学問のすすめ👣


福澤諭吉 学問のすすめ 訳 斎藤 孝を読んだ中からシェアいたします。

●福澤 諭吉という人物
1835年1月10日生まれ、現在の大分県が出生地です。人柄はとてもざっくりな人で物事の本質をつかみ、1番大切なところを引き抜くことを大切にしていたようです。快活な人で保身もしなくて嫉妬や恐れがない人と記述にありました。

学問のすすめ という本を世に広め私達の一万円札に描かれるほどの人は、最初は本を読むのがとても嫌いだったそうです。
14、15歳の時に周りが勉強してるから自分もやらなきゃということでそこから勉強をし始めた人なんです。
みるみる力をつけ、江戸へ出向きそして海外へ学びに行くようになりました。


日本へ西洋文化を持ち込んだのは諭吉先生です。
それがなかったら食文化は肉食などは少なく、日本中央銀行や保険制度はなかったかもしれないのです。
慶應義塾大学の創設者でもあり、教育者としても素晴らしい方です。
「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」
人は全て平等であって身分の上下、家柄、職業で差別すべきではないということを学問のすすめというメッセージを 学問のすすめ で伝えています。


●人望論
人望ある人物とは

1.予めその人柄を当てにして、世上一般より望みを掛けられる人を称して、人望がある人物と言う。
2.大任に当たる者は必ず平生より人望を得て、人に当てにされる人物でなければとても難事を処理出来ない。
3.人望を得ていれば、商売にも著述にも、甚だ都合が良い。

○人望を得るためには

1.人望はその人の力量によって得られるものではなく、又財産がある富豪の人物が得られるものでもない。その人物が活発に才能と智恵を働かせて、誠実な徳義をもって、日夜研鑚する事によって得られるもの。

2.人望は、智徳のある人物に属するといえども、智徳のない人でも見せ掛けの自己ピーアールにより、人々の人気(人望ではない)を得る事が出来る。

○人は栄誉人望を求めるべきか
人望は努力して求めるべきで、自分に適した評価を求めるべきである。 そのためには、活発な人間社会に参加して、多くの事物・各階層の人々に交わり、他人を知り、己も他人に知 
られねばならない。

○自分の性格・実力を存分に発揮し、社会に貢献するには 1人に接し自分の考えを伝えるには、言葉の使い方を学ばねばならない。
・現代の日本語に習熟して、演説が上手くなるように努力すべきである。顔は常に明るく優しく、人と会った時に嫌われないようにする。
・他人との交際の要は、「和して真率なる」(親しく率直な態度)に在るのみ。
・旧友を忘れず、新しい友も求めなければならない。
・交際を広くするために、多芸多能を心がけ、多方面の人と接する事である。
・世界の土地は広く、人間の交際は繁多にして、人にして人を毛嫌いするなかれ

歴史から何を学ぶか、どう感じるか、僕たちはしっかり見ていく必要がなければいけない。


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