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インラインスケート道具考

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インラインスケート(主にスピードスケート)の用具について細かい話だけしていきます。
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2016年1月の記事一覧

考004 パワースライド六角レンチ



よく考えられている製品が好きです。

パワースライドと書きましたが、たぶんOEMで、もともと別のメーカーが作っていたものです。パワースライド以外からも出てます。

この製品の優れているところは
①星型(トルクス)と普通の六角、一つ二役
②分解して小さくできる
③外した六角部分が磁石でくっついているので、なくならない
④ベアリング外しもかなり使いやすい

①トルクス(星型)のボルトを採用している

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考003 WORLD RECORD WHEEL TRUTH/GAME CHANGER



インドアウィールです。
これまた日本で需要なーい!ですね。

ワールドレコードウィールは別にワールドレコードを作ったウィールというわけではなく、そういう会社名です。

わりと新しめの会社らしいですが、アメリカを中心に浸透してきてます。
アメリカだからインドア始まりなんでしょうね。
アメリカはアウトのバンクトラックってフロリダくらいにしかなくて、あとはインドアのリンクが、ある所には一つの街に3つ

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考002 Matter CODE WHITE



日本ではまだあまり馴染みのないタイヤですが、2015年の世界選手権で使ってみました。

グリップ&ローリング♪なタイヤです。
まさに『転がる』感じがします。
硬さはマター表記のF0からF3へと柔らかくなっていきます。
スプリント向きのタイヤですが、ロードレースでも見られます。
グリップ重視のスーパースプリンターはF1を使っていましたが、どでかい筋肉が必要です。F0が無難です。

パワースライド

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考001 ATOM BOOM WHEEL



初めから細かくいきます。

アトムのブームウィール
最近愛用してます。

2013年くらい初登場のタイヤです。
ミスターオールマイティです。
リンクレースもロードレースも、短距離もマラソンも、とりあえずハズレはしません。
一本持ってるだけで、対応範囲が広い。
苦手なのはインドアリンクくらいでしょうが、それは他のタイヤも同じ。インドアはインドアタイヤに任せましょう。

このタイヤ、なにが偉いって

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インラインスケート道具考

いきなりニッチな話ですけども、インラインスケートを生業としてるので、そんなところを書いていこうと思います。

インラインスケートは4つのパートからできています。
①ブーツ
②フレーム(タイヤをつける部分)
③ウィール(タイヤのこと)
④ベアリング(タイヤが回るための接点)

とてもシンプルですが、用途(種目)によってそれぞれ独自に進化していっていて、ピテカントロプスからヒトやオランウータンに枝分か

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