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コンタクトのきょうふ


コンタクトがはずれないので眼科医へ行った。

この目医者は待合室にある本が独特で
タレント本が好きらしい。前は飯島愛の「プラトニックセックス」を読破した。今回はX JAPANのToshiとガーシーの本があって、どちらもたまらなく読みたかったが、目がショボついて読めなかった。

名前を呼ばれて診察室に入ると「いつから取れないの?」と聞かれたので「き、きのうの夜からです」と嘘をつく。本当は三日前の朝からなのだが叱られそうな気がするし、何度も来ようとはしたが急な雷雨や腹痛に見舞われて叶わなかったので許してほしい。

麻酔の目薬をさされ、診療台にアゴをのせる。右眼はすんなりとれたが、左眼は少し難航した。ソフトレンズが半分に切れていたのだ。目を擦りすぎたか、コンタクトを外そうといじりすぎたせいだろう。半分は自然にとれたようなので残りの半分を取り出して目を洗ってもらったら、しんじられないくらいスッキリした。

それにしても有料でコンタクトを外してもらったのははじめてである。あちこちの汁が足りなくなるお年頃のせいか、外しにくさはここ数年感じていたが、コンタクトが改良されてウルウルになりすぎたのも私的には問題を感じる。昔のコンタクトは一日経つとカピカピになってペッ!と目から吐き出されていたが、今のコンタクトは外し忘れるといつまでもウルウルしている。気付いた時にはピッタリ貼り付いてウルウルしている。

コンタクトを外すのに手こずる時と、
腹が痛すぎる時は今も心の中で「おかーさーん!」と叫ぶ。それくらい追い詰められるのに何でコンタクトを使うのかといえば、理由は色々ある。友達と会う時に多少見栄張ってオシャレをしたいとか、マスクとめがねだと曇って嫌だとか。何よりも美容院はコンタクトでないと困る。髪を染める間はめがねがかけられないので、雑誌もスマホも裸眼では読めない。退屈すぎるのだ。

それにしても外しにくいのはこまる。
プラスチック製のコンタクト外し機みたいのがあるのだが、それがバリっと割れて使えなくなったのも今回の敗因だ。外し機を2個ぐらい買って、コンタクトの種類も変えてみよう。本当はプロの「必殺はずし人」みたいな人が家にいるといいのだが。

#コンタクト
#眼科

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