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【読書が苦手な私でも読めた本】アウトプット大全

こんにちは、ひさです。

今回は『アウトプット大全』を読んで学んだことをアウトプットしたいと思います。まず初めに、私は読書が苦手です。そんな私でもスラスラ読めるぐらい面白い内容でした。
その内容を簡単にまとめました。気になったところだけでも読んでいただけると幸いです。
今回は下記の内容です。

1.アウトプットとは

 まず初めにアウトプットとは情報を出力するという意味です。ではなぜアウトプットを行うのか?それはインプットした情報を記憶として定着させるためです。よく自己成長をするためには「インプットの量を増やせば良い」と思っている方がいますがそれは間違いです。1ヶ月で3冊本を読んで3冊アウトプットする人と、1ヶ月で10冊本を読んで1冊もアウトプットしない人とでは、どちらが成長するでしょうか?明らかに前者の3冊読んで3冊アウトプットする人の方が成長します。なぜインプットのみではダメなのか。その理由は3章で述べます。ではまず実際にアウトプットの方法を次の章で説明します。

2.アウトプットは運動

 アウトプットの方法としては、「書く」「話す」「行動する」などがあります。書くことは手を動かし、話すことは口動かす、行動することは身体全体を動かします。ここで大切なのは運動神経と筋肉を使っていることです。

「書く」「話す」「行動する」といった運動神経を使った記憶を運動性記憶といいます。運動性記憶の特徴は、一度覚えてしまえばほぼ忘れることはないということです。自転車の乗り方を忘れたことがありますか?ないはずです。自転車も手を使ってハンドルを操作し、脚を使ってペダルを漕ぎます。
 また、英語単語を覚えるときも単語を10回ノートに書くといったことをした方も多いはずです。さらに加えて声に出すと効果が増します。
以上のようにアウトプットは運動。運動神経や筋肉を使うことが非常に大切です!

3.アウトプットの目安

 アウトプットの目安は最低でも情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶として残りやすくなると言われています。
 人間の脳は「重要な情報」を長期記憶として残し、「重要でない情報は」忘れるようにつくられています。ここでいう重要な情報とは「何度も使われる情報」です。つまりインプットしても、その情報を何度も使わないと、すぐに忘れてしまうのです。
 ではなぜ2週間なのか?脳に入力された情報は「海馬」というところに仮保存されます。その海馬の保存期間が2週間〜4週間だからです。

4.人に物事を伝える時は「言語」だけでなく、「非言語」が重要

 まず初めに「言語コミュニケーション」とは、言葉の意味内容、言語的情報です。続いて「非言語コミュニケーションとは」、外見、表情、視線、姿勢、動作、ゼスチャー、服装、身だしなみなどの視覚的情報です。そして、声の調子、声の強弱、声質などの聴覚的情報です。

 心理学で有名なメラビアンの法則というものがあります。メラビアンの法則とは「矛盾したメッセージが発せられたときの人の受け止め方の研究」で、言語、視覚、聴覚で矛盾したメッセージが発せられたとき、どの情報を信用するのかという実験です。
 結果は視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%です。つまり私たち人間は、言葉の意味内容(言語)よりも、視覚的情報や聴覚的情報(非言語)を重視しているということになります。
 スピーチの際、私もそうなのですが何を話そうか必死に悩み、話す内容に自信がなく、ガチガチに緊張してします。これではどんなに素晴らしい内容でも、全く相手には伝わりません。なので極端にいってしまうと、話す内容に自信がなくてもとりあえず笑顔で堂々と発言することが大切だということです。

5.「長く話す」より「ちょくちょく話す」

 これはアウトプットとはあまり関係ないのですが、「人間関係を深めるコツ」という面白い内容だったので抜粋しました。これは「ザイオンス効果」という言葉が大きく関わっています。
 アメリカの心理学者ザイオンスが行った実験です。1人の被験者に10人の人物の写真を見せます。写真ごとに1回、2回、5回、10回、25回と見せる回数を異ならせます。写真の提示後に写真ごとの好意度を評価してもらった結果、多く見せた写真の人物ほど被験者の好意度が高くなることが分かったのです。つまり接触回数が増えるほど、人の好感度は高くなるということです。これを「"ザイオンス効果"」といいます。
 なのでコミュニケーションをする際、「何を話そうか」と内容を必死に考えて、結局話せないという方も多いと思います。しかしコミュニケーションは内容よりも回数が重要です。「面白い話をしなければ」という気負いは捨てて「とりあえず声をかけよう」「なんでもいいから雑談しよう」というスタンスでいきましょう!

6.学ぶ前に「何を学びたいか」を自分に問いかけ脳にインストール

 セミナーなどで、「自分が何を一番学びたいか?」を自分に質問する事で、セミナーの話の中で関連する内容が出たら、「それは自分の知りたかった内容だ!」と集中力が高まります。
 これは心理学の「カクテル・パーティー効果」というものが多く関わっています。カクテル・パーティー効果とは人混みや雑踏の中でも、自分に関する事 (名前等)、自分の興味があるキーワードを自然に聞き取ることができる現象です。例えば100人以上が参加するとても騒がしいパーティー会場で、自分の名前が聞こえてきたら、かなり騒がしい中でも「あっ、自分が話題になっている」と、素早く反応するはずです。

 このように事前に「何を学びたいか」を脳にインストールしておくことで、学びの効率がかなり上がります。

7.自己成長に最も効果のあるアウトプット方法

 結論から言うと、

「教える」

です。これは人が何かを学ぶ場合、どれだけ記憶に残りやすいのか、どれだけ定着するのかを方法別に調べたところ、「他人に教える」ことが最も効果が高いことが研究結果で明らかになりました。(ラーニング・ピラミッド)
 人に教えるという行為は、自分がしっかり理解していないと行うことができません。つまり、人に教えることで自分の理解度や不十分な点が明らかになります。そして不十分な点を理解するために勉強を行います。

 つまり「教える」はアウトプットであり、フィードバックでもあり、インプットでもある。自己成長の3ステップを全て含んだ、

『三位一体、完全、最強のアウトプット術』

であり、自己成長術なのです。

8.まとめ

・効果的に記憶させるには書く、話すなど運動神経を使って記憶
・情報の入力から2週間以内に3回以上のアウトプット
・話す内容以上にどう話すかなど、「非言語」が重要
・人間関係を深めるコツは「よっ、友」
・事前に学びたい内容を脳にインストール
・最も効果的なアウトプット方法は「教える」 

9.その他

他にも面白い内容がありますが、まとめきれいないので箇条書きします!笑

・インプットとアウトプットの黄金比は3:7
・タイピングよりも圧倒的な手書きの効果
・常に質問を考えながら話を聞くことで、より深く話を聞くことができる
・教科書をじっくり読むより、参考書などの問題をどんどん解く
・感謝やポジティブ感情、幸福感を多く持っている人はそうでない人に比べ、9.4年長生きする
・相手が調子に乗らない効果的な褒め方は「承認欲求を満たす」(物質的な欲求には慣れの効果がある)
・悪口はストレスを増加させる
・悪口や批判が多い人はそうでない人に比べて、認知症になる確率が3倍


今回は以上です。最後まで読んでいただいた方ありがとうございます!

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