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FP1級実技面接体験記 2024年6月9日 東京会場にて

2024年6月9日(日) 東京会場(AP東京八重洲)にて、FP1級実技試験を受けてきました。

【当日の受付】

  • 私の試験の集合時間は9時50分でした。受付開始が20分前からとういことで、9時25分位に会場に到着しました。受付はすでに始まっていました。自分の受験番号の末尾一桁の数字が「5」だったので、おそらく試験はPART2から。そしてトップバッターの可能性が高いことを覚悟して行きました。

  • 閑散とした日曜日の朝の日本橋、スーツを着ている人はすぐFP1級受験生だと分かります。おかげで目的地を迷わず会場まで到着することができました。 

  • エレベーターで上って会場中に入ると、各グループ(8名)ごとに受付が行われていました。受付ブースは8~9箇所くらい。東京の午前受験組は70名くらいでしょうか。誘導の方、ブースから声をかけてくださる方のお陰で、スムーズに受付することができました。受付の部屋は受験生より、きんざいの関係者の方が多かったです。

【面接までの待機場所ー大部屋ー】

  • 渡された受験番号札をスーツの胸ポケットに付けて、大部屋に移動して、自分の番号のところに着席します。8割方スーツの方でしたが、ネクタイ着用率は7割位。ポロシャツの方もいました。6月でもそんなに暑くなく、空調も効いていたため上着はあった方がよかったと思います。

  • 9時50分には諸注意があり、電子機器は電源を落とすように指示がありました。その後グループごとに受験番号順に一列になって中部屋へ移動。部屋から遠い順にグループの呼び出しがあり、待機場所であった大部屋のすぐ近くが面接場所になった私のグループが呼ばれたのは一番最後でした。

【待機および設例読込場所ー中部屋ー】

  • 「設問読み込み」の中部屋へ8人で移動すると、時計は10時5分位だったと思います。最初の方は10時10分から設例の読み込みです、1分前にお知らせしますと係の方の声掛けがありました。予想通り自分はトップバッター。

  • 1分後はすぐにやってきて、読み込み用の後ろの席に移動してください、と係の方から指示がありました。私の部屋の係りの方は、ほんわかした年配のきさくな感じな方で、とてもリラックスした空気を作ってくださっていました。

  • 「ではこちらへ」ということで、部屋の後ろの待機していた席と逆向きの席に、受験番号末尾1の方と一緒に移動します。

  • 気が急いて早足になりましたが、問題文は着席してから配られ、そこからタイマーで15分の計測がされていたので、そこで焦ることはなかったです。

  • 時計は、試験前に購入したベゼルのついたダイバーズウォッチ。きっちり10時10分にベゼルの0位置を合わせました。

【ミニタートル】

  • ベゼルとは、時計の外周に取り付けられているリング状の時計部品です。

  • ダイバーズタイプのベゼルは、0から60まで目盛りがあり、ダイバーが潜水時に経過時間の計測ができるよう、安全に配慮して反時計回りにしか回らない仕様になっています。

  • 本番でも利用しましたが、このベゼル、試験前過去問を解く際の15分を測る時にとても重宝しました。この時計の最大の利点は、タイマーだと気が乗らない場合なかなかボタンを押せないですが、ベゼルは回して0位置に合わすと、その瞬間から後戻りも一時停止もできないので、試験問題に向き合わざるをえない点です。笑

  • 過去問を解く際は「15分」に厳密にこだわることはなく(気づくと20分ということが多かった)、体感の時間と実際の時間のずれで、本番どう時間配分できるのが最適解かを模索していました。

【基本戦略その1】


そもそもの話になってしまいますが、実施試験の採点基準は以下となっています

  1. 顧客のニーズおよび問題点の把握(40点)

  2. 問題解決策の検討・分析(60点)

  3. 顧客の立場に立った対応(60点)

  4. 関連業法との関係および職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング(40点)

合格点は200点満点中120点となっています。

ポイントは定番問題にあたるであろう1️⃣と4️⃣で1点でも多くポイントを稼ぎ(24点以上)、2と3で6割以下の失点を最小限に食い止めるか(36点付近に留められるか)だと考えました。
そのために

  • 定番問題の1️⃣と4️⃣では1点でも多く稼ぐために「端折らない」で喋れるだけ喋ろう

  • 2️⃣と3️⃣は、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦で、外してもパンチは出し続けようと思っていました。

【基本戦略その2】

  • 即メモは問題文を見る前に書き出しました。

  • PART2の即メモは

    • Aさんへの確認事項「取家資意ラ」

    • FPが調べること「現権需公市税提融」

    • 関与する職業専門家「税弁土司不宅行建」 この3つでいきました。

  • PART2の問題文を読む前に右ページの【親族関係図】【土地・建物の概要】に目を通し、5つの質問事項について、先に目を通しました。

  • 問題文を読む際は、質疑の時にプリントに目を落とし引用するケースがあるかもしれないことを考え、視覚的に目立つようにピンクの蛍光ペンでアンダーラインを引きまくっていきました。

【取家資意ラ】

  • Aさんへの確認事項対策は、その対策が当初見いだせず苦労しましたが、はひんらさんのnoteに出会い、これだ!と利用させていただくことにしました。受験生の悩みをピンポイントで解してくれる素晴らしいnoteだと思います。

【現権需公市税提融】

  • こちらも有名な呪文かと思います。ただ文章にして覚えるのにしっくりこない部分もあり、呪文は覚えても説明を自分の言葉でアレンジできるまで最後まで固まりませんでした。

  • 最終的には、公法上の規制ー「用途地域」「都市計画」 市役所ー「周辺環境」「開発計画」の4文字単語を丸暗記して、これらが本番で出てくればオッケーというところにライン設定をしました。

【税弁土司不宅行建】

  • 最初、茶本から勉強をスタートさせましたが、この最後の問いに対し茶本の解答は設問ごとに士業の並びを変えて掲載されています。都度都度変わる順番をきちんと理解できないといけないのか…と悩みました。

  • 茶本以外のnoteや教材を見て、別に順番は気にすることはない、と開き直ってからは呪文を書いて、いらないものを消せばいいのだと思うにいたりました。

つづく


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