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好きと嫌い

今日のおすすめの一冊は、関野吉記氏の『「好き」の設計図』(クロスメディアパブリッシング)です。

日本経営合理化協会会長の牟田學氏は、すべての事は、正しいか間違っているかという正誤表で決まるのではなく、好きか嫌いかで決まるといいます。「結婚相手を選ぶ時はもちろん、ネクタイ一本でも、食事を選ぶときでも、決定要素は『好き嫌い』である」と。

商品や会社はもちろんのこと、政治でも、経済でも、宗教でも、哲学でも、もちろん人も好き嫌いで決まります。どんなに立派なことを言っていても、地位があろうが、年齢が高かろうが、お金があろうが、美人(イケメン)であろうが、嫌いな人は嫌いだし、好きな人は好きです。そこに理屈はありません。

陽明学を樹立した王陽明(中国明代の思想家)は、こう語っています。「天下のこと万変といえども、吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず」。世の中がどんなに変わろうと、すべてのことは「喜怒哀楽」という、この四つの「情」から発しています。情とは、感情のことであり、つまりは、好き嫌いのこと。

なぜ、ファッションなどの流行があるのかと言えば、それは人の好みが変わるからです。今まで持っていたものや考え方が、なぜか「オシャレじゃないな」と思ったり、「それ、イケてないんじゃないか」と感じてしまうからです。これも、「好き嫌い」。

好かれる人って、「愛敬(あいきょう)」があると言われます。愛敬のある人は「いつもニコニコしていて明るい」「笑顔がある」「時々ドジをするがにくめない」「聞く時のリアクションが大きい」「すぐに驚く」「ノリがいい」「可愛いところがある」等々です。

この愛敬がある人は、男女、年齢を問わず皆、こういう資質を持っています。可愛げ、と言ってもいいかもしれません。好かれる人って、長い人生で、ホントに得すると思います。

今日のブログ(3分動画も)はこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12598759601.html

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