ツツイヒロト

筒井といいます。delay'sのボーカル、個人では弾き語りとか。身から出た錆…

ツツイヒロト

筒井といいます。delay'sのボーカル、個人では弾き語りとか。身から出た錆に油を差す毎日の記録、とか諸々

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不正

押付け的青春の象徴 液体制汗剤の蓋を交換するみたいに 君がトントンと取り出した1本を 僕のボックスに混ぜて振ってみる カラカラと音立てて 気分はお正月だね 馴染みのないメンソールの香り 漂った僕らのサッパリした未来 俯いたまま咥えるのが精一杯で 君が差し伸べた火を大きく吸い込んだ 口に含んだ後 夜空を蒼く揺らす 蒸し暑さとそよ風と虫の声の中 まるで僕らの模範解答みたいだね

    • とある才能の逮捕と出所についての所感

      僕の所属していたバンドサークルで人気のあったバンド。そのボーカルが逮捕された。そして出所した。 僕自身はそこまでそのバンドに熱狂的ではないが、曲に関しては割かし好きなタイプだったため、それなりには聴いていたという具合である。大麻かぁ、勿体ないですね、こんな事で。いや本人にとっては"こんな事"ではないにしても、ジェネラルで普遍的な物差しを当てて見れば"こんな事"なんですよね。 というか、 使用は良くて所持はダメってなんですか 風俗は良くて浮気はダメとかに似てるのかな 否、 私

      • 夕立、或いは浄化の詩(雑多)

        熱帯夜を裂くミンミンゼミの声 エアコンで揺れるカーテンの裾 冷蔵庫で眠る発泡酒を起こして 陽の光を待ちぼうけしよう 挑発的な線路の赤茶色 入道雲の遥か向こう側 卒業祝いでくれたお菓子の味 あの子の平和はつまらない今日 叙情的な毎日を綺麗なまま 上手にしまったはずなのに 零れ落ちた君とプールの水飛沫 そして空色に映えるお弁当の香り 洗車ゲートみたいな豪雨が 都会という灰皿を洗い流す夜 まるで魂みたいな轟音が つまらなくなった僕を劈く夜 創りかけだった僕達は 世界遺産には

        • 家出少女と誘拐列車

          🧎🏻‍♀️🚃 前のnoteで触れた曲の歌詞です。 詳しくはそちらからどぞ( . .)" 以下歌詞 懐かしい通学路 夢を担いで辿っていく 塩水で潤す喉は 何度目かな 上げた顔 拡がった 灰色のキャンバスは 青より何倍も彩りやすいじゃないか アナログな私だから 受信できない皆の電波 古本屋さんの店頭から見た凹レンズ越しに 偽りのデジタルはデリートでいいと まっぷたつは暑い夏がいいなってリセット 目を瞑って 漂う 時間は僕らにはない 踏み台になる前に 前見て踏みしめた

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        • 歌詞とか詩とか
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