Plaubel Rollop2 - フィルムカメラレビュー
120mm コンパクトカメラ
1935年発売
レンズ:Plaubel Anticomar 7.5cm f/2.8(3群4枚)
シャッター:B、1~1/400 Compur-Rapid
焦点調節:レンジファインダー(1.0m~∞無限遠)
露出計:なし!
選んだ基準としては
・軽く小さい、かつ写りが良いブローニーフィルムの折りたたみカメラへの興味
・連動距離計内蔵
・非常に整ったデザイン
6x6スクエアのブローニーフィルムの折りたたみカメラの多くは距離計がなく、距離計が付いている高級仕様となると、、スーパーイコンタ、マミヤシックス、スーパーフジカシックスなど、どれも銘機。セミ判(6x4.5)だと小西六(コニカ)パールのシリーズがダントツだと勝手に信じています。
インターネットでたまたま見かけたこのローロップ2というカメラ。全く知識がない中、自分の探している条件に近いということで購入。かなり安く手に入れた記憶があります。
いろいろ調べると同じローロップでもセミ判が多くて6x6スクエアは珍しかったようです。しかもこのレビューを書くために調べると1935年発売だと?戦前カメラではないか。
なにぶん古いせいか折りたたみ式なのですが、
最後のパチンが止まらずフワッとしたままでしたが機能は万全。写りはもちろんレトロ感満載。
ただひとつ難点だった(手放した理由)のが他の折りたたみ式スクエアのカメラも同じですが、風景や建物を撮る自分にとってとても小さいファインダーで水平や垂直を保つのが至難の技。以下の写真も実はフォトショップで傾きを微妙に補正しています。自然物や人を撮る分には気にならないポイントだと思います。
それでは作例のご紹介。
京都の黄檗のアーケードを見に行った時のもの。神社や古い街並み、アーケードととてもフィットしています。
次に渋谷の宮益坂にあるレトロビルディング。都会の狂った喧騒の中、ひっそりと呼吸する生き物のよう。
旅は続きます。