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2021年10月の記事一覧

一銭にもならないけど、未来のためにやりつづけていること

一銭にもならないけど、未来のためにやりつづけていること

フリーランス向けの講義をやるとき、いつも「まずは一銭にもならないことから始めよう」と言っている。

それは、わたし自身がマジで一銭にもならないことばかりやってきて、今があるからだ。はい、完全なるポジショントークです。

もちろん、最初からお金をもらえるに越したことはないけれど、世の中そうそううまくいかないわけで。何ならお金をもらえるようになった今でも、わたしは一銭にもならないことをやりつづけている

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ホンネとタテマエ

ホンネとタテマエ

今日は、こんな記事から。

山崎:まさに「手触り感」はラジオで感じてホクホクするところ。日常で生活していて、たとえば会社の人や学校の友だちと話すときに、どうしても本音と建前のバランスがガタガタになるというか。誰でもどこかしら気を使ってオブラートに包んだりするところってあると思うんです。日常でいろいろな人に気を使っているなか、「ちょっと休憩」と思って聴くラジオはなるべく本音であふれていてほしい。

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おかえりモネ最終回の日、震災のこと

おかえりモネ最終回の日、震災のこと

初夏からはじまった朝ドラ「おかえり、モネ」が昨日で最終回を迎えましたね。
こんなにリアルタイムでいろんな人と感想を共有しながら見たドラマっていつぶりなんでしょうか。逃げ恥も見てないし、ここ数年ドラマはことごとく見てないので、なんかすごく思い出みたいになってます。

最初のころに実家に帰って見ていたら気づいたら影響されてた母と姉も見始めていたり、気仙沼の漁師さんのところに行ったら「撮影用に俺の船だし

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20代のうちに培っておくべき力

20代のうちに培っておくべき力

数学は年をとってから功績を出すのが難しい学問なのだそうだ。50歳以上で歴史に残るような大発見をした数学者の例はほとんどなく、才能の有無は若いうちにはっきりわかってしまうのだと。学生時代は数学が一番苦手だった私に高校数学以上の世界などわかるはずもないが、数学的思考が他の分野に比べて知識や経験の蓄積だけでは身につかないのは感覚的にも納得いくような気がする。

顧客としての教養

顧客としての教養

「買い物は投票行動だ」とよく言われる。現代では主に社会課題への取り組みを指標として語られることが多いが、実際の選挙と同じく表面的な情報に振り回されて「投票」をしてしまっては意味がない。

10月24日

10月24日

 初めてのうつわ展が終わった。まだまだ拙さが目立つうつわを見てもらえるだけでもありがたく、ましてや買っていただくなど恐れ多いことだと思っていたが、やはりやってよかった。

(今日限定のワンコイン絵付け体験。機会があればまたやりたい)

 展示即売会をすることになってすぐ、そんな腕前でもないのにと尻込みするわたしに「そうだとしても、いまの技量でも求めてくれる人がいる」と言ってくれた人があった。頭では

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私の”人生をかけた一作”「おかえりモネ」を振り返ってみました

私の”人生をかけた一作”「おかえりモネ」を振り返ってみました

はじめまして。
朝ドラ「おかえりモネ」チーフ演出の一木です。助監督時代を経て、ドラマ演出歴は17年ほど。

この記事では、これまでのドラマ制作で思うことについて、プライベートも含めてつづってみたいと思います。

これまでは大河ドラマ「義経」「天地人」「八重の桜」「いだてん」、朝ドラ「どんど晴れ」「ゲゲゲの女房」「まれ」ほか、岩手県大船渡舞台の「恋の三陸」、福島県浪江町舞台の「LIVE!LOVE!S

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手の届かないと思っていた人とご縁が出来た

手の届かないと思っていた人とご縁が出来た

今回のご質問はいわゆる「不思議系」の話でとても面白かったです。

この相談者の方は急に「手が届かないはずの人」との縁ができてしまったそう。「あまりに突然、かつ自然な流れではく不思議な流れで繋がりました」と書いてありました。一体どういう人なんですかね。ずっと憧れていた人なのか、有名人の方なのか、それとも立場とかクラスみたいなものが違う人なのか。

その辺は明記していなく(特定されちゃうかも知れないし

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積み上げるより、深めていく

積み上げるより、深めていく

自分自身の成長を強く意識していた学生時代〜会社員時代では、自分のなかにどんどん積み重ねていく意識を持っていました。

いかに複数のスキルを身につけられるか
いかに成果を残せるか
いかに多くの人脈を築けるか
いかに多くのコミュニティに所属するか

それらをひとつひとつ増えていくことに喜びや達成感を感じ、それがまた自分のモチベーションとなる。そんな循環を感じていたように思います。

成長することこそが

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おかえりモネが教えてくれる「痛みを想像する力」

おかえりモネが教えてくれる「痛みを想像する力」

最近のおかえりモネ気仙沼編は朝観るのが精神的にしんどいので夜に見る癖がついている。

登場人物が抱える痛みを丁寧にストイックに描いているので、そのこだわりをひと時も逃すまいとつい真剣に見入ってしまう。

------------以下、今週のネタバレ有ります------------

今日は特に見逃せなかった。新次さんが家にいると言っていたけど本当は港にいたシーン。ガラケーの壁紙には笑顔のミナミさん

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愛しいものほど、距離感を間違えると守れなくなる。

愛しいものほど、距離感を間違えると守れなくなる。

はじめて講義中、涙を流しそうになった。

講義が終盤に差し掛かるにつれて、心を黒い雲が覆い、画面をそっとオフにした。

それくらい、あのときの自分の顔は、不安と悲しさと後悔で歪んでいる気がした。とてもじゃないけれど、誰かにその表情を見せることなんてできなかったのだ。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第4回目の講義は、ライツ社の大塚啓志郎さんを講師として迎えた、「本の

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挑戦派と慎重派の両方が組織には必要

挑戦派と慎重派の両方が組織には必要

新しい取り組みを始めようとする時には、大抵、ネガティブな意見や声もあがる。

これは健全な組織にとって必要なことで、そもそも声が上がらない、どんな取り組みに対しても、全会一致みたいな状況が普通だとしたら、その組織はかなり危ないとも思う。

それは本当に皆賛成しているわけではなく、意見を出すことが無意味と諦めていたり、賛成してたほうが面倒臭くないとか、どちらかというと意見を出すことがネガティブな環境

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楽しくやりたい、と言ってみたら

楽しくやりたい、と言ってみたら

「青木さんが、会社で最も大事にしたい価値観ってなんですか?」

とCMOの齋藤くんに、昨日の夜二人で話した時に聞かれました。

真剣に考えて、会社のバリューに絡めて、思うことを5つぐらい並べてみたんですね。

そうしたら

「いや、なんか違う気がするんですよね。最もなのに5つもあるし。」

と反応されました。

改めて考えて、浮かび上がってくる言葉をそのまま話しました。

それは

「楽しくやりた

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成功する「協働」と失敗する「協働」は何が違うのか?——書評『コ・デザイン』

成功する「協働」と失敗する「協働」は何が違うのか?——書評『コ・デザイン』

「デザイン」という言葉は、一般的に見て敷居が高く感じられるものらしい。曰く、デザイナーといえばクリエイティブな存在であり、センスが良くなければなることができない−−そういう認識を持つ人は、いまだに少なくない。

たしかに、特別な才能に恵まれた(かのように見える)スターデザイナーがいるのは間違いない。その一方で、デザインという言葉がさまざまな文脈で用いられるようになり、デザイナーが関わる領域も増えつ

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