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したたかに生きる19

照れくさいと言いつつ誰かに聞いてもらいたいシリーズ、第二弾。
私の夫婦関係の話しの続きです。

主人のたった一人の親友が逝去した

旦那は交友関係が極めて少ないです。
でも、たった一人深い親友がいました。
私もその人から「こいつ本当にいいやつだから、をよろしくな」的なことを言われたのを、今でも鮮明に覚えています。
そして、旦那とその親友は、本当に客観的にみていても、ニコイチ感(シズル感みたいだ)があったんですよね。

その親友が、或る日突然いなくなった。
別居中の妻の私にラインが入った。
「○○が亡くなった。今から葬儀に実家の方に帰る」

前回あったときはピンピンしてた(よく飲みよく食べよく喋る)し、二度目の婚約をしたばかりと聞いていたので、私も意味がわからなかった。

それからは、あっという間だった、そして、あっという間に旦那は病んだ。

タイミングも良いか悪いか、旦那が自営業を一区切りし、次の転職に向けて準備を始めていたところだった。
今まで休みなく立ってきたところ突然毎日休みになった矢先の出来事だったから、余計色々考えちゃったんでしょうね。

間も無く、うつ病のうの字も縁がない主人が、精神科に言って薬をもらってきたらしい。
1週間前まで普通に電話をしていた唯一の親友がなくなってしまったのだからそれも当然か・・・

ただ、主人の強さだと思うのが、精神科に行って薬をもらったのは後にも先にもその一回限りで、その後はしっかり自分の中友人をきちんと心の中で成仏させたこと。

第三者からみたら、自分に納得させる期間が早すぎて淡白、みたいに感じられるかもしれないが、第二.五者くらいの距離感でみていた私としては、純粋に、非常に強い人だと思った。

旦那礼賛みたいになってしまったが、そんなこんなで人生一落ち込んでいるであろうその時を、妻の私は別居中という最悪のタイミングで過ごしていたわけです。

病んでいる旦那と街で話し、今までみたことのない弱々しい姿を目の当たりにした後、別々の家に帰る心配といったらも言えなかったです。
(旦那は、親友の後追わないよね・・・?)

同時に、「あ、まだ私はこの人のことを心配に思う気持ちがあるのだ」

ということにも気づきました。

すごく好きという気持ちとは違うけれど、「そのまま親友の後を追っても構わない」という気持ちにはなれなかったし、鬱気味になってた旦那を心配していたし、唯一の友人を無くし天涯孤独になった主人を放っておくことはできなかった。

「そんなん、余計なお世話や!」
「結局はあなたのエゴや!」
という声もあるんですけどね。
それもそうだし、反論の余地なしです。

そんなこんな、プラスでもマイナスでもない気持ちで、しばらくずるずると会う日を続けていました。

・・・結局好きって、夫婦って、なんなんでしょうかね?(笑)

中学生みたいな問いを残し、今日もまだ終われなかったので、次回はまとめに入ります。。

すみません、もう少しだけお付き合いいただけますと幸甚です。

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