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美容師的""クリティカルシンキング""を思考する

こんにちは。北九州市小倉北区のBLAZEという美容室で店長をしております、新川寛人です。

今までも外部のブログや個人メディアで記事を書く機会はあったのですが、自分が普段サロンワークをする上で考えている事をよりわかりやすく記事にしたいと思い、noteに登録してみました。(UI素晴らしいですね)

今回は第一号の記事ということで、""クリティカルシンキング"" について考えてみます。

・クリティカルシンキングとは?

クリティカルシンキング(Critical Thinking)とは、日本語で訳すと ""批判的思考"" です。

批判的というとマイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、決して頭ごなしに物事を否定しよう!という考え方ではありません。

一度原点回帰し、本質的に物事を疑ってみる思考を身に付けよう、という考え方です。

僕は美容室でのサロンワークにおいて、常にこのクリティカルシンキングをベースに仕事をするよう心がけています。

・美容室におけるクリティカルシンキングの例


美容室といえば、皆様はどんなイメージを持つでしょうか?

予約をして、お店に入るとスタッフがお出迎えをして、シャンプーした後にハサミで髪の毛を切る。仕上がったらワックスをつけて完成!みたいな流れが一般的なのかな?と思います。

この当たり前になっている一連の流れの中で、クリティカルシンキング=批判的思考を発揮する場面はどこにあるでしょう?

この前テレビを見ていてビックリしたのですが、海外にはハサミを使わずに炎で髪の毛を切る(?)美容師さんがいるらしいです。

ちょっと聞いただけだと「何を言っているんだコイツは・・・」と思われるかもしれませんが、本当に髪の毛を燃やしながら上手いこと形を整えていたんですよね。

本当にハサミを使わないとヘアースタイルを作れないのか?


極端な例ではありますが、これがまさにクリティカルシンキングの真髄だろうと思います。

その海外の美容師さんはきっと「ハサミじゃなくても良くね?」と考えて炎でヘアースタイルを作る道に走ったのだろうと推察します。(その是非は一旦置いといて)

サロンワークにおいて、クリティカルシンキングを発揮する場面は多々あります。

「本当に雑誌じゃなきゃダメなの?タブレットはどう?」「そもそもレディース中心のサロンじゃなきゃダメなの?」「たしかに流行はアッシュだけど、イエロー系カラーとかもよく考えてみたら可愛くない?」

何気なく当たり前だと思っていた事も、一度原点に立ち返り、クリティカルシンキングを用いて違う角度から物事を見てみる。

物事の是非は、考えた後でも、トライしてみた後でも構わないと思います。「結局従来のやり方が1番合理的だったね!」みたいなパターンも良くあるので。

クリティカルシンキングを胸に柔軟な視点で、自分の仕事やお客さまと向き合っていきたいと思います。

(炎でのカット施術は消防法等にガッツリ違反しそうな気がするのでやめておきます。)