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『おカネの教室』無料公開は、売名行為です

3月末までの期間限定で『おカネの教室』を無料公開しました。
以下のリンクから飛べば、サクサクと全ページ読めます。

公開に至った経緯を記録しておきます。

わずか半日の早業!

きっかけになったのは、版元インプレスのこのツイートでした。

うんうん。みんな巣ごもりで退屈だもんねぇ……。
エエことするじゃないの。
でもね。

なんで『おカネの教室』は、仲間外れなのよ!

翌11日にインプレスの偉い人に早速メールしまして。
こちらも全文公開(笑)

インプレスのお勉強本、無料公開してますよね?
16日で刊行2年だし、月末まで「おカネの教室」も無料公開しちゃいませんか?、学校休みのうちに読もう、みたいな。

偉い人に、こんな文面ですいません。

『おカネの教室』、2018年3月16日生まれなので、もうすぐ2歳なんです。
おかげさまでまだジワジワ売れてまして、ありがとうございます。
「ベストセラーよりロングセラーがいいなぁ」と思って出した本なので、嬉しいです。
ともあれ。
生みの親としては「何かお祝いしてあげたいなー」と思っていたところに、渡りに船の企画。

すぐ返事がありまして、事情は高井さんの予想通り。『おカネの教室』はインプレスとミシマ社の共同レーベルから出ているので、まずはインプレス単独で動けるところから先行した、と。
それぐらいスピード重視で動いたわけです、インプレス。ナイス。

1冊ずつ著者の許諾をとっていくのは、なかなか大変だろうなと推察されるわけです。
私のように著者から「仲間に入れてよ」としゃしゃり出るのは、飛んで火にいる何とやら、じゃなくて、売り言葉に買い言葉、でもなくて、渡りに船。ああ、同じ表現、2回使っちゃったよ…。

「やっちゃいますか」という流れになったので、この執筆体験記でおなじみ(?)のミシマ社のナイスな編集者、担当アライさんにLINEしまして。

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(ミシマ社スタンプ、楽しいよ)

編集はミシマ社がやってくれている本なので、最新のテキストをサクッとインプレスに送ってもらい、16時過ぎにはインプレスの担当編集さんから「公開しました」と連絡が。

はや!!
たった半日!!

こういうのを見て、「いいなー」と思っていたので、すぐに願いがかなって、大変喜ばしい。

「日本一売れている」なんてパワーワードはございませんが、3月末まで期間限定なので、みなさん、この機会に楽しんでいただけたら幸いです。もちろん大人もどうぞ。

最初に煽ってきたのは「スマホ学園」

「こういうの、何かやりたいなー」という内圧があったのは、東大生ベストセラー作家の西岡壱誠さんの影響でした。
今、「スマホ学園」という東大生がYouTubeでライブで授業をするって企画が進行中です。
こちら、私も先日押しかけまして(難しい言葉で「推参」と言います)、講義というか漫談をしてまいりました。

まあ、長い。1時間20分。
なのに1200回も再生されてて、評価も上々で、嬉しいなぁ。
割とエエこと言ってますので、お時間あるときに。

これに出た経緯、ツイッターでまとめておいたものを抜粋・転載します。

最初に「お!」と思ったのは、このツイートでした。

西岡さんは『おカネの教室』を読んでツイートしてくれて「飲みに行こうよ!」と繋がって以来のお友達でして。たまにご飯食べたり、コルクの佐渡島さんを紹介してもらったり、何かと縁があります。

彼が唐突な「一斉休校要請」に秒で反応してこんなのやると。
準備時間ないだろうから、西岡さん自身と『ドラゴン桜2』のサポートチームの「東龍門」で突貫工事でやるんだろな、と。
「うんうん、若者はええのう」と感心していたら、西岡さんからLINEが来たんです。
晒します(笑)

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いやいや!こんな楽しいの、やるしかないやん。
飛んで火にいる夏の虫。これは合ってるな。
ちょっとやり取りしたら、やはり勢いだけで手弁当・手作り感満載で突っ走ってると判明。
私から、このnoteをベースにしたお話でどうでしょう、と提案。
エエこと言うてますので、未読でしたら。

西岡さんのすごいのは、私はお友達で、かつ、いいオジサンなわけで。

「オジサン、若者のために、ひと肌脱いでよ」

みたいな頼み方もできるはずなんですけど、かなりのギャラを提示してくれたんです。具体額は伏せますが、iPhone買えるくらい。
撮影場所を自腹で借りて、機器もそろえて、自分たちは手弁当でやってるのに。
そりゃ、うまいことバズれば、見返りはあるかもしれません。
でもね、そんなんじゃないですよね、このプロジェクト。

まぁ、旧型だけどiPhoneはもう持ってるし、ギャラはご辞退しまして、講義後に杏仁豆腐をご馳走してもらうことで落着しました(笑)

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(問題の杏仁豆腐。極めて美味でした)

スマホ学園、きょうも元気にやってます。エンターテイメント性もあって、大人でも勉強になりますよ。

ちなみに、西岡さんに「おカネの教室」の無料公開の拡散をお願いしたら、こんな反応がありまして。
また、晒します(笑)

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あのね……。

先に超速で踊ってたのは、アンタや!!

ということで、若者に煽られ、版元の企画に煽られ、思い付きとノリで無料公開と相成った次第です。
楽しいから、もう1回、リンク張っておこう。

幻の構想・中高無料配布

後出しジャンケンみたいでカッコ悪いですけど、実は今回の無料公開みたいなことできないかなー、と2年前の刊行直後に考えたことがありまして。

全国すべての中学・高校に献本する

という構想だったんですけど、ざっと計算してもウン百万円かかる。
私が大金持ちならやってたなー。でも、ただのサラリーマンとして断念しました。
ですので、今回のは、期間限定ですけど、妄想がちょっと叶ったという意味で感慨深い。
幸い、献本は妄想に終わりましたが、中高の図書室には割とたくさん入れていただいています。ありがとうございます。4月以降も、学校が再開したら探してみてください。町の図書館にもかなりあるはず。

Let's 売名

最後、この投稿、大好きな『マスターキートン』の名高いエピソードに絡めて綺麗に締めようかな、とこんな画像を用意してたんですけど。

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でも、ちょっとカッコつけすぎだな、と。
もうすでに毎月の「カッコつけ上限」を突破している感もあるので、最後はオトナの本音をちらりと。

『おカネの教室』の無料公開、「みんな読んでよ!」という気持ちが第一ではあります。
でも、「これ、ちょっと自分の宣伝にもなるよなー」という計算も、もちろんあります。

ずばり、売名、ですね!

5万部売れたって、本の名前も、まして「高井浩章」なんて書き手も、ほとんど誰もしらないレベルなわけで。
「これを機会にちょっとでも知ってもらえたらな」という薄汚い欲が、ちゃんとございます。

ということで、タイトルも「売名」に修正しました。

皆さま!
高井さんの売名のため、拡散へのご協力、よろしくお願いします!

画像9

うん、締めの画像、やはりこっちだな(笑)

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異色の経済青春小説「おカネの教室」もよろしくお願いします。
記事内のリンクで2020年3月末まで無料で読めます。
下のリンクは、念のため。




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