りのメンテナンスをしてもらって、クレーンの付いてるトラックで陸にあがってる船を海へ。

どうやら震災後1回も乗らなかった船らしく、エンジンの状態とかがすごくいいらしい。悟さんが船に乗って輸送してくれたんだけど、20分くらいでうちの漁港に着いたからめっちゃ速いわ…。

食とデザインの話をしてた市内に住む友達と一緒に、昨日の夜に会う予定だったけどキャンセルになったお客さんたちが職場まで会いにきてくれた。スケジュールびっちりだから今回は会えないかと思ったら、すこし余白時間ができたらしい。

友達と一緒にきた陸上養殖の会社の代表をしている海藻研究家の方はうちの職場にくる前にも海にちょっと入ってたらしく、11月も終わりそうなのにサンダルだった。すごいな…。

うちのボスたちと会話が止まらなくなったところで別の場所への移動の時間になってしまったので、また別のタイミングでゆっくり話せたらいいなあと思う。


11月26日

牡蠣とわかめ作業の並行日。先週作業スケジュールのことでボスに怒ってしまったものの、今日は陸上にいて牡蠣作業をしてた。

よくよく冷静に考えたら、私がずっと沖作業をしてしまうと後輩くんたちがあんまり作業の経験ができないことに気づいた。年1回のいまの時期にしか経験ができないことなので、いまを逃すのはほんとに良くない。

ふたりに流れや結び方を覚えてもらえることは大事だから、私自身が全部ロープを張りに行くということは素直にやめてよかったのかもしれない。

土曜に私のロープを全部張りに行くので、そこはしっかりやらんとね。


11月27日

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今日からわかめの種まき作業がスタート。みんながくる前に、ボスたちと一緒にわかめ種の選定をして短く切ってた。

いままでこの作業はやってなかったんだけど、今回からは私も伸びそうなわかめを見極めて選定。これ、切り方が悪かったら伸びてこない部分残すことになるから結構こわい…。

みんながきてからは、牡蠣作業をする人とわかめの種を紐に挟み込む人と分担。今回の種は思ったよりも種の状態がよくなくて、そんなに量が出なかった。

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10時頃に種の挟み込んだ種紐の量が出てきたところで、沖ではロープを張る船と張りおわったロープにわかめ種を巻き込みをする船の2艘にわかれて作業。

午前中の1回目の種まきでたくさん種紐を持っていかないと午後に巻く量が多くなって大変だから、ある程度持っていけてよかった。

天候にもよるけど、来週中にはほぼ種まきは終わる形になる予定なので、毎日しっかりやって覚えていこうと思う。

来週末にかけて、わかめの種まきをしていきます。この時期にしかやらない作業だから去年を思い出しながらやってるけど、ぐるぐると巻きつけるところをやりはじめたら大変だよな。私のロープは巻きつけるのをやるようだから、湿布用意しとこ。

今週もおつかれさまでした。おやすみなさい〜。



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