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ギブには、気づいた時遠くまで行けている力がある

今日のおすすめの一冊は、尾原和啓(おばらかずひろ)氏の『あえて数字からおりる働き方』(SBクリエイティブ)です。その中から『ギブを重ねることで「意味のある」存在になる』と題してブログを書きました。
*ブログの詳細はこちら☞人の心に灯をともす

尾原和啓氏は本書の中で「ギブと変化すること」についてこう語っています。

“若い人は小さな階段でいいかもしれないけど、自分は若くないから、やはり大きな階段を設定しないといけない”と、焦ってしまう人もいるかもしれません。本当にそうでしょうか?たとえば僕は、今でこそ出版させていただいたり、講演会やテレビに読んでいただいたり、自分でもオンラインサロンを運営するなど公に出るようになりましたが、一切、人目につかないように生きてきました。
しかし、出会う人たちから講演や本の出版をすすめらる機会が年々増えたことをきっかけに、まずは表に出る苦手意識を変えていくことから取り組みました。講演も、小規模の会場で、登壇者の対談相手としてなら出させていただいたり、そうやって、少しずつ慣れていくことで、苦手意識を克服していきました。そして結果的に、働き方そのものを大幅に変化させることができました。
つまり、自分を変化させるために小さなステップを踏んでいくのに、年齢は関係ないと思うのです。“もう年だから”と諦めたり焦るくらいなら、まずは小さな1歩を踏み出してみるほうがずっと楽しいんじゃないかなと僕は思います。とはいえ変化することは怖いですよね。だからこそのギブだし、だからこそ、自分に意味を感じてくれるパス回しする相手を見つけていくことだと思います。
ギブは2種類あります。1つは、自分の内側にある力で、人にありがたいと思われること。2つ目は、相手の視点に立って、自分の外側にあるモノを自分の思いを載せてギブすることです。自分の内側にある好きをギブしていく中でライフワークに出会い、ギブした相手とライフワークに夢中になっていくうちに気づけば遠くまで来ていたり、好きな相手の視点に立って、相手が好みそうなものを探しているうちに、自分の壁を乗り越えていけるようになっていたりと、ギブには気づいた時には遠くまで行けている力があると信じています。
何よりあなたからのパスを喜んでくれる相手が見つかれば、失敗すら楽しみに変わってきます。「役に立つ」で成立する付き合いは「役に立たなければ」ツライですが、「意味がある」付き合いには、ミスや失敗も(むしろ失敗のほうが)いい思い出になりますよね。
変化の時代は、昨日まで正解だった解決法が通用しなくなる時代です。誰も知らない未来に向かう旅路は教科書に載っている解き方をなぞることではなく、たくさんの失敗の中で正解に辿り着くしかありません。そして、むしろ「役に立つ」ことに価値がなくなる時代では上等なレストランのステーキよろも途中の失敗も含めて楽しめるBBQのほうがずっと「意味」という価値があります。
あなたに1人でも2人でも失敗を含めて楽しめるパス回しができるギブの相手がいれば、つい不安になってしまうくらい先のわからない未来への旅も、楽しい冒険の旅路に変わりませんか?むしろ見えない未来こそ、楽しいギブの種がたくさん眠るワクワクの宝の山です。

小さなギブを続けていくと、それを喜んでくれる人が出てきます。そして、そのことを面白がってくれ、やがて必要とされる人になります。「意味のある存在」とは、誰かに必要とされる存在になることです。

「ギブには気づいた時、遠くまで行けている力がある」、人生という冒険の旅路を楽しみたいと思います。

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