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時に海を見よ

私が学生だったとき、一緒に京都の限界集落に通ってた友達から1冊の本を勧められた。
『時に海を見よ』という本。


東日本大震災のとき、立教新座の校長先生が卒業式を中止した3年生へ向けたメッセージや生き方を綴ったエッセイ。
本棚見てたらなんとなく目に入ったから、ひさしぶりにこの本を読んでる。

全体的に、とにかく言葉が深い。

"海を見よ。この、私のメッセージには、「孤独の時間を見つめよ」という思いが込められている。孤独の時間を見つめることで、芭蕉と同じように、その裏側から照らしだされるものに気づいて欲しいと思う。もっと言うと、孤独を見つめることで、多くの人とつながっていることを感じて欲しいのだ。(中略)誰もが違った存在であるからこそ、互いに結びつかなくてはならないこともわかるだろう。孤独になることで、互いが淋しい存在であり、何かを必要としていることも見えてくる。これが「孤独の時間を持つことが、多くの人とつながる」ということだ。"『時に海を見よ』: p30.31

なんだか難しいようなことを書いているような気がするけど、要するに、"孤独を認識することで、実はたくさんの人とつながっていることを知るということ"ってこと。

いまはSNSとかでつながることが当たり前で、日常的につながりすぎている。それだとなかなか実感として湧かないから、たまにはiPhoneからちょこっと離れてみるのもいいのかもしれない。

私はインターネット大好き人間だから普段は離れるの無理なんだけど、海にいるときは強制的に繋がれないからちょうどいい塩梅。

現実世界もネット世界も一度横に置いておいて、自分だけの時間をつくることって大事よね。

ほかにも未来のことや命のことなど、いろいろ話していて、ひたすらに言葉が深い。さすが校長先生。
渡辺校長先生の深い話が気になる人は、この本を読んでみてね。

脈絡なく本の紹介はじめてみたけど、深めに書く前に疲れてしまったから今日はここまで。
おやすみなさい。


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