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Leitz Summitar 50mm f2.0 - フィルムカメラレビュー その1

35mm レンジファインダーカメラ用レンズ Lマウント
1939年発売
レンズ:Summitar 50mm f2.0(4群7枚)
シャッター:なし
焦点調節:レンジファインダー方式(1.0m~∞無限遠)
露出計:なし

選んだ基準としては
・憧れのLeitz純正レンズ(3本目)
・痴玉ぐるぐるボケ体験
・状態良し悪しもあるがおおむね安価

ライカレンズのレビュー、3回目の今回は1939年に前述のズマールの後継として発売された50mm標準レンズ、ズミタールです。

17年間販売されたとあるこのレンズ。初期は、絞りの形状がズマールと同じ、六角形。後期になると、絞り形状が真円になり写真の発色が良くなるためのコーティングが施される様になっているようです。要は一重にズミタールと言っても形まで含め個体差が大きいのがポイントです。

オールドレンズとの出会いは常に一期一会、70年前にできたレンズがいろいろな方の記録する目となり、今自分の手元にあると思うと改めて感慨深いものです。私が持っているのは真円のコーティングありのもので、若干ですが逆光に強く、発色が良くなっているようです。

オールドレンズにありがちですが、開放のF2.0では背景がグルグルと流れるような独特なボケになります。手前のボケはソフトフォーカスような写りに。これは正直好き嫌いのあるクセのあるものですが、F4あたりで自然なボケになり、F5.6〜8あたりまで絞ると繊細な描写ができる優等生になります。


それではつらつらと作例をあげていきたいと思います。

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家の近所は相鉄線で近郊の街歩きをした写真たち。適度なコントラストとボケの暴れ方はさすが。


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職場が新宿だった頃なので、空いた時間にかばんに忍ばせたカメラでパシパシ。喧騒の隙間のシーンが好きなのです。


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知る人ぞ知る、四谷荒木町。歩きまわると分かるのですが、このエリアはすっぽりすり鉢形状の土地になっており、かつての花街だったそうです。その底部に現在は素敵な飲食店がひっそりと集まっている摩訶不思議なエリア。


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東急東横線の祐天寺。通勤電車の通過駅でしたが、気分転換に降り立つとそこはゆったりとした時間が流れていました。


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足を伸ばして板橋の街を訪れたときのもの。知らない街を訪れるときはいつも目的地(絶対撮りたい場所)だけを決めていくのですが、このときは珍しくなんとなくでアタックした記憶があります。目的達成という観点では、ゴールがなかったのでふわーっとしてしまいましたが、なかなかの撮れ高。



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一時勤しんでいたモデルさんのポートレート。とてもオーラがある方で雑司が谷の街に溶け込んでいただきました。


作例は続きます。お付き合いありがとうございます。


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