三上 涼風(Suzuka Mikami)

曲と小説とプログラミング。作り手でありたい人。みかすずポータル⇒https://greenry.jp/

三上 涼風(Suzuka Mikami)

曲と小説とプログラミング。作り手でありたい人。みかすずポータル⇒https://greenry.jp/

    マガジン

    綴り方

    綴り方

    すべて見る

    吊るされた娘の腹を刃が貫き血飛沫は迸る

    運命を知りながら受容しなければならないときの心はかくも平静なものだろうかと思う。 それは例えば娘の場合。娘がこの食卓の一人挟んだ向こう側についたときから運命は決していた。突如として娘は宙に吊るされる。それはクレーンゲームが景品を持ちあげるごときさりげなさであった。娘の母親は何の疑問も差し挟むことなく目の前に並べられた皿から食べ物をつまみあげる。私は刹那の後に耳を劈くであろう娘の母親の悲鳴を予期しながらも平常を装うより他はなかった。刹那。娘の腹を日本刀が貫き空中から鮮血が迸る

    スキ
    1

    表情なき捕手

    常に同じ表情しか見せないものたちにおまえの大切な気持ちを晒すな。表情をもつように見えてその実仮面のように冷え切った鉄の塊でしかない彼らのためにおまえの大切な感情を切り売りするな。痛みをこらえて切り取った肉の欠片は彼らに反射すれば単なる同質の有機物になり果てるだろう。おまえの有限の魂は物言わぬ表情なき捕手のために存在するのではない。いいかよく聞いておけ。お前が彼らに渡せるものなどただの一つもないのだ。 最終電車と反転世界最終電車に揺られて漆黒の中に視線を彷徨わせる日々がかつて

    スキ
    1

    自由論

    自由を叫べば叫ぶほど深く昏い穴に囚われて抜け出すこともできず泥まみれになって朽ちていくだけならば一体自由とは何なのだろう。心を見つめれば見つめるほど偽りで飾り立てた虚構の美しさが際立つのならばこの双眸をどこへ置けというのだろう。全ての言説はわたしをどこかへ放つと見せかけながらその実鞏固に縛り付ける建前だと気づいたところで記憶を消しでもしない限り逃れられはしないのだからなんと恐ろしい世界なのだろう。その不可逆的性質を鑑みるに知る行為というものは必ずしも善い行いとは限らない。だれ

    スキ
    2

    雨の音が私を連れていく

    変わってしまう関係性ならば初めから築かなければいいのに。永遠なんて存在しないと解っているはずなのにどうしてその時だけはもしかしたらあるかもしれないと期待してしまうのだろう。理性を上回る何かの力が働いて結果的にそれで傷つくのであるなら何のためにそんな力が備わっているというのだろう。一つ一つは時計の針が秒を刻むように微量な変化だから瞬間的には気付かないけれど、ふと空を見上げたときに青から紺に移り変わっているのがわかるのだ。せめて痛みを感じないほどの鈍感さが同時に備わっていればいい

    スキ
    1

    音楽

    オリジナル曲

    すべて見る
    再生

    ハッピープライムナンバー!

    再生

    空中シアター

    再生

    椅子取りゲーム

    再生

    嫌い

    スキ
    1

    創作意欲をもらえるノートまとめ

    読むと創作したくなるノート

    すべて見る

    飽き性の私が唯一続いているノート、「水彩イラストノート」を紹介します🎨

    こんにちは、きのっこです🍄 日々色んな種類のノートを作っては途中で飽き、また違うノートを作り始める ということを繰り返している飽き性の私ですが、こんな自分でも唯一続けられているノートがあります。 「水彩イラストノート」というノートです。 今回は過去に作ってきたノートの画像と共に「水彩イラストノート」について紹介してみようと思います。 水彩イラストノートとは? その名の通り水彩イラストを集めたノートです。 イラストのテーマは特に決まっておらず、その時々で描きたいも

    スキ
    514

    未完の天才になるな

    私の仕事は作家のエージェント。この仕事をしていることをいうと、相手の反応はだいたい3パターンに別れる。 1つは、「なんかよくわからないですね」という反応。これは仕事の内容が一般的ではないからしょうがない。2つ目には、敵意か賞賛を向けてくるパターン。何かと残念ながら悪い意味で話題の的になりやすい業界なので、「さあてどんなもんか確かめてやりましょうか」という腹づもりで探りを入れにくる人もいる。俺はこんなに業界のこと俯瞰的にわかってますよという自信のもと、練りに練られた秘蔵のダメ

    スキ
    632

    豆腐メンタルのわたしが考える、クリエイターが病まないコツ

    こんにちは、こうみくです! 以前、「疲弊しない発信方法」について語ったが、今日は、クリエイターが病まないコツについて語りたいと思う。 というのも、とある友人が、「夢を追いかける障壁となるのは、金銭的な要因が一番大きい」と語っていたのを聞いたときに、金銭面とおなじくらい、メンタルの良しあしも制作活動のハードルになると思ったから。ブログで例えると、 ・丹念込めて書いた記事が、思いのほか、拡散されない ・拡散されない上に、イイネもコメントもつかない。 ・渾身のネタに誰も突

    スキ
    86

    あふれるほどの愛なんてあるかバカ

    noteのアプリを開くと、左下に赤い通知の丸が光る。タップすると「◯◯さんがフォローしました」と表示される。 この人、こないだもフォローしてきてなかったか。フォロバ狙いの人か。 ああ、こっちの通知も。 この人上から順番にスキ押したんだろうな。 そういうの、その人のアカウントを見るとだいたいわかる。 釣り餌の、「スキ」。私のテキストに動かされたわけじゃない。そういうノイズが、赤い丸になって画面右下でちかちかと点滅する。 そういうの、すぐわかる。だって私もこないだまで

    スキ
    153