見出し画像

法人設立のご挨拶│株式会社ソレナ

正直、いつ何をどう切り出していこうか…。

そんなことを思い続けながら、あっという間に1ヵ月半という時間が流れていきました。改めてご挨拶をさせていただければと思います。

2020年3月16日、所在地:東京都港区、共同代表:大崎博之、栗和田大輔の2名にて、株式会社ソレナ(以下、ソレナ)を設立致しました。

・これから何をするのか
・なぜそれをするのか
・それをどうやるのか
・今後の活動について

そういったことをお伝えしつつ、これから関わっていくであろう多くの方々へのご挨拶になればと思い、今日ここにnote を記していきたいと思います。

これから何をするのか?

ソレナは、メディアを通してブランドの育成・醸成をサポートしていくライティングカンパニーです。

販売促進、広報PR、採用の事業領域において「ライティング」が貢献できる分野のあらゆることへ取り組んでいきます。

基本的には受託によるお仕事を中心に請けていく予定で、ここ最近の状況を見てみると、これまで自社にWebを取り入れてこなかった中小企業、ベンチャー企業の「e-book制作」などの依頼があったりします。

また後ほど理由をお伝えしたいと思いますが、たまたま「マーケティング」「言語化(文章)」「非言語化(デザイン)」そして「顧客インサイトのリサーチ」などに強みを持っているため、ある意味で偶然にもニーズとマッチして「しまっている」という感覚です。

基本的にはBtoB事業になりますので、これまでプル型営業の仕組みや、オンライン上のマーケティング施策を後回しにしてきてしまった企業様のお力になれるのではと考えております。

とはいえ、先ほどお伝えした通り、たまたま「自社の強みとニーズ」がマッチしてしまったためこういったサービスが先に展開されているのですが、将来的なビジョンの面ではこれだけがすべてではなく、どちらかというとブランディング周りの支援を中心に行っていく予定です。

上記のスライドでお伝えしたように、これからの世界においては情緒的な価値、人と人とのコミュニケーションによって生まれるブランドの醸成がより大きな価値を持つ時代へと突入しました。

自分たちの原体験、事業の歴史、他者のものまねではない独自の物語。

そこに付随するのは、「ブランド」や「文化」といったキーワードであり、それをいかに「ほんとうのこと」という文脈で届けられるかというメディアや編集の存在がより重要になってくると考えています。

株式会社ソレナは、メディアを通して世の中にある「ほんとうのこと」を伝えるジャーナリスト集団です。

なぜそれをするのか

さて本来であればここで、なぜ私たちはこのような取り組みをするのかという「WHY」が登場する出番です。

ですがその前にひとつ、私がこれまで何をしてきたのかという話に少しだけ触れるお時間をいただければと思います。

私自身は2015年に個人事業主として独立し、主に個人のセルフブランディング領域を扱うお仕事を続けてきました。

何のためのセルフブランディングかというと、個人でお仕事をしているさまざまなスモールビジネス(英語コーチ、メイクセラピスト、整体師、など)を生業とする方々の売上アップのための取り組みです。

個人の資質分析から始まり、商品開発、集客導線の設計、ブランディング、セールス、ビジネスモデルの設計を幅広く行ってきました。

ですがこの活動を続ける中で、自分が本当に価値をもっともっと発揮させていかなければいけない領域があるのではと考えるようになりました。

「ブランドジャーナリズム」です。

少し大げさですが、長きに渡って続いてきたブランドや文化を受け継ぎ、アップデートさせていく若き起業家たちが、世の中を見渡せば多くいること気がついてしまったのです。

モノづくり文化かもしれませんし、組織文化かもしれません。

食文化、まち文化、伝統文化、などなど、探せばいろいろなものに「文化」ということばが付随しています。

その中で印象的だったのは、いわゆる「追求の精神」「オタク精神」の強さであり、反比例するかのような ”伝えること” に対しての不器用さです。

世の中はこんなにも「おもしろい」に溢れているのに、それが届かないばかりに世界は「合理的で効率的」な機能偏重の世界になってしまっているのではないかと思うようになりました。

特にいま世の中は、”生産も消費も極度に効率化された世界” へと幸か不幸か進んでいます。

そして多くの人は気づき始めています。「合理的で効率的な機能に偏った世界の中で人は幸せや喜びを感じるのではない」。

無駄で、非効率で、情緒の動かされるものに対して心は喜び、ひと時の幸せを感じる生き物なんだと、まさに思い知らされているのではないでしょうか。

文化の担う本当の役割を開放し、ジャーナリズムの精神をもって届ける事業をしていきたい。その願いが今回の株式会社化につながりました。

それをどうやるのか

起業を志してからというもの、メディアのこれからの可能性について考える機会が増えました。とりわけ自分が得意とする「ライティング領域」で貢献できるオウンドメディアの可能性です。

2015年頃にブームを迎えたオウンドメディアですが、2017年になるとその運用の難しさから閉鎖のニュースが相次ぐようになりました。

かつてはオウンドメディアを起点に、さまざまなSNSを展開してブランディングをしていこうという風潮はありましたが、現在ではすべてのメディアが循環する仕組みへと大きく移行しています。

こまかなことは別のnote に見解を書いてみましたので、この続きの内容についてはこちらをご覧ください。

結論として、ライティングが無力になったのではなく、役割が変わってきたのだという見方に落ち着きました。

私たちの強みは、「企業の中に眠る”おもしろい”の発掘」にあります。

それをライティングという「言語」と、デザインという「非言語」に落とし込みながら、どのようなメディア戦略によって届けるかを策定・実施することにより本当の意味での応援者であるファンを巻き込む取り組みを行っていきます。

先のスライドの中でも示したとおり、ファン形成をベースにした事業の取り組みによって、ブランドや文化の存在が情緒的な呼び水となり、長期的な取引量を増やし、価格競争にも陥りにくくなるとされています。

今後の活動について

オフラインでの対面営業を主軸にやっていこうとしていた矢先、まさかのオンライン化の世界へ突入してしまったという背景もあり、当初は予定していなかったウェビナーなども実施しながら、幅広く取り組みを増やしていきたいと考えています。

受託案件、クライアントワークの分野については「すべての中小企業をメディアカンパニーへ」という信念のもと、まだ届いていない「ほんとうのこと」が世の中に行きわたる世界の実現を目指します。

一方、自社でもメディア事業を立ち上げる予定があるので、今日はそれについても最後、お伝えできればと思います。

世の中には多くのオウンドメディアが立ち上がっています。

その多くはインタビュー記事などで構成されていたりするわけですが、メディア側の意向、企画テーマやコンセプトの影響もあり、インタビューを受けた側が「ほんとうに伝えたいこと」が届いていない現状があります。

「テレビに取材されると、思ってもいないところを切り取られて放映されてしまうからメディアはキライだ」

と考える人は少なくないと思います。もちろん素敵なメディアも世の中には存在していますが、まだまだ数が足りないのではと思うのです。

語り手と媒介者であるメディアのギャップを埋め、「ほんとうのこと」がより届き、真のファンによる応援によって経済的な循環が起こる世の中の実現を目指します。

その一歩目として自社でも「文化」をキーワードにしたメディア事業を立ち上げます。

詳細はまた後ほど、追ってご連絡できればと思います。ぜひ今後の活動にもご注目をいただければと幸いです。

今後とも、株式会社ソレナをよろしくお願い致します!

「追記」社名の由来

あえてスルーしていたのですが、社名である「ソレナ」の由来は何ですかというお問合せは複数ありましたのでここでご説明したいと思います。

Solena(ソレナ)とは、SolanaとSolenceというスペイン語とフランス語を合せた造語で、太陽と月を意味しています。
引用:オレゴンにあるワイナリー

そう話すのは、ソレナのオーナー兼ワインメーカーの経営者でもあるローラン・モンタリュー氏。太陽と月というのは両極を表すようなニュアンスがあるそうです。

……という話は、実はあとづけ。

ある日、旅館に泊まったときのことです。となりに、若い女性のフリーランスか、もしくは下手すると女子高生かそのあたりの宿泊客がいたんですね。そしてこう連発するわけです。

「それな、それな!」

世の中の社名の歴史をさかのぼると、本田技研工業株式会社のように創業者の名前に由来するところから、株式会社サイバーエージェントのように社会での役割を示すような表現、制作会社のLIG(リグ)のように、楽しく生きていきたいとの想いから「Life is good」の略称を用いるなど様々です。

その時に、「それな!」っていう言い回しの中には共感や合致を意味するような「それだ!感がある」と思ったんです。

なかなか決まらずもやもやした状態からカチっとハマった時の瞬間のことを「ソレナ感」と社内ワードにし、それをそのまま社名にしたという由来になります。

ですので株式会社ソレナの正しい発音は、「株式会社それな!」なので、以後、お見知りおきをよろしくお願いします。笑

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?