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「スポーツ×共生社会」シンポジウム

調布市主催の「スポーツ×共生社会」シンポジウムに登壇した。

調布市には味の素スタジアムやプールやアリーナを備えた武蔵野の森総合スポーツプラザがあり、自然にも恵まれていて、スポーツにはとても良い環境だなと改めて感じた。

また、長友市長自らがスポーツを推進されている心強いバックアップに加え、JリーグのFC東京が年月をかけてたくさんの活動を積み重ね、地元に根付いていることが素晴らしいと感じた。
ラグビーもリーグワンではSDGsを意識した様々な取り組みが進んでいるが、今スタートしている活動の継続が大切で、長期的なKPIを持ち目先の集客だけではない軸を持つ必要があると考えている。

今回の「スポーツ×共生社会」をテーマとしたシンポジウムでは、東京パラリンピックについてのトークが主になった。

パラリンピックを経て、新しい建築物ではユニバーサルデザインを意識することが当たり前になりつつあるなど、パラスポーツや障がい者に対する社会の見方が変わったという見解もあった。

また、子どもたちがリアルタイムでたくさんのパラスポーツを観ることができたことがレガシーになっている、と共有できた。
子どもたちの純粋な心が、社会全体での障がい者に対する偏見を減らす大きな力になることを願う。

一方で、協会や連盟のマンパワーが足りていない現状や、パラリンピック以降は障がい者スポーツの露出が減っていること、スポンサーの支援も不安定であることなど課題も確認した。

我々にたくさんの感動をもたらしてくれたパラスポーツが、ハード面・ソフト面の両方から、経済的にも人的にもより多くのサポートを受けられるような機運醸成をしたい。
パラスポーツが永続的に発展していく体制を心から望んでいる。

私自身もOne Rugby という、障がい者スポーツを含む様々なラグビーを盛り上げていこうという活動はしているが、まだまだできることがあるはずだ。

例えば、車いすバスケと車いすラグビーを同時に体験できるイベントや、
同じようにブラインドサッカーとブラインドバスケ、ブラインドラグビーを体験できるイベントなど競技の枠を越えて体験し、知ることができる機会をつくるのも良いかもしれない。

これらのスポーツでの体感が、障がいのある方と共に暮らす日常を振り返るきっかけになってほしい。頭ではなく身体で感じてもらえる場を作りたい。よりよい社会の共創・共育につながってほしい。

今回のシンポジウムで、まずは色々とアクションすることを約束をした。

まずは、ブラインドサッカーの研修会に参加します!

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