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高井宏章 雑文帳

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徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
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2020年7月の記事一覧

1万回「スキ」されたnote書きが思うこと

1万回「スキ」されたnote書きが思うこと

noteをはじめて2年ちょい。

「スキ」された回数が1万回を超えた。

嬉しい。みなさま、いつもご愛読ありがとうございます。

まずは証拠画像。

今朝起きたら気持ちよーく、ちょうど「超えて」いた。

さて、記念すべき1万人目の「スキ」をつけたの高井さん自身である。
昨夜、ダッシュボードを開いたら、こんな気持ちよい数字が表示された。

なんと、9のゾロ目。あと1個で1万。
そこで、はたと気づいた

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教育の「悪平等」への偏見をほぐす 『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?』

教育の「悪平等」への偏見をほぐす 『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?』

PISAをご存知だろうか。
OECD(経済協力開発機構)が3年ごとに行う国際的な学力調査で、Programme for International Student Assessmentの頭文字をつないだものだ。
「日本の子ども、学力順位が後退」といった形でニュースになるので、名前は聞いたことがなくても、結果だけご覧になったことはあるかもしれない。

本書は英国人教師が、PISAの成績上位から5つの

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鳥肌モノのエピソードの宝庫 『エリザベス女王』

鳥肌モノのエピソードの宝庫 『エリザベス女王』

秀作ぞろいの中公新書の歴史シリーズのなかでも、指折りの傑作だ。

今年で94歳、在位68年を迎えた「史上最長・最強のイギリス君主」の世界史的な位置づけ、そして何よりエリザベス女王自身と英王室メンバーの伝記として、きわめて秀逸な読み物になっている。

『エリザベス女王』中央公論新社 君塚直隆/著

あらかじめお断りしておくと、ロンドンに駐在した影響もあって、私はエリザベス女王のファンだ。ご長命をお祈

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「スマホ無き時代」の世界一周旅行記 in 2005

この苦難の英語学習体験記で触れたように、私は2005年12月に唐突な成り行きで海外出張に行った。

以下、ちょっと上記投稿から引用。

それはこんな会話から始まった。

上司「高井、お前、海外出張、行ったことないだろ?」
高井「はい」
上司「年度末で予算が余りそうだから、ぐるっと世界一周してこいよ」
高井「はい?」
上司「英語、できるんだろ?」
高井「はい!」

入社10年ちょいで海外出張はゼロ。

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アザと病と英語 『女帝 小池百合子』の違和感

アザと病と英語 『女帝 小池百合子』の違和感

話題のベストセラー『女帝 小池百合子』を読んだ。
あけすけに書けば、読んでいる最中はかなり不快で、読後1週間たってもモヤモヤした違和感が消えない。そんな読書になった。
あまり気が進まないのだが、気持ちの整理をかねて文章にしておく。
以下、敬称略です。

低評価には違和感なし最初にはっきりさせておこう。
政治家・小池百合子に対する厳しい評価について、本書に異論はない。

その歩みを多少なりとも見てき

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