困ったときはチョコっとずつ新しいことをやってみる。次々お客さんが寄ってくる、逆境を生かす【裏技】=【自動集客セールス法】事例解説付
ひろ健作です。
これまでコロナの影響で自粛自粛って言われていました。
ようやく自粛解除になって少しずつ元の日常を取り戻そうとしているところです。
でもわずか2か月前の3月、ここまで状況が戻ると想えていたでしょうか?
あの頃というのはメディアや欧米のニュース、日本の状況、識者のコメントから多くの人が先行きが観えない恐怖がありましたね。
本来私たちを安心させるお役目なはずの専門家でさえ、そのほとんどが最悪の事態を想起させるものでしたから。
けれども私はおそらくそれは違うだろうと考えていました。たしかにきびしい状況ではあるけれど、日本はそこまで影響を受けず、復活してゆくだろうと踏んでいたんです。そうしたらほぼ予測どおり欧米の1/100の影響に留まっています。
これを予測できたのは2月頃、中国から入国する人たちが多数いたにもかかわらず、感染者がさほど出ていなかったこと。そこから逆算して行ったんです。
当時、オフラインでの接触ができなくなったからと「いまのうちから全面的にオンライン化!」「一刻も早くいまのビジネスモデルを変えるように!」などと叫ぶ人がいました。
けれども私はそんな大振りに変えなくとも電話とかLINEとかだってあるし、そういう既存のものも併用しながらいままでのお客+α新規客にアプローチしていけばいいと訴えていました。
というのは遅かれ早かれ3か月以内に元の状態に戻りはじめて行くだろうと想っていたからです(実際には2か月目には解除されはじめた)。
だからいまのビジネスをやみくもに変えたり、事業をすぐ止めるのではなく、「やれなくなった」 → んだったら「じゃあどんなことがやれるだろう」と考えればいいんです。
たとえばある焼き肉店の例をご紹介しましょう。
閑散とした高級住宅街にあるそれは目立たない存在でした。常連さんしか気づかないような静かなたたずまい。ところがコロナ下で店を開けられなくなった。じゃあどうしたか?
なんと通りの歩道沿いに海の家のような屋根を付け、赤ちょうちんをぶら下げた。右手にはジュースやビールを冷やす氷入りクーラー。目の前には七輪を置き、焼き肉をジュージュー言わせながらうまそうに焼いていたんです。
思わず私たちは立ち止まった。
ジュー、ジュー、とこんな感じ(音、匂い、色付きです。)
ん? あれは何だろう? 私たちは車を走らせていて、コンビニの前で車を止めました。まるで住宅街、なのに海の家がそこにある光景を目にしたからです。
うまそうだな。ついにじり寄って行くと、方々から人が集まってきています。会社帰りの人、たまたま通り合わせたカップル。店主に話しかけていると、次々と集まってくる。もちろん密にはならないように配慮して。
考えたね、これはと私は唸りました。目で見せて、匂いで呼び寄せる。うまそうな音に筆文字のメニュー。これだけでお客さんが呼び寄せられていく。
以前広告会社とアイディアを練り、雑誌広告や新聞折り込みチラシを作ってお客さんを殺到させたことがあり、ノドから手が出るほど欲しいインパクトをもたらしたらいいとわかっていたので、久しぶりそれを見させられた気がしていたく感心しました。
このときは外出自粛下だったのでできるだけ家にいなければなりませんでした。だから作って売ってくれているのはとてもありがたかったです。だけど感心したのは、お持ち帰りがお店のPRにもつながっていたこと。←ココ重要。味がとてもよかったからお店が解禁になったら一度行こうと想わされたんです。
このように逆境に陥って転んでもただでは起きないよ、というスタンスでいれば、おのずと道がひらけていきます。この店のようになにげないアイディアがお客さんを呼び寄せ、単にテイクアウト売り以上の魅力を発しているから、お客さんは買っていくんです。
もし、逆境に陥ったとき、あわててもがかず、いったんその場に座って考えてみましょう。心を落ち着け真逆の視点から眺めてみましょう。そうすれば思わぬ道すじが浮かんでくるはずです。
微妙なニュアンスを伝えたく、音声でも解説しました。
【逆境を生かす、ビジネスチャンスの見つけ方】
・コロナ下での日本の状況がほぼ読み通りになった理由(0:30~)
・逆境の渦に飲まれてしまう店、チャンスに変えた店そのち・が・い(3:30~)
・テイクアウトを何倍も魅力的に変えるには(5:30~)
・不安になり身動きが取れなくなったときは(7:00~)
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