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Alphabet(GOOGL):FY2021 3Q決算|過去最高の売上/利益 を更新!

今回は2021年10月26日に発表されたAlphabet(以下グーグル)のFY2021 第3四半期(7-9月)決算の解説をしたいと思います。

なおこのノートでは、GAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m

0.Alphabetとは?

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まずは3Q決算に入る前に、Alphabetは幅広い事業領域にまたがっているので、Alphabetのスナップショットから見ていきたいと思います。

グーグルのFY2020の売上高$182bil(約20兆円)、営業利益$19.3bil(約2.1兆円)で、売上高の68%がGoogle検索やYouTubeからの広告収入で、Google Networkまで含めると全体で広告関連が約80%を占めています。

AmazonのAWSやMicrosoftのAzureと比べると出遅れ感はあるもののGoogleのクラウドは順調に成長しており全体の7.2%、アプリ事業者からの手数料収入であるGoogle Play収益も11.9%となっています。

1.FY2021 第3四半期(7-9月)業績ハイライト

業績

FY2021 第3四半期(7-9月)グーグルの売上高は、前年同期比約41%増の$65.1B (約7.1兆円)、営業利益は87.6%増の$21.0bil(約2.3兆円)で過去最高を更新

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事業別では、主力の広告事業が前年同期比で約43%増加、前四半期と比べて伸びは少ないものの、依然として高い伸びとなっています。またクラウド事業も前年同期比で約45%増、営業赤字も約$644mil(約700億円)にまで縮小し、堅調に推移しています。

2. マネジメントから主なコメント

● 広告主の支出が広範囲に渡って好調であったことが業績を牽引。また、消費者のオンライン活動も引き続き活発
→ 業種別では小売事業を中心に、メディア・エンタテインメント、金融、旅行も大きく貢献
→ プライバシー保護技術に投資してきたこともあり、AppleのiOS14.5へのアップデートの影響は軽微(一部 Yotubeではあるったものの)

●Youtubeはダイレクトレスポンス広告とブランド広告の両方が好調であったため、43%増

●Google Cloudの収益成長率は、インフラストラクチャとプラットフォームサービスの両方の大幅な成長を反映し45%増

3.株価の反応

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好調な決算に加えて、Facebookと比べてAppleによる追跡型広告を巡るプライバシー保護策を強化(i OS14.5へのアップデート)の影響が軽微であることが改めて確認されたことから、10月26日の決算発表後の翌日には株価は約5%上昇

今回の決算も無事に通過したようです。

4.最後に

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