海外MBAが絶滅危機にある背景
30年前にアメリカの大学院を晴れて卒業した。修士号をとるというのはぞっとするくらい大変なことであった。24科目を2年間で取得する。そのための勉強量というのは半端ではない。アメリカの学部に留学経験をしたことのあるわたしは、勉強のハードさがわかっており少しは準備が整っている。そう勘違いをしていた。
学期がはじまると授業が朝からあった。9時に始まる授業では熱のこもった講義と学生を交えた討論が行われた。アメリカ人は一般的に自分の意見を言わなければ気が済まない、他者に認められないとい