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英語がペラペラとはどういうことなのだろう?

先週から3回にわたり、僕の周りのデンマーク人がよく間違えている英語を紹介してきました。

でも、これらの間違いはほんの些細なものばかり。デンマークの人たちの英語スキルは非常に高いので、ほとんどの日本人にとってはネイティブスピーカーとの違いが分からないぐらいではないでしょうか。

ところがっ!

意外にも、当のデンマーク人達は自分達の英語が下手だと思っていることが多かったりします。

とても流暢に英語を使いこなせるのに、「僕は英語が上手に喋れないから・・・」と前置きをする人が結構多いのです。最初は謙遜かなぁと思ったのですが、よくよく話をしていると本気でそう思っているっぽい?!

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あくまでも僕の推測ですが、僕の同僚たちは事前勉強なしでもTOEIC900点を楽々と叩き出せるぐらいの実力。

文法や語彙力といった言語そのもののレベルは非常に高い。(デンマーク語の文法や語彙は英語にかなり近いので、かなりのアドバンテージがあるのです。ちょっとずるいよね)

それでも「英語を上手に喋ることができないと思っている」ということは、文法やボキャブラリーではない何か別の要因があるということ

それは何かなぁ・・・と思っていたのですが、最近は「外国語での会話を続けていて疲れないかどうか」なんじゃないかと考えるようになりました。

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流暢に英語を喋ることができるデンマーク人でも、英語を上手に喋られないと思っている人は英語をしゃべり続ける際に精神的な負担を感じるようです

特に不慣れなトピックの会話をしたり、難しいコンセプトを説明する際は、一層疲れるみたい。

つまり、英語が上手なデンマーク人でも英語でのおしゃべりを続けていたら疲れるのです。

僕の感覚ですが、この「疲れ現象」が数時間や半日程度で訪れてしまう場合、いくら文法や発音が素晴らしくても「ペラペラです」と自信を持って言えないのかもしれません。

図でまとめてみると👇な感じでしょうか。

つまり、語学レベルがいくら高くても、外国語での会話を続ける時の疲労感が高い間はペラペラとは言い難いということじゃないかなぁと思ったりしています。

注:逆に文法などが若干ムリやりでも、ペラペラとおしゃべりを楽しめている人もいたりします。語学レベルが高くなくても、疲れないのであればペラペラの域に達しているということなのかもしれません(なので、上の図ではペラペラといえるレベルが下の方まで伸びています)

僕の勝手なイメージ感ですが、多くのデンマーク人と日本人がどの辺にいるかを描いてみると👇のような感じになるんじゃないかなぁ。

ちなみに「疲れやすい」と「疲れにくい」には個人差があるので、明確な線引きが難しい。

でも「外国語での会話が疲れる」というのはどういうことなのか?と言う点については自分なりに考察してみたので、明日のnoteで僕の考えを紹介しようと思います〜。

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