アフィリエイトのキーワード選定方法について、Twitterで話題になっている本はおすすめ?ジャンル決めについて

こんにちは!

umiです。

※本noteは以前毎週執筆していた定期購読マガジンのバックナンバーを改良したものです。基本的に単発でも完結するように書いています。

※最終編集日:2020年4月30日

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さて今回の内容ですが、キーワードの選定方法にフォーカスしてみました。今回キーワードについて結構なボリュームで書いてしまったのでそれがほぼすべてとなっています。

2つ目はTwitterで話題の本2冊について触れています。最近はフォローしている方や実際に何度もお会いしたことがある人が出版したりすることが比較的日常的になってきましたね。

では今回もよろしくおねがいします。


1.アフィリエイトにおけるキーワード選定方法

効率よく稼ぐためにはキーワード選定が必須スキルとなります。

「Googleはオワコン」「検索だけに頼るのはリスクが高い」という意見も聞きますが、2018年のデータでもGoogle、Yahooともに(国内で)5000万人以上の人が利用し、約16%の検索ワードがこれまで検索されたことがない新しいキーワードであるとされています。

それくらいたくさんの人が利用し、無数のキーワードで検索されているわけですから、実は稼げるキーワード、収益となるキーワードは無数に存在します。

実際僕が運営するフリーターのブログでも、同じ案件(ジェイック)が今月だけで10種類以上のページから成約されていることから、僕一人の成約数だけでも少なくとも数十種類のキーワードから成約していることが伺えます(※成約キーワードまで追跡していないためあくまで予想でしかわかりません)。

また、自身が把握しているだけでも網羅しきれていないキーワード、上位表示できていないキーワードはたくさんあり、「ジェイック」という案件一つとっても成約する可能性のあるキーワードは100~1000、またはそれ以上あると考えます。

しかし通常一人の作業ですべてのキーワードを網羅することは到底不可能で、ここで収益性の高い、別の言い方をすると稼ぎやすいキーワードを選出することが重要になってきます。

収益性の高いキーワード、稼ぎやすいキーワードとは具体的に以下のようなキーワードを指します。

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アフィリエイト、もっと言えば検索からのウェブマーケティングにおいて、最も稼げるキーワードは「競合性が高く見込める成約数の多いワード」です。次に「競合性が低く見込める成約数が多いワード」が収益性が高く、逆に最も狙っては行けないのは「競合性が高く見込める成約数が少ないワード」です。


 - お宝ワード一つで稼ぎ続けることは不可能

同じ成約率が高いキーワードであれば競合性が低い方が収益率が高いのではないかと思った方も多いと思います。これは間違いではありません。

ただ現実的に、見込める成約数が多いキーワードで競合性が低いケースはほとんどありません。もし仮にあっとしても、多くの人が見つけていないキーワードですからそれを狙って探すのは困難です。また、仮にそれが見つかったとしても、成約数の多いキーワード(ページ)はASPらが把握できてしまうため、より獲得数を増やしたいASPが広告主や他のアフィリエイターにバラしてしまいます。

よって「競合性が低く見込める成約数が多いワード」というのはそもそもほとんどありえず、またあったとしてもすぐに競合性が高くなってしまうため、収益性は競合性の高いワードに比べて低くなってしまいます。

近年、全体的にアフィリエイトの案件数が爆発的に増え、それに伴って稼げるキーワードも増加しています。長年取り組んでいるベテランアフィリエイターが気づかないジャンル、商材のキーワードで初心者アフィリエイターが月100万円以上稼ぐことも珍しくありません。しかしそういった新しいジャンル、新しい商材のキーワードで大きく収益を上げると、必ずASPが動きます。各ASPでは「実は稼げる」と銘打ってオープン、クローズド問わずたくさんの案件セミナーが開催されています。そこで「実は100万円稼げる」と紹介されれば多くのアフィリエイターが参入してくるのです。


 - 競合性の高い稼げるワードを狙うのが基本

アフィリエイトでがっつり稼ぎたい場合、やはりある程度競合性が高くても稼げるキーワードを狙うのが基本です。これはもはや絶対的であり、月100万円以上稼ぎたいなら避けて通ることはできません。

具体的に言えば、転職ジャンルでは「転職」という単語が入るキーワードを、脱毛ジャンルであれば「脱毛」、物販案件であれば商標が入るキーワードを狙うことが重要です。もちろん単一ビッグワードで上げるのが理想ですが、それはやはり難しいと思います。なのでそれを含む二語ワードを狙っていくことが重要です。

ただ「転職」という単語が入る二語ワードでも必ず稼げるとは限りません。詳しくは後述しますが、ここでもやはりキーワード選定が重要になってきます。

 - 競合性の低い可能性のあるキーワードを狙う

次に優先すべきはキーワードは成約数の多さ、成約率の高さは一旦無視して、少しでも成約の見込みがありそうなキーワード、いわゆるロングテールワードです。

月間成約数が1件の記事(キーワード)でも、10個作れば10件、100個作れば100件成約します。100件決まれば1件あたりの単価が3,000円だと30万円の発生金額となります。現実的にロングテールワードのみで月100万程度稼ぐのは難しいですが、月5万~10万程度上げることはそれほど難しくないのでどんどん狙っていくべきです。ただしこの「ロングテールワード狙い」は失敗すると稼げないキーワードを狙ってしまうことになるのでやはりキーワード選定が重要になってきます。

 - 稼げないキーワードは原則狙わない方が良い?

最後に、稼げないキーワードについてですが、これに関しては原則狙わないことをおすすめします。

ただし前回のサイト設計の話でも書いた通り、近年のSEOはE-A-T「権威性」「信頼性」「専門性」が重要視されているため、それを補完するためのキーワード(記事)であれば狙っていきましょう。

また、成約する見込みがほとんどないワードでも、検索ボリュームが多ければアドセンスなどのクリック型報酬で結構稼げたりします。特にアドセンスの単価が高い分野(主に金融関係ジャンル)であればRPM(表示回数1000辺りの収益率)が1000円を超えることも少なくないので、月間検索ボリュームが多ければ1記事で数千円以上安定して稼げます。

稼げないキーワードというのは別の言い方をすれば「需要のないキーワード」ですね。たとえアフィリエイト案件がなくても需要、ユーザーニーズがあれば結果的に収益に繋がります。


キーワードをどうやって見つけるか?

では具体的にキーワード、特に稼げるキーワード、収益に繋がるキーワードはどうやって見つけるのか?

キーワードの探し方は人によって結構変わってくるポイントでもありますが、僕の場合おおよそ以下の流れでキーワードを探していきます。

1.起点となるワード(ビッグワード、単一ワード)を探す
2.起点となるワードのサジェストワード、関連ワードを拾う
3.サジェストワード、関連ワードから必要なものをピックアップす

という流れですね。

1(起点となるワード)を先にたくさん見つけて、というやり方ではなく、起点ワードをいくつか見つけたら2に移るというやり方が良いです。


1.起点となるワード(ビッグワード、単一ワード)を探す

キーワード選定というと、サジェストワードや関連ワードを連想する人も多いようですが、それらを探すためにもまず起点となる単一ワードを見つける必要があります。

例えば転職ジャンルの場合、起点となるワードは「転職」が真っ先に思い浮かぶと思います。キーワード選定が苦手な人、特に初心者アフィリエイターは「転職」からサジェストワードを拾ったり、関連ワードを探したりしますが、それらはいずれも「転職」が入っているワード、またはかなり近いワードしか見つけることができません。

ライバルが少ないワードで集客したければ「転職」以外の起点となるワードを探す必要があります。転職ジャンルで起点となるワードは実はそれ(転職)以外にも、

・職種名、業種名
・異業種
・異職種
・中途採用
・履歴書
・職務経歴書

などたくさんあります。

起点となるワード、はじめの単一ワードの探し方には以下のようなものがあります。

・広告主のLP(ランディングページ)、コーポレートサイトをチェック
・キーワードプランナーをチェック
・知恵袋などQ&Aサイトから探す
・ライバルサイトから探す(ahrefsの活用)

この順番で探すようにしています。

 - 広告主サイトをチェック

キーワードを探す際に真っ先にやるべきことは広告主が運用するLP及びコーポレートサイトをチェックです。実はこれをやるだけでかなりの数の起点となるキーワードを探すことができます。

例えば婚活ジャンルに「エン婚活エージェント」という案件がa8にあります。

https://en-konkatsu.com/commitment-campaign/5/18/?argument=AUNpsQxn&dmai=a5be4f740e896a

婚活ジャンルなので「婚活」という起点ワードはすぐ思いつきますが、リンク先のLPを見ればそれ以外にもたくさんのワードが出てきます。

まず「エン婚活エージェント」。これは商標ワードと呼ばれるものですね。他にも楽天オーネット、ツヴァイ、パートナーエージェントなどライバル会社の商標、婚活エージェント、結婚相談所、成婚率などの基本用語などがすぐに見つかります。

また、LPだけでなく広告主のコーポレートサイトの下層ページなどもチェックすれば更にキーワードを見つけることができます。

https://en-konkatsu.com/experiences/9910/

【上記リンク先で発見できた婚活に関連しそうな起点ワード】
結婚、婚活パーティ、婚活アプリ、既婚者、MYPR、コネクトシップなど


更にエン婚活エージェントだけでなく、同手順で他の案件もチェックすればそれだけで数十個以上のワードを見つけることが出来るでしょう。


 - キーワードプランナーをチェック

キーワードプランナーは関連ワードをチェックするツールとしてはやはり優秀です。まず思いついた起点となるワード(婚活)を入力すればそれ(婚活)が入っていないワードを見つけることができます。

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先に広告主のページで見つけたキーワードを入力したりすれば更に幅広くキーワードを探すことができます。


 - 知恵袋などQ&Aサイトから探す

意外と活用していない人も多いですが、知恵袋などのQ&Aサイトは検索ボックスがあり、関連する質問を検索することが可能です。またこれも意外と知られていませんが、表示の順番を変更することもできます。

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知恵袋を活用すればキーワードプランナーなどの関連ワードでは出てきにくいワードが見つかったりするのでかなりおすすめ。


 - ライバルサイトから探す

後はライバルサイトから探すのも一つの手ですね。見つけた起点ワードを実際に検索して上位表示しているライバルサイトの記事をチェックしてみましょう。上位表示しているサイトは通常記事タイトルや見出しに狙っているキーワードが散りばめられているので見つけやすいと思います。サイトマップなどがあれば探しやすいですね。

またライバルサイトをチェックする際は「ahrefs」を活用すると作業効率が非常に上がります。ライトプランで月額1万円ほどするので初心者向けではありませんがは優先的に入れても良いと思います。

※ahrefsの詳細は省略します


2.起点となるワードのサジェストワード、関連ワードを拾う

起点となるワードが見つかったら次はサジェストワード、関連ワードを拾います。

まずは「婚活」から探してみましょう。

サジェストワードは「サジェストツール」などで検索して上位表示するサイトから探しても良いですし、goodkeywordを使っても良いです。無料で利用出来るツールだと表示されるキーワードに限りがあるので複数使ってみましょう。

https://kouho.jp/

https://goodkeyword.net/

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こんな感じで大量にサジェストワードを抜き出します。このツールでは検索ボリュームの多いワードが上に来ます。※「各ひらがな当たり」を意味しています。

この中から必要であると思われるキーワードを抜粋していきます。

関連ワードについては僕はキーワードプランナーしかチェックしていません。キーワードはほぼサジェストツールで探しています。


3.サジェストワード、関連ワードから必要なものをピックアップする

ここからコンテンツ、記事として必要なキーワードを抜粋していきます。

僕の場合、まず以下のようなワードを不要ワードとして除外します。

・+ブログ、+アメブロなど関連性の薄いもの
・地域、場所に関連するワード
(僕は地域系ワードはほとんど狙いませんが、狙っても良いと思います)
・その他婚活情報サイトに不要と思われるキーワード

はじめに不要なものを除外し、残ったものに優先順にを付けるイメージです。

優先順位は序盤で解説した通り、

①競合性が高く、見込み成約数が多いワード
②競合性が低く、見込み成約数が多いワード
③競合性が低く、見込み成約数が少ないワード

です。

競合性が高く、見込み成約数もほとんどないものは情報サイトとしてどうしても必要な場合を覗いて除外します。また成約がほとんど見込めず、検索ボリュームも少ない(月間100以下)、被リンクとしての役目も果たせそうにないものも除外します。


 - 成約するワードかどうか確認する方法

成約するキーワードかどうかについては慣れればある程度わかってきますが、最初はわからないことが多いかもしれません。

成約するかどうか、一つの目安としてはやはり「広告が出稿されているかどうか」ですね。検索した際にたくさん広告が出稿されているワードは成約するから出稿されているという認識でOKです。

リスティング広告(検索連動型広告)は上部に最大4つまで。常に4つ出稿されているワードは成約率が高く、競争率が高いことを意味しています。

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成約する確率は低いが、成約する可能性が十分あるようなワードでも出稿している企業は結構あります。検索して広告が1~2つくらいしか表示されないワードは競合性が低いものの成約する確率は十分あると考えられます。

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広告が全く表示されていないキーワードは成約する見込みがないと思われている、または成約するキーワードであることを誰も気づいていない広告です。経験上広告が出稿されていないワードでも成約することはよくありますが、基本的に成約する可能性は薄いと考えても良いでしょう。

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※表示される広告は検索環境などによって変わってきます


成約するかどうかは見ての通りですが、自身のサイトで成約ためにはマッチした案件である必要があります。例えば「婚活 アプリ」というワードではペアーズやアプリ比較サイトが中心に出稿されていることから婚活アプリの案件で採算が取れていることがわかります。それ以外の結婚相談所や婚活パーティが決まりやすいかどうかは別です。※画像を見ると婚活パーティも出稿しているので成約する可能性は高そうですね。

バスツアーというワードに関してはバスツアー会社、結婚相談所の2社が広告を出稿しているため、この2つの同等案件であれば上位表示することでの成約が期待できます。しかし「婚活アプリ案件」が成約するかどうかは確証が持てません。

また、広告が出稿されているからといって必ずしも成約するワードであるとは限りません。特にウェブマーケティングに注力している会社は自社の商標ワード(会社名、サービス名など)が入るワードすべてで出稿していることもあります。また逆に広告がたくさん出ているのに成約しにくいワードも少なからず存在します。

そのワードが成約するかどうかについて確実に把握するには実際に上位表示させてみるか、自ら広告を出稿する他ないのです。


 - まとめ

流れとしては、広告主サイトやキーワードプランナー、知恵袋などで起点ワードをチェックし、起点ワードをサジェストツールに入力してミドル、スモールワードを拾う。拾ったワードの中で必要なものをピックアップするというイメージです。

サイト立ち上げ段階では起点ワードを例えば転職であれば「転職」以外に1つか2つ探します。それをサジェストツールの入力ボックスに入れてキーワードを広げます。

記事数が増えてきて記事ネタを増やしたくなったらまた起点となるワードを探して、と繰り返すイメージです。いきなり大量にキーワードを拾ってもコンテンツを大量に作ることはできないので、まずは優先すべきキーワードから始めて行きましょう。


2.Twitterで話題のネタをピックアップ

個人的にTwitterで気になったネタをピックアップするコーナー。

今週はTLで本に関する話題が多く見られたので2つの本について触れておきましょう。

 - あんじゅ先生と大河内さんの税本

発売からわずか10日で1万部以上売れ、増刷が決まったフリーランスに強い税理士、大河内さんとあんじゅ先生の共著。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

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僕も二人にイベントに会った際に購入したのですが、予想以上に濃く、漫画の割合が多いにも関わらず充実した内容となっています。現状で特にフリーランス向けの本としては最もおすすめ出来ます。というか初心者向けの確定申告の本としてはこれ以上良いものはないかもしれません。薄っぺらい本が多い(笑)全体的なビジネス書として見ても、ここまで力の入った本はなかなかありません。

確定申告が不安という方は必読です。


 - のんくらさんのアドセンス本

発売前にも関わらずベストセラー1位となっているほど前評判がとても良いのんくらさんによる「Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]」。

https://amzn.to/2TsVFq3

のんくらさんはアドセンス歴10年以上で、アドセンスオンリーで月額数百~1000万程度収益があると言われています(人から来た情報なので真偽のほどは不明です)。

主に関西方面でたまにセミナーなども開催されているようですが、実際に出席したことのある僕が知るベテランアフィリエイターの方々から好評なので、のんくらさんは間違いなくハイレベルな方です。

amazonでは(発売当日から)在庫切れで1~2カ月待ちとなっているので急いで欲しい方は書店や別の販路(楽天ブックスなど)から購入をおすすめします。


3.Q&Aコーナー

このコーナーではなんでも質問をお受けしています。

 - ジャンルの選び方について

新しくサイトを立ち上げたいと考えています。その際どういったジャンルを選ぶべきか迷っています。

例えば脱毛のような稼げると言われているジャンルを選ぶべきなのか、アフィリエイトサイトの少ないニッチなジャンルを選ぶべきか知りたいです。

 - umiの回答

ジャンル選びは得たい収益によって変わってきます。例えば月1000万稼ぐサイトを作りたいのであればいわゆる稼げると言われるジャンルでないと達成できないため、ジャンルは限られてきます。

月100万くらいの規模でもジャンルによって難易度がかなり変わってきます。

また、月10万稼ぐ難易度は低いけど100万稼ぐ難易度は非常に高いジャンルもあれば、月10万稼ぐ難易度が非常に高いが、10万達成できたら100万も見えてくるジャンルもあったりします。

という意味でやはり最終的なゴール(目標金額)によって変わってきます。ジャンルについて次回まとめようと思います。


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著者 : umi
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質問用:uminikki2018@gmail.com

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