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【タイ人は本を読まない】は半分ウソ!

日本のビジネス書発刊セミナーに多くのタイ人が参加

週末は【崖っぷち会社が生まれ変わった3つの方法】の著者、中山裕一朗氏が講師のWiSEセミナーでした。タイでタイ語版を発刊した記念セミナーでもあったので、事前予約したタイ人60人と日本人15人の計75人が参加されました。

共同主催のタイの出版社「DAIFUKU」に聞けば「いまタイでは、日本のビジネス書ブームが起こり始めている」とのことです。製造大国であるタイは、トヨタ方式や日本の“改善”文化を吸収してきた下地があることも理由でしょう。

中山裕一朗氏のセミナー内容についは後日

参加したタイ人のうち、8割は中小・零細企業の経営者でした。知識階級でもあり、多くのタイ人に英語で話しかけられました。

日本の企業数は約380万社あり、そのうち7割が赤字です。そして年間4万社(1日110社)が倒産し、97%が成熟・衰退産業です。

それでも日本経済は回っています。セミナーの様子は週刊ワイズとWebメディア「WiSE Biz」で紹介しますので、しばしお待ちを。

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左が日本語版で右がタイ語版

在タイ日本人は「タイ人は本を読まない」と信じています

さて、タイトルにあった「タイ人は本を読まない」は半分ウソです。

在タイ日本人の多くが、タイ市場を語る中で「タイ人は本を読みません」と伝えてませんか?

私も少し前まではそう信じていました。さて、そう言っている皆さん。根拠はなんですか?ありますか?説明できませんよね?思い込みと決め付けですね!

そう言っている方に質問です。「本読んでますか?」。残念ながら、読んでいる人は少ないでしょう。日本人でもそうです。タイ人だって本を読む層は限られています。前述の知識階級は読むから集まるのです。

ASEANトップクラスの出版成長市場

そして、タイの出版業界は成長しています。市場規模はASEANでトップクラスです。日本の小説・ビジネス書は売れています。

とはいえ、紙質や体裁にもよりますが、ビジネス書は1500〜3000冊で損益分岐点を超えるそうです。つまりは、5000〜1万冊売れればスマッシュヒットなんです。

そうした本が、年々増えているという市場です。

しつこいですが、タイの出版市場は拡大しています。もちろん電子書籍も増えています。

今回のセミナーで、タイ最大の書店チェーン「SE-ED Book Center(国内400天店舗)」の社長インタビューが取れました。

業界について、詳しく聞いてきます。

ちなみに日本最大の書店チェーンは380店舗以下です。

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稲盛和夫氏の書籍が人気です

人口の4割が月の現金所得2万円以下

「タイは1%の人たちが、富の67%を保有している超格差社会です」。

人口の4割が農業生産者で月の所得は2万円以下です。残念ながら本を買って読める層は日本以上に限られています。ただ、タイへ進出・販路開拓する日本人の皆さん。

あなた方が狙うターゲット層はどこですか?中間層から知識階級ですよね?約6800万人の人口のうち、中間層と言われるタイ人は2割しかいません。

タイ人も本は読むし、出版業界は成長過程

もうおわかりですよね?そういうことです。

「あなたが最後に本を読んだのはいつですか?」。1年以上、読んでない人で「タイ人は本を読まない」と言っている皆さん。根拠はなんですか?

日本に旅行が行けて、日本のモノが買える層の中には、本を読む人はいます。そして、出版業界は拡大しています。お間違いのないように!

ただ、本を買う知識階級でも、それをオブジェとして飾る人はいるそうです😂。
そうした事実もあるので、半分ウソとしておきましょう。

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編集者。編集者。タイ+CLMV (カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)の経済・ビジネスに強いです。日本で地方紙・経済誌の記者、月刊誌編集者を経て、タイ・バンコク在住。週刊情報誌の編集長。youtubeでWiSE TVというタイのニュースを日本語でタイ人解説者と配信してます。
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