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「ブランク」がキャリアにもたらす影響

先日のライトニングトーク。

自己紹介のあと、以下3つのキーワードについてお話させていただきました。

●松本のライトニングトークテーマ
1. 「ブランク」がキャリアにもたらす影響
2. リモートワークで働ける人
3. パラレルワークの道をあゆむ


今回は1つ目のテーマ、 「ブランク」がキャリアにもたらす影響について、あらためて記事化してみました。

●「ブランク」の何がいけないのか?

自分のキャリアや職種に誇りを持っている人、頑張りたい人にとって「ブランク」は、避けて通れない問題ですよね。特に女性。私が考えるブランクがキャリアにもたらす影響とは、大きく以下2つかなあと考えています。


1「筋力」がおちる

これは私が説明するまでも無いですが。いくら仕事できていた人でもピタッと辞めて、いったん家の中に入ったら「仕事筋」は確実に落ちます。もちろん、また仕事再開すれば戻ってもきます。筋力の落ち具合は、休む期間にもよるのですが、休業期間に比例して、筋力は落ちていきます。


2「浦島太郎」になる

いまITツールは、ものすごい速度で進化しています。特に我々クリエイティブ系職種で代表的なツールとしてはAdobeのソフトがありますが、これは2年(いやもっと短いな)使ってないと、「ナニコレ?どうすんの」状態になる。Google関連に至っては1年?数ヶ月単位?という進化のペース。「ツール使えない率=クリエイターとして稼げない率」に比例するといっても、もはや過言ではないかと。

●ブランクが関係ない人もいる

冒頭にも書きましたが、上記2つの影響はあくまで「自分のキャリアや職種に誇りを持っている人、頑張りたい人」に、もたらす影響です。
例えば、結婚したら家庭に入って10数年は子育てに専念したい!という人。このタイプの人にはブランクなんて関係ないんだと思います。「あとのことは、その時考える」「その時にあった仕事をなんでもする」。それも個人の人生なので全然いいんじゃないかと。
でも「キャリアは諦めたくないでも休まなきゃ」という場合、リカバーするのには工夫と努力は必要よね、という話です。

だってブランク=社会人としては人生おしまい、って訳じゃないですもんね。実際にいらっしゃいますもん、40代で子育て終えてから、ビジネスの世界にカムバックして、最前線で活躍しているスーパー主婦の人とか。

ただ、ああいう人は人一倍努力してると思う。そもそもの素質も高そうだし。よく10年以上も社会人ブランクあって、そんだけ活躍できてるなと。そのバイタリティ、その高い柔軟性に尊敬の念すら覚えます。


●ブランクのある人材に、企業は「投資」出来るのか?

ブランクある人が筋力を回復させるまで、企業にとっては経費のかかる存在であることは確か。つまりその人が会社に貢献してくれるようになるまでは、「投資」になりますよね。加えてこのコロナ危機。零細には体力的に使いづらい人材。中小でもキャッシュが手元にあるとこだけじゃないかな?そんな投資できるの。
ただ東京にある「夢の国」でも大手航空会社でも、組織を維持するためのキャッシュは2ヶ月分くらいしかもってないそうですよね。ブランクある人材にも投資できる、そんな体力も気力もある会社を探すのには、これからひと苦労しそうです。

●社会を低空飛行して、ブランクを無くす

だからこそ、ブランクはできるだけ少ないほうがいいと思う派です。ライフステージにあわせて、低空飛行でいいから、社会と関わり続けること。これからの時代を生きていくのに、結構「アリ」な選択肢なんじゃないかな、と。個人の精神衛生上考えてもね。
産休から復帰するカタチは別に、正社員やフルタイム出勤、オフィス勤務じゃなくてもいいと思うし。子なし正社員→産休・育休→フルタイム復帰、てな具合に「二択」で考えるからしんどいんじゃないかと。

副業をとりいれている会社だって、コロナ前から増えつつある。さらにコロナ危機で、リモートワークも「普通」になりつつある。選択肢はいくらだってあると思うんです。

むしろ、リモートも時短も、なんにも取り入れられない会社は、経営陣が思考止まってるか、保守派か疑ったほうがいいかもしれないですよね。入社後に「別のストレス」を抱えるかもしれない。

望めば誰もが、いい感じに低空飛行できますように。私もいち経営者としてがんばります。

次回は、2.リモートワークで働ける人について、まとめてみたいと思います。

ではまた。

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