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不思議なことは不思議なままに


今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『私は私』(サンマーク出版)です。その中から「あまり深刻に考えないことだね」という題でブログを書きました。

本書の中に「不思議なことは不思議なままに」という心に響く一節がありました。

ある人が、私に「斉藤さんの前世は、お坊さんの○○○○だったんじゃないですか?」と言ってくれたことがあるんです。名前を言うとみんながびっくりするよう な、すごい大物を出してきたの(笑)。 いや、そんなふうに言ってくれる気持ちはありがたいんだよ(笑)。きっと、一人さんのことが好きでそう言ってくれたんだろうからね。
ただ、私はそういうことに興味がないんです。 不思議な話が好きな人は、「自分は前世なにをしていたんだろう」「誰の生まれ変わりなんだろう」ってことを気にする場合が多いんだけど、私はそういうのを考える余裕がないくらい、今世のことで頭がいっぱいなの。
いま自分ができることはなにか、ここでどれだけ愛を出せるようになるか、どこまで幸せになれるかってことに一極集中。だから、過去世のことまで考える暇がないというか。 今世の幸せを大きくすることに、いつも命がけなんだ。
確かに一人さんは、「人の魂は何度でも生まれ変わる」と信じているから、誰かの生まれ変わりであることは確かだと思っているよ。 ただ、その「誰か」が有名人だろうが立派な人だろうが、ふつうの人だろうが、あまり関心がないの。
過去世を知ればいまの1000倍学びが深まるとか、そういう特典があるわけでもないしね(笑)。 前世がどうだろうが、今世の自分はいままでより1歩でも上に行く。 私の関心事はただそれだけで、一人さんは、いま自分が出せる愛で1段でも階段をあがりたいんだ。
それが自分の幸せの道であり、まわりの人たちも幸せになる道だと思っているからね。というか、そもそもこの地球上では、いくら自分の過去世を知りたくても、それを知る確実な術はないでしょ?
つまり「地球では、不思議なことを詳細に知る必要はない」というのが神様の意向なんだよね。肉体を持って生きているあいだは、そういうのを知らないほうがいいから、よくわからないようにしてあるんじゃないかな。 不思議なことは、魂があの世に帰ればぜんぶわかるだろうし、それでいい。私はそう思っています。

輪廻という仕組みがあることを信じることは、人生を豊かにするために大事なことだとは思います。しかし、輪廻があろうがなかろうが、我々がこの現世でやることは一つです。それは、生まれた時よりも少しでもましな人間になって、あの世に帰っていくことです。

この世にいる限り、自らの魂を磨き、自分を高めていくことです。そして、同時に、如何にまわりの人に喜んでもらえるかの実践の場、がこの地球という星なのだと思います。だから、過去世が何であろうと、やることは同じです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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