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すべてはよくなる

今日のおすすめの一冊は、高田明和(あきかず)氏の『脳と心に効く言葉』(二見レインボー文庫)です。その中から「好かず、嫌わず」という題でブログを書きました。

本書の中に「すべてはよくなる」という心に響く文章がありました。

「このところ少し物覚えが悪くなった。ぼけの始まりだろうか。どこかにぼけについて調べてくれるよい先生はいないだろうか。いや、かえって『あなたは ぼけが始まっていますよ』などといわれると困るからやめておこう」 などと結論づけます。

そのうちに 「やっぱり医者に見てもらおうか」 などと思い直したりします。とにかく心配が頭を離れないのです。このようなとき、心配がふと頭に浮かんだようなときに、 「すべてはよくなる」「すべてはよくなる」 とくりかえすのです。 

朝、顔を洗おうとしているときに心配事が頭に浮かんだりします。このときにも間髪をいれず、「すべてはよくなる」 と自分に言い聞かせるのです。すると不思議なことに、考えようとしていた取り越し苦労が消えてゆきます。 

「すべてはよくなる」という言葉には、言霊としての力があると思います。 私も心配事があるときは、呪文のように口に出していってみます。すると次第に気分がよくなり、心配事を拾い出そうとしなくなります。仕事にも気持ちが集中するのです。 心配事に取り合ってはいけません。

心配事が浮かんだら、「すべてはよくなる」と言い聞かせましょう。 この言葉があなたの脳や体に与える影響はバカにできません。気持ちがよくなり、不安がなくなるのは、言葉の力が脳によい影響を与えるからなのです。 

考えても解決のつかないことを考えることは脳に悪影響を与えます。 言葉の力を信じて、気持ちのよくなるようにこの言葉をくりかえしましょう。本当に心配事が消えてゆきます。

「素直な心というものは、だれに対しても何事に対しても耳を傾ける心である」と言ったのは、松下幸之助翁。

どんなに、いい言葉やいい話を聞いても、素直にそれを聞かず、またそれを実行しなかったら、人としての成長や進歩はない。

日本は、「言霊の幸(さきわ)ふ国」と、万葉集にある。言葉の力によって、幸福がもたらされる国だということだ。

言葉の力を信じなければ、幸福はもたらされない。いい言葉、素敵な言葉を言い続ければ、いいことがやってくる。逆に、汚い言葉、人をおとしめる言葉、不平不満、愚痴、泣き言、悪口を言えば、幸せや運は逃げていく。

「すべてはよくなる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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