記事一覧
【ルポルタージュ】ある行旅死亡人の物語
最近読んだ本について。
タイトルは「ある行旅死亡人の物語」で、ある大阪の記者が実際に取材し、リサーチを行ったルポタージュ。
「行旅死亡人」とは、身元や名前が判明せず引き取り手も見つからない遺体のことで、作中では大阪のアパートで大量の現金とともに見つかった「タナカチヅコ」という行旅死亡人の女性にフォーカスが当てられる。
ノンフィクションながらも、小さなヒントから少しずつ謎を解き明かしていく感覚
【小説】マリアビートル
伊坂幸太郎「殺し屋シリーズ」の新作「777 トリプルセブン」に、シリーズ2作目「マリアビートル」に登場したキャラが登場するようなので振り返り。
シリーズは全3作が出版されており、それぞれが独立していながらも共通のキャラクターが登場するつくりになっている。
以下はあらすじと感想。
あらすじ -Wikipediaからの引用-
元殺し屋の木村雄一は、幼い息子を遊び半分でデパートの屋上から突き落と
【小説】向日葵の咲かない夏
最近読んだ小説について。
作品は道尾秀介著の「向日葵の咲かない夏」。
以下は簡単なあらすじと感想。
あらすじ -Wikipediaからの引用-
一学期の終業式の日、欠席したS君にプリントを届けるためにS君の家を訪れたミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみると、きい、きいとおかしな音がした。S君はいた、自分を見下ろして。呼んでも返事がなく、よく見ると、S君の首はロープに繋がっており、足