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プラスチック海洋汚染 漁網

今海洋汚染が問題になっている。特に、プラスチックの問題。海に流されたプラスチックが長年にわたって海を漂い海に生きる生き物に飲み込まれ海洋の生態系を脅かしている。
買い物袋、ペットボトル、プラスチック製容器、などなど。目が向けられているのは陸上で人が生活を営む上で生じたゴミだ。しかし、海に流れるプラスチックは海で直接使われそのまま回収されず浮遊するものもある。

その最たるものが漁網だ。合成繊維でできた漁網だ。ナイロンなどでできている。天然繊維の漁網と異なり腐らず長持ちする。おそらく今使われている漁網では天然繊維のものは無いのではないか。ほとんど合成繊維製漁網と思われる。

実はこの合成繊維でできた漁網は比較的軽く海中に放置されると海面近くを漂い船のスクリュー(プロペラ)に絡まる危険が高い。漁網が絡むとスクリューが回転できなくなる。絡んだ漁網が船尾管シールにも悪さをする可能性がある。船尾菅シールとはスクリューを回すエンジンのトルクを伝える推進軸と船外にあるスクリューの間にあり海水が船内に入り込まない様に防ぐシール装置のことだ。その船尾菅シールを保護するためプロペラガードを着ける。漁網巻き込み対策である。自分がそのプロペラガードの取り付けに関わっていたのは30年近く前からだから少なくともその頃から既に漁網は船の大敵だった。実際はもっと長い歴史があるのだろう。その何十年という歳月に回収されず海を漂った漁網はどれだけ海の生き物に悪影響を及ぼしたか、今考えると恐ろしい。もちろん漁網は一例に過ぎないが。

海洋に限らず生態系の破壊は人間自らに返って来る。取り返しのつかないことになる前にリカバリー出来る機会はあるのだろうか。遅くはないだろうか。


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元造船技師。53歳で早期退職しフリーランスのライターを目指す。男やもめの独身。持ち家、車、仕事、長年過ごした土地などを断放離して一から再出発。受け身から能動へ。サラリーマン脳から個人事業主へ。何でもまずやってみる。発想の転換を実行中。独立を目指すサラリーマンの参考になれば嬉しい。
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