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仙台89ers:2022-23シーズン 第30節(4/8,9 Home Game vs千葉J at カメイアリーナ仙台)プレビュー

◯これまでの仙台

前節のレビューはこちら。

3月より好調を維持し、第28節ではHomeでB2時の借りを返す形の連勝でもって意気揚々と乗り込んだ北の大地でしたが、そこは地区最下位に甘んじているとはいえここまでずっとB1で闘い続けてきた北海道、その意地を見せつけられるように終始競った展開ながらも我慢比べで最後に根負けする形で悔しい敗北でした。

仙台としては序盤中盤の中身も希薄な何をしたいのかがさっぱりわからないようなGame内容はすっかりなくなってきて、オフェンスディフェンスともに自分たちがやりたいことは概ねできているようには思いますので、あとは本当にディテールの問題でしょう。そうしたところを突き詰められるとまた更に一段階上に行けそうな気もするのですが、シュート精度の向上などなかなか即効性をもって改善できない部分もあるのでそこは少しずつでも積み上げていかなければいけない部分です。

◯千葉ジェッツふなばし

今季はWeekday GameをHomeとAwayで1Gameずつ対戦。Home対戦時は仙台としてはそんなに悪い内容には見えないのに気がつけばリードを広げられて淡々と敗れ去ってしまったGameで、その後の千葉J24連勝の端緒となりました。しかしAwayでは仙台が始めさせる形になった千葉Jの連勝を仙台自ら敵地で止めてみせ、Bリーグファン界隈には驚きを、89ersファン・ブースターには身も世もない歓喜をもたらしたGameとなり、3月から続く好調をもたらしています。

前回対戦のレビューはこちら。

千葉Jと対戦するときにはなぜか千葉Jのロースターが揃い切らないことが多く、西村が過去2Gameではいずれもベンチ外やDNP、帰化枠のエドワーズが前回はけがでベンチ外でいまだ完治せず、またスターターを長く勤めていた佐藤も前節からけがでベンチ外。前節群馬戦でも10名のロースターとなっていましたが、そこは今季最強とも呼び声の高い千葉J、外国籍3選手と富樫、原の5人が2桁得点をあげ群馬を一蹴、この辺はさすがの実力と舌を巻かざるを得ません。

◯今節の展望

今節の千葉Jもおそらくロースターは前節同様10人ほどで臨んでくると思われけが人の多さに最後まで悩まされそうではありますが、千葉Jにとって仙台はHome船橋で連勝を止められるという屈辱を味わされたクラブでもありますから、今回は下位相手に同じ轍は踏まぬとばかりにはじめからエナジー全開で当たってくるであろうことは想像に難くありません。

仙台としては前回同様、ファウルをしてでも止めるという気迫を持った激しいディフェンスを遂行できなければ千葉Jを止めるのは難しいでしょう。もっとも、前回はファウルからのFTを39本も与えてしまっており千葉J各選手のタッチの悪さで23本しか決められなかったところで助かったところはあり、今回もFTを外してくれるとは限らないので、ファウルするにも限度はありましょうが・・・。ただ千葉J側も稼働人員の少なさから主力のプレイタイムが非常に長くなってしまっており、疲労度合いは気になるところでしょうか。

仙台にとっては今節千葉Jに勝利して見せることで、あの連勝ストップはフロックではなく、仙台が持つ力故だったのだと改めて証明できるというもの。高まっているチームとしての力をHomeのダイキエンのアドバンテージでもって再び千葉Jに見せつけてやりましょう。今の仙台89ersなら決して夢物語ではありません、現実のものとしてチーム・スタッフ・ファン・ブースター一丸となってまた一つ高みに上りましょう。

それではまた。


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