鬼滅のライカ！！-鬼滅/LiSAファン向け解説とライカ入門-
こんにちは。
「僕を連れて進めぇー♪」と大声で歌いながら全然歩かずに、両親に無理やり引きずられていく幼児を目撃しましたhirotographerです。
大体あれくらいのお年頃のキッズが歌えるものといえば、パプリカ大合唱（フリ付き） かアンパンマンマーチ（「アパ」を連呼）くらいが相場でしたが、ここ1年の鬼滅の刃の大躍進と紅蓮華という曲の素晴らしさを改めて感じる出来事でした。ちなみにLiSAさんで一番好きな曲は「蜜」です！！と元気よくニワカではないアピールで牽制しておきますね。ROCK-modeとかも好きです。
先日の金スマでのLiSAさん特集で最近の高価な買い物として「ライカのカメラ」を挙げられており、「ガチすぎる・・・」と界隈がざわつきましたが、このnoteのタイトルを見て飛んできた方も多いかと思います。
ちなみに、私のLeicaのコンクリート写真はこんな感じ📸黒の表現がめちゃめちゃ好きなので夜撮りたくなるけど、私のカメラはピントがモノラルなのとレンズのF値が明るく出来ないやつなのでなかなか難しい🤔🤔🤔そして2018年のお買い物だった🤔ここ2年はレンズ沼に🤔 pic.twitter.com/EZe3dR5ho5
— LiSA (@LiSA_OLiVE) January 16, 2021
さて、今回のnoteですが
・LiSAさんを通して興味を持った方々にもわかりやすく彼女のカメラ=鬼滅のライカ について解説する
・さらに鬼滅作中のみなさんの推しキャラによってどのライカがベストマッチなのかをオススメする
という趣旨で書かれており、最終的には漏れなくみなさんをレンズ沼に叩き落とすことが目的です（鬼畜。
1.ライカとはどんなカメラなの？
ドイツ製の高級カメラです。手作業工程の多い少量生産のため値段は一番ポピュラーなM型だと1台ひゃくまんえんくらい。レンズ交換式のデジタルカメラではありますが、撮影の大きな要素である絞り、シャッタースピード、ピントは基本的にすべてマニュアルで操作する必要があるというカメラです（オートなどのカメラ任せができない）。シャッター押せばなんとなく映る、というカメラとは違いややハードルが高めですが、熱狂的なファンが世界中にいます。
歴史は古く、鬼滅の刃の舞台背景である大正時代は1912年7月30日から1926年12月25日まですが、ライカの歴史でいえば「ウル・ライカ」と呼ばれるプロトタイプ２台が誕生したのは1913年あたりですので時を同じくして両者の物語が紡がれているのも面白いですね。
2.LiSAさんのカメラ=鬼滅のライカはどんな特徴があるの？
ちなみにLiSAさんのテレビで出てきた使用機材は
カメラ：Leica M10-P シルバークローム
レンズ：SUMMARON-M F5.6/28mm（赤ズマロンの復刻版？）
となっておりました。
両者を簡単に解説すると、
M10-Pはコンパクトな2400万画素のフルサイズセンサーをもつもっともスタンダードなライカのデジタルカメラです。シルバークロームのほうがカワイイ印象がありますね。コメントでLiSAさんがTwitterでもコメントしているように黒のグラデーションがライカは特に美しく、「シャドウがリッチ」といった表現が使われます。理解した上で購入されたことがわかるコメントですし、コンクリートというまさに質感の出やすい被写体選択がひたすら尊いです。一緒にコンクリートを撮りに行きたいおじさんが全国に5000万人くらいいると思います。
一方SUMMARON 28mmのほうはレンズの選択がすでに沼落ち感を感じさせるマニアックさです。お値段で言えばライカレンズの中では比較的購入しやすい価格帯（といっても他社の5~10倍）ではあるものの、F5.6のレンズ（値が大きいほど「暗い」レンズとなり、扱いが少し難しい）となっており玄人好みの一品。実は新品で手に入るライカレンズで一番コンパクトという「わかっている」感が大変に推せます。普段持ち歩く用の一番ミニマムな構成としてこのSUMMARONを選択しているということが伺いしれますし、画角もスマホのカメラとほとんど同じですので違和感が少なくSNSとの相性もよいと思います。
3.推しキャラライカ紹介
さてここからは鬼滅ファンに向けた推しキャラライカをご紹介していきます。LiSAさんでライカに興味を持った方はぜひ購入をご検討くださいね！（満面の笑み
なお、ネタバレを防ぐためにアニメ一期までの主要キャラを中心にしていますので「私の蛇柱ライカがない！」とか「鱗滝さんライカが漏れてる！」「この人はM10-RじゃなくてM9でしょ？」とか言う奴は「誰が喋っていいと言った？貴様のくだらぬ意思でものを言うな」とパワハラ会議にご招待しますのでご承知おきください。
4.「竈門炭治郎」推しにオススメのライカ
「M10-R（ブラッククローム）」
【表向きのスペック】
・ライカM10-Pをベースとした4000万画素センサーを持つ高画素最新鋭機
・ノイズのさらなる低減とより広いダイナミックレンジが特徴
・値段はひゃくまんえん。
【竈門炭次郎との共通点】
迷い（ノイズ）なく、時に鬼さえもやさしく受け止めるダイナミックレンジの広さはまさに竈門炭治郎！！まごう事なき主人公です。4000万画素もあるのでバッファの関係で10連写までしかできないあたりも、日の呼吸で技を繰り出し続けると息切れして瀕死になる炭治郎を彷彿とさせます。ボディの色はブラッククロームを選択しての刀身が黒色の日輪刀を持つ炭次郎と合わせていくとよいでしょう！
【おすすめのレンズ】
「Summilux ズミルックス 35mm/f1.4 2nd」
開放でのソフトフォーカスのような優しさ溢れる描写と絞った時の切れ味と繊細さはまさに誰にも優しく鬼を切る炭治郎そのものです。日の呼吸を使いきれないように4000万画素のスペックを使いきれないレンズというのがポイントですね（白眼）。「どアタマから沼に落とそうとしている！！」などと人聞きの悪い事は言わないでくださいね！
5.「我妻善逸」推しにオススメのライカ
「ライカM10モノクローム」
【表向きのスペック】
・ライカM10-Pをベースにモノクロ専用機としたモデル。
・ライカM10モノクロームでは4,000万画素のCMOSをセンサー搭載。
・カラーフィルターのないモノクロ専用機※なので理論上ボディそのものの解像性能は8,000万画素のカラー機を上回る。
※カラーの写真が一切撮れません。
・値段はひゃくまんえん。
【我妻善逸との共通点】
女の子大好きヘタレの善逸がこんな硬派なカメラなのか！と憤慨する声が聞こえます。よく考えてください。このスマホでも写真が撮れる時代に「モノクロしか撮れないひゃくまんえんカメラ」と子供にすら蔑まれるあたりが完全に善逸。カラーや動画を撮れる機種もあるのにモノクロしか撮れない。一の型しかつかえないこいつは間違いなく善逸なのです。なお、モノクロしか使えないという縛りではなく実はモノクロを極めたのがこのM-モノクロームであり、カラーの写真をモノクロに変換しただけでは写せない階調（グラデーション）がちゃんとデータとして残るため、他のデジタルライカとも一線を画しております。ぜひライカの電源がオンの間はほぼ別人格という善逸と同様の設定で乗り切ってくださいね！！
【おすすめのレンズ】
「 Summarit ズマリット 50mmF1.5 L」
逆光を撮った時に出るフレアが霹靂一閃を彷彿させますがそんなことよりも前玉の柔らかさが傷つきやすく心折れやすい大変に善逸らしいレンズです。
6.「嘴平伊之助」推しにオススメのライカ
「ライカ M10-D」
【表向きのスペック】
・ライカM10-Pをベースに、背面の液晶モニターをなくしたモデル。
・スマートフォンアプリの「Leica FOTOS」を用いればスマホの画面で撮影画像の確認や設定の変更が行える
・デジタルなのに撮ってすぐはどんな写真が撮れているかわからないというフィルムライクな撮影スタイルを実現（強要）させる少し頭のおかしいカメラ。
・値段はひゃくまんえん。
【嘴平伊之助との共通点】
デジタルなのに背面液晶が存在しないという奇抜さ、不器用さと我が道をゆく姿はまるで獣のよう。設定も接続がいまいちな携帯アプリLeica Fotosからしか変更できないため、アプリを接続するまでは基本的に同じ設定※で撮り続けるという猪突猛進ぶり。これは柱合会議でも満場一致で完全に伊之助です。
※ホワイトバランスや連写設定、測光モードなど。
【おすすめのレンズ】
「DR（デュアルレンジ）ズミクロンM50mm F2」
いわゆるメガネ付きと言われるマクロ撮影用のアダプターがついており、これを取り付けたライカの異形の姿は本来イケメンながらも猪をかぶった伊之助の２面性を完全再現しています。追記※ただし、M10では装着はできますが、カバーと干渉する関係で利用できません。完全なネタです。
7.「竈門禰豆子」推しにオススメのライカ
「ライカ Q2」
【表向きのスペック】
・4,730万画素の35mmフルサイズのセンサーを持つ、世界最高のコンパクトデジカメ
・28mm F1.7のレンズが固定されており、レンズ交換は不可。
・M型とは異なり、手振れ補正、マクロ撮影などの機能を搭載。
・ファインダーもEVF（電子ビューファインダー）を搭載し、オートフォーカスも可能。
・お値段はコンパクトじゃない８０まんえん。
【竈門禰豆子との共通点】
レンズは28mmの固定ですが、クロップ（切り取り）によって28mm、35mm、50mm、75mmに画角を変えられるところがまさにサイズを自由に変えられる禰豆子そのもの。M型ライカ=鬼殺隊は基本的に手振れ補正がないため、暗い環境に弱いのですが、Q2は血気術よろしく手振れ補正も使えるため夜にも強いところが鬼です。
【おすすめのレンズ】
なし。もともとついてる。
8.まとめ
いかがだったでしょうか？推しキャラのライカは気に入っていただけましたでしょうか？無事推しキャラとベストマッチのライカとレンズを購入されたみなさんはコンクリートか岩を撮っていただいて hirotographer に@Tweetくださいね。
では最後に猗窩座（あかざ）さんが一言言いたいようです。
少しでもココロのスキマ♡埋まったな♡→❤️、と思ったら、フォロー、いいねして頂けると嬉しいです。
Twitter(@hirotographer)も愉快にやっておりますのでそちらもぜひ。
他のライカ関係のnoteはこちら↓
いただいたサポートはライカの金利に全力有効活用させていただきます。