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何度も読みたいnoteたち

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2019年11月の記事一覧

家族という呪いと解放

家族という呪いと解放

わたしをまっすぐ見てくれなかった母小さいころから、「家族」という言葉にコンプレックスがあった。家族と、特に母と、うまく関係を築くことができなかったからだ。

我が家は4人家族だった。出版社に勤める父と、塾の先生をしていた母、そして2つ下に弟がいる。わたしは長女だから、「優等生に育てなきゃ」という思いが強かったのだろうか(話したり字を読めるようになるのが早かったらしいから、余計に期待が高まったのかも

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自分自身を大切にすること

自分自身を大切にすること

一言メモ日記。

昨日に引き続き、クィアアイ2本目。
正直なこというと、昨日も今日も気落ちすることがあってから"クィアアイ"を観たので、気持ちを上げるのにほんと最高。

今日観たのは、日本の中で生きづらさを感じているゲイの方の話。
留学中はありのままのびのび暮らしていたけど、日本に帰ってきたら人の目が気になると話していた。

自分自身に自信を持つ、人の目を気にしない、ありのままの自分。

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モノづくりと生活者へ価値提案について考えさせられたこと

モノづくりと生活者へ価値提案について考えさせられたこと

この週末は、All yoursさん主催の「LIFE SPEC CO-OP」に、木村石鹸として出店させて頂いてて、沢山の素晴らしい人たちとの出会いがあり、出させて頂いて本当に良かったなと実感していいます。

個人的にも、イベントの中で、All yoursの代表2人、木村さんと原さんの対談があって、その内容が自分たちのモノづくりを改めて考えてみるすごく良い切っ掛けになりました。

どれだけ穿いても真っ

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仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

生活のすべてを無印良品に委ねた無印良品ばかりを買うようになったのは社会人になった頃だったろうか。

無印良品は、暮らす上で必要な日用品が揃っている。無印良品を選んでおけば間違いないから、必然的に身の周りのものが無印良品だらけになった。

無印良品の良いところは、これを買う理由がきちんと説明できるところだ。生活になじむ、値段が高すぎない(= 質に見合っている)、そこそこおしゃれ。つまり、東京で一人暮

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自分の進みたい未来がわからなくなるとき

自分の進みたい未来がわからなくなるとき

今回のお手紙から取り上げたいのが「自分の進みたい未来がわからなくなるとき」や「進むべき道がわからなくなるとき」の話なのです。

この話について是非聞いてもらいたい話があって、タイムリーに、最近ある人のインスタライブを見ていたのですね。

その人のインスタライブで最後少し時間が余って、「何か質問とかあれば答えます」という流れになって、もう本当終了まで3分ぐらいだったと思ったのですが、すごい質問がきた

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『タイムリッチ』に生きること

『タイムリッチ』に生きること

抜けるように青い秋晴れの空を見て、『今日はイヤホンを外して歩こう』と思った。
目も耳も、体のすべてで秋を感じたいと思ったのだ。

普段は自らに課したノルマに追われるように英語のリスニング教材を聞き、電車待ちで時間が開いたら英文を読んだりSNSをチェックしたりと忙しなく過ぎていく時間。
その一瞬をイヤホンもスマホもなしで歩くだけで、こんなにも世界の色は違って見えるのか、と驚いた。

インプットでもな

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なにげない日常を、たまらなく愛おしくさせるきっかけ。

なにげない日常を、たまらなく愛おしくさせるきっかけ。

毎日を充実させることが
より素敵な未来をつくる。

毎日を充実させる。そのためには、動き続けなければいけないと信じて疑っていなかった。そんな我が家に、ドライフラワーがやってきた。それだけで、急に景色が変わって見えている。

クリスマスまであと少し。
1ヶ月くらい、リースを飾ろうかな。
そんなささやかなきっかけだった。

でも、ドライフラワーがやってきたその日から、なんだか景色が違って見えるんだ。い

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「何を選ぶか」の陰にはいつも、「何を選ばないか」の意思がひそんでる

「何を選ぶか」の陰にはいつも、「何を選ばないか」の意思がひそんでる

「周りの友だちが結婚したとか、両親から結婚や出産に対して重圧があるとか、会社の人たちの目線が気になるとか。なんかそういうの、疲れちゃったんです。もういいやって」

婚活をやめた、と報告してくれた友だちの話を聞いて、そうだよね、と思った。うん、いいと思う。

「自分のため」じゃない行動は、ときに未来の自分をじわりじわりと、苦しめていく。

なんというか。何が正解とかはこの世の中になくて、何か正解に見

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いつ命が尽きるかなんて、誰にもわからないから

いつ命が尽きるかなんて、誰にもわからないから

母の口から淡々と聞かされたのは、妹の訃報だった。
東京から夜行バスで大阪の実家に戻った後、体調を崩してベッドに横になったまま起き上がってこず、突然死だったという。
信じられない気持ちで実家に帰った。どうしてこんなことに。
あまりにも突然すぎて、動揺して、どうしたらいいのかわからなくなった。
空っぽの部屋を見て、むなしくなった。机においたままだった妹のiPhoneには、通知が溜まったまま。このパスワ

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