ハレー彗星を見た僕ら

あの時咄嗟につかんでしまった尾っぽに
身体を深く絡ませる

欲しいものを手に入れたら
どこか遠くまで来てしまった
宇宙に住所がないのなら
観測できるのはきっと死ぬ頃になるでしょう

生きることに憧れているうちは
残像に生かされていればいい
でも七十五年が経ったなら教えて欲しい
ちゃんと孤独を撒き散らすから
僕たちがすべきは抱き合うことではなくて
花の咲く庭を作ることです
愛は燃え尽きた時にやっと成就するのですから


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