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知識と知恵の違いとは

知識と知恵についてのみなさんの認識はどんな感じでしょうか?私は同じような言葉なので、あまり意識をもって言葉の意味を考えていませんでした。ところが先日、とある情報収集に関するセミナーを受けてハッとさせられたことがあって、文章に残したくてnoteに書くことにしました。

もしかすると誰でも知っていることなのかもしれないですが、「知識」とはインプットして得るもの(本を読む、セミナーを聞く、ネットサーフィンやSNSを見る、英語の勉強するなど)、「知恵」とは得た知識を実際に活用して自分から発信できるくらいまで”自分のものにする”状態とのこと。言い換えるとインプットした知識をアウトプットしていくなかで、無意識に出せるくらいになれば「知恵」になっているとお話されていました。

どちらも大事なことではありますが、多くの人は知識を身に付けるだけで満足しがちです。ただ実際は得た知識を使わないとまったく意味がありません。英語などの語学はその最たる例だと思います。机の上でいくら勉強して、TOEICでいい点数が取れたとしても、外国人との英会話ができない。私の場合はTOEICでもいい点が取れないので、なんとも言えない気持ちですが、TOEICがたとえ0点であっても、英会話ができるようになりたいと思う人の方が多いのではないでしょうか?

読書についても同じことがいえると思います。どれだけ本を読んでも、頭の中に知識として残っているだけでは意味が無く、得た知識をどんなふうに活用できたかが大事だと思います。ここでいう活用とは別に本を読んで得た知識を”使う”事だけでなく、知識を周りの人に伝える(教える)事でもいいと思います。学者や先生などはその類で、教えたり伝えることによって知識が自分のものとなり、お仕事として成り立っています。

これを言っては話が終わってしまうのですが、結局は【目的意識】が大事なのだと思います。知識はあくまでも目的を手に入れるための手段であって、知恵を手に入れることが目的になるのだと思います。話がややこしいですけど、知識=手段、知恵=目的なのではないでしょうか。

知恵=目的と書いてしまうと、違和感がありますが、結果的にはそうなると思います。

セミナーで特に印象に残ったのが「知恵」という言葉をとても大切にされてたことで、質疑応答の際に「知恵」に対する思いを聞かれた時に、目が輝いていたのが印象的でした。「知恵」を得るために生きてこられた方だからこそ、そう感じているのだと思います。

あともう一つ思ったのは「知恵」を大事にされているだけあって、「知識」の身に付け方が深いと思いました。具体的には読書量や人と会う機会の多さ、インターネットでの情報収集能力などで知識を得る方法もかなり幅広く、深かったです。もちろん時間は有限なので、何かを削らないといけないと思いますが、だいたいそういう方々は一様に寝る時間を削られているように思います。やっぱり本気で生きるって甘くはないんです。でも、このような活躍をされている方の多くの場合は、寝る時間を削ることを嫌と思っていません。もちろん強要もしません。ご本人がそうしたいから、ただやってるだけ、本当に素晴らしい。こういう話を聞いた時、いつも感心させられます。

読書があまり得意ではないのですが、その方の話を聞いて、まず本を読むことを始めてみました。単純に知識の身に付け方に対してもっとどん欲になりたいと思ったからです。そしてnoteに書いたり、人に話したりすることで、得た知識をもっともっと使っていきたいと思います。noteはそのために書いているので。

今までも「アウトプット」は大事にしていましたが、今後は「知恵」という言葉にも意識をもっていくつもりです。

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