エネルギーの使い方
こんにちは!
みなさんおうちのお米は足りてますか?
日本人なのにお米に困るなんてなんか変な感じですが、今日も美味しいお米を食べて元気にいきましょう!
ぼくはちなみに玄米が好きです。
さて、エネルギーの使い方ということですが、ヨガやピラティスで身体の良い使い方を身につけていけると、動き方が変わるだけではなく、エネルギーの使い方も変わってきます。
エネルギーというとちょっと抽象的な表現なので、2つのポイントに分けてお伝えしてみたいと思います。
1「全体のつながりを大事にすること」
なにかヨガのポーズをイメージしてみてください。
どんなポーズであっても、一部の筋力だけで行えるものはひとつもありません。
全てのポーズは、身体の全体に常に意識を張り巡らせて、一部だけに負荷をかけすぎないように、全身に負荷を分散させていきます。
ポーズの種類や行う人の身体の状態によって負荷や刺激を強く感じる部位は様々ですが、基本的には常に全身を同時に使っていけるように練習、実践していきます。
これは筋トレと全く逆の発想です。
筋トレはむしろ鍛えたい部位に如何に負荷を集中させるかを考えます。
これはそもそものヨガと筋トレの目的の違いにもなりますが、ちょっと深い話になりますが、ヨガは瞑想によって悟りを目指すものであり、そのプロセスのひとつとして身体と心を清め、浄化していくことを行います。
ヨガのポーズはもちろん身体を鍛えたり柔軟にしたりする効果も高いですが、イメージとしては内臓の毒素を出すとか、脳や神経のストレスを取り除くとか、血液、リンパ液、脳脊髄液などの体液循環を良くするなど、もっと身体の内側への効果を狙って練習していきます。
筋トレはみなさんイメージしやすいと思いますが、基本的にはボディメイクやダイエット、スポーツのパフォーマンス向上などが目的ですよね。
わかりやすいように筋トレを引き合いに出しましたが、対立させたいのではなく、むしろヨガのポーズを効果的に行えるようになると身体の使いたい場所を自分で細かく調整できるようになるので、筋トレの効果も倍増します。
2「コアから力を生み出すこと」
以前も触れたコアですが、コアはピラティスの大得意分野です。
ヨガでもコアとイコールではないですが「バンダ」という身体の内側を引き上げながら動くという独特の身体技法があります。
ピラティスは身体の構造を論理的に学び、科学的に考えて身体の動かし方を変えていくことができるメソッドですが、この「構造通りの身体の使い方」というのが正にコアから力が生まれる身体の動かし方のことです。
解剖学的には腹横筋や骨盤底筋、横隔膜、多裂筋などがコアの筋肉の代表ですが、イメージとしては身体の中心、軸に力が集まっている状態を生み出せるように実践していきます。
中心から力を発揮できるようになると、関節の負担が減り、少ない努力で大きな力を出すことができ、怪我の予防にもなります。
コアの使い方を学ぶことは、みなさんが快適に生活していくためのたくさんの可能性を与えてくれます。
例えば階段の上り下りが楽になる、重たい荷物を軽く運べる、家事の身体の負担が減る、立つ、座る、歩くが心地良くなるなど日常への効果から、内臓機能が高まる、心身の過緊張がゆるむ、血流が良くなる、基礎代謝が上がる、PMSの改善、免疫力アップなどの健康面での効果も数えきれないほどあります。
スポーツが好きな方にとっては間違いなく身体能力が向上し、身体感覚が研ぎ澄まされるので集中力も高まるはずです。
これら「全体のつながりを大事にすること」「コアから力を生み出すこと」のふたつはお互いに相関関係になっていて、「全体のつながり」を感じられるようになるとコアから力を生み出すことができ、「コアから力を生み出す」ことができるようになると、全体のつながりができていきます。
ちょっと話が飛躍するようですが、このような身体の使い方を身につけていくことで、人生で訪れる様々な負荷やストレス、逆境などにも、自分や他者を破壊してしまうようなエネルギーの使い方ではなく、自分にも他者にもさらに成長に繋がったり助け合ったりできるような考え方やエネルギーの使い方ができるようになっていきますし、そのような可能性があるのがヨガやピラティスです。
「人はなかなか変われない」というのも事実かもしれませんが、まずは「変わりたい」「もっと良くなっていきたい」という思いが少しでもある方のために、ヨガやピラティスは具体的な実践法を提示してくれています。
ぼくもヨガ、ピラティスにたくさん助けられてきました。
なのでみなさんにもぜひこれらの素晴らしい恩恵をたくさん受けていただきたいと思っています。
今日もここまで読んでいただきありがとうございました!
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