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皆さんの善意 私の偽善 サポートの「国境なき医師団」への寄付のご報告

私のnoteは基本、すべて無料公開だ。
無名の新人作家さんなので、noteで宣伝して『おカネの教室』の印税で回収した方が実入りは多かろうというそろばん勘定による選択である。

なのだが。
世の中には奇特な方がおられて、たまに無料記事にサポート、いわゆる「投げ銭」をいただく。
ありがたいことでございます。
この記事の最後にもくっつくと思いますが、サポートについてはこういう方針を明記している。

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「国境なき医師団」(MSF)に寄付しますよ、という部分はあっさり1行で処理し、「拡散プリーズ!」「本読んで!」は2行にわたってアピール。

さて、今回はこの横流し寄付の会計報告です。
寄付先はMSFのUK支部です。その辺の事情はこちらに。

1年で1万8200円のサポート

noteを始めたのが2018年で、初サポートをもらったのが2019年4月。
それから2020年4月まで、いただいた総額は1万8200円。
すごい。
私のnoteは「役に立つ」類いのコンテンツではない。
まあまあ面白いとは思うが、一銭の得にもなりませんよねぇ。私なら投げ銭しないと思う(笑)
まことに、まことにありがとうございます。
月別の内訳を公開。

浄財一覧

2019年4月は某案件が炎上し、まとまったサポートをいただきました。このときに「あ、これは寄付するしかないな」と思った次第。炎上商法みたいだな、と思いまして、消火ならぬ昇華させていただこう、と。

2020年1月に異常値が出ている。詳細は伏せますが、こちらの投稿に浄財を頂戴しました。読んでスランプに陥った甲斐があったというものよ……。

そのほか、「まゆくん」というnote未登録(?)の読者さんが、おひとりで500円×3回もサポートをくださいました。
皆様、ありがとうございます!
最後にサポートいただいた投稿を再掲します。

さて、1万8200円から諸経費を差っ引いて、受取額は1万5164円。まだプールしてあります。
UK支部への寄付なので、ポンド換算します。

円ポンド

割り算すると、114ポンド。切り上げて120ポンドかな、と考えつつ、まだ読んでいなかったMSFの定期リポートとコロナ特集のメールを開く。
このリポートがよく出来ている。こんな感じで、「個人が個人に訴えかける」という

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臨場感たっぷり、読み応え十分のリポートのなかでも、「アフリカ諸国のエボラとの闘いの経験から先進国は学べる」という下りにハッとさせられる。
なるほど。考えてみりゃ、そうだろうな。

さて、こうしたメールには「今すぐ寄付を」というお誘いがついている。
それをポチっとすると、こんな画面に飛ぶ。

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ちょっと上の部分をアップにしましょうか。

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上に寄付額を入力して、ちょこちょこ情報を入れればサクッと寄付できる。
120、と入力しかけて、手が止まる。
活字がちっちゃいので訳します。

28ポンド=4人分の医療用ゴーグル
58ポンド=30人分の無菌グローブ
110ポンド=5人分の防護服

ふむ。
なんか、モヤモヤするな。120って、中途半端やん。
58ポンドかける2で116にするか、と思いかけて、よせばいいのに3項目、足してみた。
196ポンド。
んー。中途半端で、モヤモヤするな!
これ……罠か? も、ええわ。

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どうせ、死ぬまでに使いきれるかわからん、絶賛放置中のポンド口座だし。

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はい、完了しました。
サポートくださった皆様、公約通り、皆様の善意は「国境なき医師団」に届きました!

しかし、これ、サンキューって言われてるの、Hiroaki だな。
人の善意でやる偽善。蜜の味だな……。
そろばん勘定を超え、どんぶり勘定な上乗せをしたので見逃してください。
おっと、お礼メールもすぐ来るのか。抜かりないな、MSF。

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いんたーなしょなるぷれじでんと。
うーん。なんか、偉そうなオジサンだ! 

えらい人だった。とりあえずツイッター、フォローしておいた。
クリクリ、日本人スタッフには鉄板で「クリリン」と呼ばれていると見たが、どうだろうか。お友達の白川優子さんに今度聞いてみよう。

インフォデミック防止にも

ここでついでにMSFの宣伝を。
UKのサイトから寄付すると、最後に「活動リポートなどのお知らせメールはいかが?」と勧められる。登録すると平時は月に1度、自然災害やコロナのような時期はスペシャルリポートが届く。

これが実に有用でクオリティが高いのだ。サイトでタダで読めます。
試しにこちらのコロナのをご覧ください。

英語の勉強にもなるし、真偽不明の情報の氾濫、いわゆるインフォデミックから身を守る効果もあると思われます。
なんて言っても誰もリンクなんて踏まないだろう。
たとえばこういうのが見られるんです。
「今、ここでMSFはコロナと戦ってまっせマップ」。

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寄付のしがいがあろうってものよ。
コロナ疲れ対策の楽しい動画なんかもあります。
寄付しなくたってサイトに行けばいいんだけど、私は怠惰な人間なので、メールでリンク送ってもらわないと、毎月読まないだろうな。
このリポートの定期購読代の気分で毎月寄付をしているので、実質タダです。

無理に英語で読まなくても、日本語のサイトもめちゃくちゃ充実してますので、おすすめです。

「紛争地の看護師」白川さんのインタビューを再掲します。

では最後に、某炎上案件と「読み書け」を除いて、サポートいただいた記事を並べて締めくくりとします。

あらためて。

みなさま、ありがとうございました!

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