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クライマー ~2024-25シーズン第2節を終えての京都ハンナリーズのスタッツ多め、次節のことを少し~

第2節までの4試合を終え、3勝1敗の京都ハンナリーズ。

ホーム開催が続く幸運にも恵まれ、4試合全てを会場で観ることができました。

14選手の半数が新加入で、シーズン序盤は共通理解を深める期間と思っていたので、予期せぬ上々の滑り出し かつ緊迫した試合を観ることができて少し浮かれています。

試合を観て
・ハドルを組む回数が増えている
・ディフェンスで声をかけ合ったり、マークの受け渡しがスムーズ
・どフリーで3点シュートを打たれる場面が少なくなった
・流れを持っていかれそうになっても、繋ぎとめることができている
・コート上にもコーチがいるみたい
という印象を持ちました。

この記事では、京都ハンナリーズの昨シーズン(60試合分)と今シーズン(4試合分)のスタッツを並べて、今シーズンの4試合は数字の上でどうだったかに迫りたいと思います。

まずは概要を把握するために4Factorsの比較から。
※まだ2クラブとの試合を終えての数字のため、参考記録という捉え方が良いと思いながらも、多少は特長が見え隠れしているかも知れません。

eFG%はほぼ同じですが、TO%は上がりました。
TO%は半数の選手が変わったことを考えると、徐々に改善されていくことが期待できる項目で、伸び代として逆に嬉しい材料という捉え方もできます。

FTRとORB%も増えています。

リバウンドについては、DRB%も増えていますね。ガードの選手のリバウンドへの意識も高くチームで獲りにいっている感じですし、ヒース選手の肩幅と高さも頼もしく感じています。

守備面ではOpp eFG%が6.1%も下がっています。相手のTO%も上がっていて、スティールや24秒バイオレーションの場面も多かったです(相手クラブもシーズン序盤で連係を深める前のため、追い風の参考記録と見るべきかも知れませんが、守備の様子を見ると今後にも期待できると勝手に思っています)。

相手のFTRも上がっていますが、ここは守備面での伸び代で連係が深まれば減るのかな(偏りすぎた見解;)。

次に、守備スタッツの比較。
※23-24シーズンの数字は40分換算で条件を揃えています。

失点を15.6も減らしています。

相手のターンオーバーが増え、オフェンスリバウンドが減り、相手の攻撃に時間をかけさせることで守備回数が減り、更に相手のシュート成功率も減らせています。

3点シュートからの失点は-8.7点(-2.9本 x 3点)、セカンドチャンスからの失点は-4.9点となっています。

続けて、攻撃スタッツの比較。
※23-24シーズンの数字は40分換算で条件を揃えています。

得点は1.7点減っていますが、フィールドゴールが4.0本減り、フリースローも0.6本減っている中での数字ですし、2点シュート成功率は6.4%上がっています。連係が深まり3点シュート成功率を上げられると、少ないシュート数で昨シーズンの得点を上回れそうですね。

フリースロー成功率が高いのは、ガードの選手もフリースローをたくさんもらっていたから(CJも昨日の3本打って100%はお見事でしたし、練習の賜物)。

良い守備から(相手のターンオーバーから)の得点が増えているのも良い兆候と捉えています。

昨シーズンとの比較は分かりましたが、リーグ内でのスタッツの順位も気になりますね。(大事なことなので再度書きますが、2クラブとの4試合の数字のため参考記録という捉え方が良いと思いますが。)

4Factorsの順位・偏差値

8項目中6項目は平均を超えて、24クラブ中の1桁順位が4項目あります。
平均を下回っているのは、ターンオーバーの多さと、相手フリースローの多さ。

攻撃・守備スタッツの順位・偏差値

2点シュート成功率はリーグトップ。失点の少なさでは3位。

最後に、次節の試合相手である千葉ジェッツ(千葉J)のスタッツも紹介して締めます。

千葉Jの4Factors、攻撃・守備スタッツの順位・偏差値

※オーバータイムを経験しているクラブのため、40分換算で条件を揃えて順位を出しています。

攻撃面ではターンオーバーが少なく、3点シュートを多投します。加えて、2点シュート成功率は2番目に高く、攻撃力はリーグトップのクラブです。

失点は京都よりも多い73.3点ですが、守備1回あたりの失点は京都よりも0.1点少なく、守備力にも長けたクラブです。

アウェイでの試合となりますが、試合展開としてはスローダウンの京都の土俵に引き込みたいところ。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

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