見出し画像

一般質問を整理してみた。2019年(平成31年/令和元年)編、の巻。

任期も最終年なので、一区切りの年です。
区切りなので、それなりにまとめるのが普通(?)なのでしょうが、新たな課題が出てきて広がることが多かったように感じます。
特に10月には台風からの大雨被害が続いたので、そう感じるところが大きいです。

◇2019年(平成31年)2月議会(第2回定例会)

1.教育現場における化学物質過敏症の周知について
 1)小中学校における状況と対応は。
 2)多賀城市教育委員会では、「香料についてのお願い」という香料の使用について配慮を求める文書を昨年末に配布している。本市でも同様の文書で広く周知すべきではないか。
2.仙台空港の運用時間の延長について
 1)市民への説明会での反応や出された問題、課題についてどのように捉えているのか。
 2)時間延長の判断材料の一つとなる新規路線や、路線の増便の見込みについて、現時点で市は情報を把握しているのか。
 3)市民の理解と合意を重視し、早急に時間延長を認めるべきではない。3.美田園北地区防災集団移転事業の今後の課題について
 1)借地している方の当初から現在までの増減は。また、今後の見通しは。
 2)借地している方は、現在の借地料据え置き期間終了後の借地料に不安があると聞く。基準となる土地の価格(土地の評価額)は、集団移転開始直後と現在で、どのくらい変動しているのか。また、今後の見通しは。
 3)今後の借地料の変化の見通しと、据え置き期間終了後の借地料の変動を、どのように想定しているのか。
 4)借地している対象者に、積極的に情報を提供し、不安解消に努めるべき。
4.復興公営住宅の家賃低減化事業の延長について
 1)家賃低減化事業の延長について判断すべき。

※いま考えると※
美田園北地区の今後の課題は、調べてみると、名取だけの特有の問題でした。他の防災集団移転の地区に例がないので、どこに着地させれば良いのか悩んだものです。
また、復興公営住宅の家賃低減延長も、この後に決まったので、ホッとしたのでした。

◇2019年(令和元年)6月議会(第3回定例会)

1.保育園の交通安全対策などについて
 1)保育園の交通安全対策や指導、安全管理の現況は。
 2)市が主体となり、保育園が地域や関係機関などと緊密に連携を取り、さらなる交通安全対策を図れるよう取り組むべき。
2.自動車運転免許返納者への移動支援について
 1)自動車運転免許返納者の移動支援も兼ねて、電動アシスト付き自転車購入補助金制度を創設すべき。
3.空き家対策について
 1)定期的な空き家調査を行ない、一元的な管理(データベース化)をすべき。
 2)市民が空き家問題について相談しやすいように、担当窓口を一本化し、行政窓口サービスの向上を図るべき。
4.市民がより参加しやすい防災計画の進め方について
 1)コミュニティー再生を図りながら、生活目線での防災訓練ができる「防災トランプ」を活用すべき。
 2)オープンデータやGISなどを活用した「手作りハザードマップ」で、ハザードマップの周知や使い方を広げるべき。
 3)より安全な活動を支援し、地域の防災リーダーを育てるため、婦人防火クラブ員の福祉共済制度加入について助成すべき。

※いま考えると※

保育園児の散歩中の交通事故があったり、高齢ドライバーの事故が毎日のように報じられ、幅広く地域の方から不安の声が上がりました。
そんなときに訪問した先で、電動アシスト自転車を買ってもらったというお話を聞いたので提言してみました。
バスとかタクシーだけではなくて、自転車等も使う幅広い移動手段も必要なのかな、と考えます。(高齢者の自転車移動の安全対策も、平行して考える必要もありますが)
それと、このときに防災を取り上げていましたが、この後、まさか10月に大雨被害が出るとは・・・。

◇2019年(令和元年)9月議会(第4回定例会)

1.公共交通の不満と改善について
 1)名取市第五次長期総合計画の事業進捗状況では「公共バスの充実」の満足度が低い。どのようにして満足度を向上させるのか。
 2)複数のタクシー会社の廃業と、交通弱者の増加について、どのように捉えているのか。
 3)なとりん号の一部路線をデマンド型乗り合いタクシーなどに変更し、本市に合わせた公共交通の最適化、再配置を行うべき。
2.訪問入浴サービス事業の利用回数について
 1)人権や公衆衛生の観点から、週に複数回以上に改めるべき。
3.校納金の振替手数料の負担について
 1)市内小中学校の校納金について、振替取り扱い金融機関を単一または複数としているのはそれぞれ何校か伺う。
 2)ことし4月から振替手数料が上がったことによる保護者の反応を、どのように捉えているのか。
 3)給食費の単価増と振替手数料増による、教育費の家計への負担は大きいと捉える。特徴ある子育て支援として、財政調整基金を活用し、振替手数料の負担軽減を図るべき。

※いま考えると※

名取市の新しい長期総合計画を考える中で、現行の計画の進捗確認に「公共交通の不満」がありました。また、党でアンケート調査をしたのですが、分析をしてみると、やはり同じくでした。(飛び抜けて出ている)
そのなかで、市内のタクシー事業者が(事実上)廃業するという、さらに公共交通が後退する事態が起きて、取り上げたのでした。
また、校納金については、子どもを持つ同級生の強い不満も聞いていたので、内容を整理して取り上げました。
この時の議論に納得してる人は少ないので、今後も取り組みが必要でしょうね。

◇2019年(令和元年)12月議会(第6回定例会)

1.新たな水害対策について
 1)水田や下水などから水があふれることで、ネズミが出ている地域がある。今後はネズミ捕りや殺鼠剤の準備も必要ではないか。
 2)今回の大雨では稲わらの流出で、深刻な被害があったが、今後は稲刈り終了後に速やかに適切な稲わらの処理をするように依頼すべき。
2.館腰地区の内水氾濫対策について
 1)平成6年(1994年) 9.22豪雨からの、浸水対策の進捗と課題は。
 2)名取市雨水対策基本計画(既成市街地)にある、内水浸水想定区域図や洪水ハザードマップを作成・更新、配布。普及し、読み取る教育も進め、 自助・共助対策も進めるべきではないか。
 3)川内沢川中流域の早期の拡幅・改良などを、国・県に対して、 より一層強く要望すべき。
3.防災・減災の取り組みについて
 1)今回の大雨災害での、情報提供の課題は。またどのように改善するのか。
 2)防災ラジオやSNSなどに触れる環境にない市民にも、あらゆる方法を駆使して情報提供をすべき。
 3)市職員に気象予報士を採用し、情報を早く正確に出せるようにすべき。
 4)震災からの教訓を生かし、防災安全課、下水道課、土木課などの組織を横断するような、また、新たな防災。減災に対応できる組織づくりをすべき。
4.共生社会に向けて
 1)公共施設の新築・改築の際には、障がい者などの利用者の参画を推進し、ユニバーサルデザイン仕様とし、また既存の施設については、利用状況や利用者の声を定期的に確認し、よりよく施設を改善していくべき。

※いま考えると※

10月の台風19号から始まって、週末に大雨が続き、市内でも被害が出ました。

臨時議会はありましたが、報告のみでしたし、今後どうしていくのかを確認しておく必要があります。市民のみなさんの関心も非常に高いことですので。
市長の答弁には「取り組む」とのことがあったので、今後は進捗の確認が必要ですね。また、来年に同じ被害が出るかも知れませんし。

また、共生社会については、私も気づかなかったことが多く、視野を広げることが大事と痛感しました。
その後、程なくして、具体的な動きが見えてきたので、取り上げて良かったと感じています。

◇2019年(平成31年/令和元年)をまとめると

任期最後でしたが、ホントにまとまらなくて、幅広い内容になってしまいました。
名取市は、過去に住みよさランキング2018で、全国3位になったことがあります。
でも、やっぱり細かい(?)ところに不満が隠れていることが多いです。
これらを一つ一つ解消していく取り組みが大事かな、と考えています。
いよいよ2020年は改選の年なので、再選できるようにガンバりますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?